(N211)駅レビュー(都営新宿線)~後編~ | BLUEのブログ

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前編にもどる

 

今日の内容は、「駅」レビューの都営新宿線の後編です。

 

では、スタートします。なお、順番は駅番号順に並べております。ちなみに、各駅よりバスで行ける駅に関しては当路線及び乗り換え路線で行ける駅を省略しています。

 


 

【全体マップ下矢印

 

 

急行停車駅は急行で示す。

 

  急行【S-11】森下駅

 

 

 

当駅から先は新大橋通りに沿っていく。新大橋の東にある駅で、深川神明宮の門前町として栄えた場所である。ただ、現在でこそ東京の下町らしい街並みとなったが、かつてはドヤ街として知られていたらしい。

 

【バスで行ける駅】

 

【駅周辺施設】

  • 深川神明宮
  • 森下文化センター
    • 工匠館
    • 田河水泡・のらくろ館
  • 江東区芭蕉記念館 ほか

 

  【S-12】菊川駅

 

 

 

あの「鬼平犯科帳」は当駅付近が舞台のモチーフとされている。ただ、街の感じは隣の森下駅とそんな変わらないような…。ちなみに、古くからの住民は「本所菊川」と呼称する習慣があるという。

 

【バスで行ける駅】

 

【駅周辺施設】

  • 高森公園
  • 東京都現代美術館(MOT) ほか

 

  【S-13】住吉駅

 

 

 

東京都内では最後の乗り換え駅。それ以外は特にこれまでの駅と何か変わったところはない。……この駅って一体何があったっけ!?

 

半蔵門線のホームにある留置線は今後有楽町線の支線として豊洲まで延伸する予定。

 

【バスで行ける駅】

 

【駅周辺施設】

  • 猿江恩賜公園
    • 江東公会堂(ティアラこうとう)
  • 江東区こどもプラザ
  • 伊勢ヶ浜部屋 ほか

 

  【S-14】西大島駅

 

 

 

パッと見ただけならありきたりな駅名であるが、実は難読駅名で「にしおおしま」ではない(詳細は次の大島駅で説明)。相変わらずの下町風景だが、当駅付近から団地が多く見受けられるようになる。

 

【バスで行ける駅】

  • 錦18は平日のみ、急行05は休日のみ運行する。

【駅周辺施設】

  • 江東区総合区民センター
  • 大島緑道公園
  • アリオ北砂 ほか

 

  急行【S-15】大島駅

 

 

 

駅の呼び方は「おおしま」ではなく「おおじま」が正しい。なぜ「おおじま」になったのかは知らないが、遅くとも明治時代には定着していたという。駅周辺は目印になるものが少なく、そのせいか急行停車駅で最も利用客が少ない。

 

【バスで行ける駅】

 

【駅周辺施設】

  • 江東病院
  • 北砂五丁目団地広場
  • 小名木川児童館 ほか

 

  【S-16】東大島駅

 

 

 

都営新宿線開業時の始発駅で、ここで一旦地上に出る。駅全体が大島小松川公園に囲まれているがやはりここは東京であり、車窓から見る風景は自然よりもマンション群の方が目立つ。

 

当駅は「江東区と江戸川区の区境の河川橋上駅かつホームに行政区分標がある全国でも珍しい駅」として、2000年に関東の駅百選へ定められている。

 

【バスで行ける駅】

 

【駅周辺施設】

  • 荒川
  • 大島小松川公園
    • 東京都交通局大島車両検修場
  • 東大島文化センター
  • 中川船番所資料館
  • 小松川さくらホール ほか

 

  急行【S-17】船堀駅

 

 

 

駅前の「タワーホール船堀」が象徴的な存在。ここには地上115mの無料展望室があるほか、江戸川区役所を移転する計画も存在する。それ以外は住宅街ではあるが、これまでの駅とは違い比較的新しい建物が目立つ。

 

ちなみに、当駅から少し歩くと「大島」という紛らわしい名前のラーメン屋がある。

 

【バスで行ける駅】

 

【駅周辺施設】

  • タワーホール船堀
    • 江戸川区総合区民ホール
  • 船堀駅前トキビル
  • 船堀スポーツ公園
  • 江戸川区自然動物園 ほか

 

  【S-18】一之江駅

 

 

 

環七通りの下にある駅。当駅以東は再び地下に潜っていく。当初は「春江駅」になる予定だったが、開業直前になって現在の一之江駅になった。駅周辺は相変わらずの住宅街だが、これまでより建物の高さが低くなっている感じがある。

 

当駅は都県境の今井橋が近いが、千葉県方面へ向かうバスはない。

 

【バスで行ける駅】

 

【駅周辺施設】

  • 新中川
  • 一之江境川親水公園
  • 江戸川区コミュニティプラザ一之江 ほか

 

  【S-19】瑞江駅

 

 


 

都営新宿線では最後の急行退避駅。「瑞江で急行の通過待ち」の表示を見て「どこ!?」って思う京王ユーザーもいるはず。駅前は駅ビルや駅前広場、さらにはバスロータリーがあるが、地下鉄の単独駅でこれらが揃っているのは珍しい。

 

【バスで行ける駅】

 

【駅周辺施設】

  • ラパーク瑞江
  • 東部フレンドホール
  • 大雲寺(役者寺) ほか

 

  【S-20】篠崎駅

 

 

 

東京都で最東端に位置する駅。隣の瑞江駅と同様にロータリーなどが揃っている。江戸川区スポーツランドへ向かうバスが多く出ており、篠崎公園と共に憩いの場となっている。

 

ちなみに、東京都自体の最東端は「南鳥島」で、同時に日本で最も東にある事を付け加えておく。

 

【バスで行ける駅】

 

【駅周辺施設】

  • 篠崎公園
  • 篠崎ポニーランド
  • 東京さくら病院
  • 江戸川区スポーツランド
  •  E14  京葉道路【1】篠崎IC ほか

 

  【S-21】本八幡駅

 

 

 

市川市総合庁舎下車駅。都営地下鉄なのに千葉県にある事にはツッコミを入れてはいけない。市川市では市川駅の次に大きい街であり、公的及び商業施設が数多く建ち並ぶ。ちなみに、駅から少し東に歩くと、北口側には駅名の由来になった「葛飾八幡宮」があり、南口側には「サイゼリヤ1号店」の跡地が見えてくる。

 

京成線の八幡駅とは地下通路で繋がっており、連絡運輸も実施している。なお、京成の踏切より北は高級住宅街で知られている。

 

【バスで行ける駅】

 

【駅周辺施設】

  • シャポー本八幡
  • パティオ本八幡
  • 八幡ハタビル
  • ターミナルシティ本八幡
  • 京成電鉄本社
  • 市川市文化会館
  • 市川市中央公民館
  • 全日警ホール ほか

 


 

以上です。都営新宿線は開業から40年以上が経過しましたが、開業当時には新鎌ヶ谷駅まで延伸する話や、京王の改軌を条件とした標準軌の採用などの話もありました。しかし、いずれも現在に至るまで実現しておらず、今後も現状のままの状態が続いていく事でしょう。

 

今日はこれで終わります。都営新宿線は他の沿線よりは地味ですが、それでも新宿へ行くというメリットは大きいので、都内に住みたい方は参考に。

 

つづく