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さて、プロ野球には欠番になっている番号がいくつかあると思います。そこで、今日現在で欠番になっている背番号を並べてみました。なお、年度が変わるごとに更新していく予定です。
現在公開中のものは「2024年版」で、このシリーズは「2023年版」(2023.8.3公開)のものを再リニューアルしたためカウンターにハイフンが付いています。
ちなみに、100番以降は省略しました。太字になっている数字は永久欠番または準永久欠番です。
【参考ブログ】
【セ・リーグ】
◆阪神
永久欠番:10・11・23
欠番:6・9・18・22・24・29・31・42・79・82・92・98
- 金本知憲の「6」はかつて永久欠番になる噂があった。
- 永久欠番「10」は球団史上で故・藤村富美男氏しか着けた人がいない。
- 故・村山実氏は監督でも「11」を着けていた。
- 藤川球児の「22」はWBCで「ユアレス」こと湯浅京己投手が着けており、実際に阪神で継承するかが注目される。
- 吉田義男は1985年に日本一になった時の「81」ではなく、現役時代の「23」が永久欠番となっている。
- 2023年に死去した故・横田慎太郎氏は生前に「24」を着用していた。ただ、この番号は桧山進次郎のイメージが強い。
- 育成選手となった高橋遥人投手は入団時から「29」を着けており、支配下復帰まで欠番になると思われる。
- 掛布雅之の「31」は2019年になって、引退後初の外国人が着ける事に(現在は欠番)。
◆広島
永久欠番:3・8・15
欠番:1・4・5・6・23・79・88・92・93
- 故・衣笠祥雄氏の「3」は入団時から着けていたわけではない(最初は「28」で、鉄人28号にもじって「鉄人」と言われるようになったらしい)。
- ミスター赤ヘル・山本浩二は監督時代にも「8」を着けていた時期がある。
- 日米200勝投手・黒田博樹の「15」はメジャー移籍から広島復帰までの間も欠番となっていた。
- 菊池涼介内野手は侍ジャパンでは「4」を着けていたが、通常は「33」であり現役選手では最長着用者となっている。
あれ、そういえば「33-4」の並びって…(ry
◆DeNA
欠番:12・21・23・47・52・68・78・91・95・96・99
- 球団がDeNAになるまでは、球団に対して貢献のある複数の著名人への番号として「100」が永久欠番に指定されていた。
◆巨人
永久欠番:1・3・4・14・16・34
欠番:9・10・11・21・39・52・69・92
- 王貞治は巨人入団から退団までの30年間、背番号「1」を一度も変更しなかった。
- 長嶋茂雄終身名誉監督は、監督時代にも「3」を着けていた時期がある。
- 「4」が永久欠番になっているのが不思議で仕方がない。
- 「8」は原辰徳前監督が現役時代に着けていた準永久欠番であるが、実は欠番だったのは2018年のみ。
- 「14」の故・沢村栄治氏がいなければ、今の「沢村賞」は存在しなかったはず。
- 故・川上哲治氏は「16」が永久欠番になったため、途中から「77」に背番号を変えている。なお、監督としてV9を達成したのは「77」になってから。
- 「34」は400勝投手の故・金田正一氏だが、実は巨人にいたのは5年ほどしかない。
◆ヤクルト
欠番:2・6・8・11・71・77・80・86・90・91・94・96・97
- 中村悠平捕手は2021年に「52」から「2」に変更したが、わずか1年で1ケタ番号を返上して「27」に変えている。なお、「27」は古田敦也が引退して以降欠番が続いていた。
- 宮本慎也の「6」は永久欠番でもおかしくなかった番号で、着用にふさわしい選手が現れるまで欠番となる。
え、元山?そんなのいたっけ?
◆中日
永久欠番:10・15
欠番:0・21・23・40・56・61・62・65・69・70・74・98
- 立浪和義監督が現役時代に着けていた「3」はかつて永久欠番になる噂があった。
- 「10」と「15」は戦前から在籍していた選手が着けていた番号で、引退するための条件として永久欠番にしたらしい。
- 育成選手となった岡田俊哉投手は2012年から「21」を着けており、支配下復帰まで欠番になると思われる。
- 50歳まで現役だった「山本昌」こと山本昌広の「34」は本人の強い希望により永久欠番にはならず、現在は9年目の左腕・福敬登投手に与えられている。
- 2021年に急死した故・木下雄介氏は生前に「98」を着用しており、京田陽太内野手は移籍先のDeNAでわざわざこの番号を選択している。
【パ・リーグ】
◆オリックス
欠番:18・47・49・51・60・65・68・69・82・92・94
- 「1」は合併前の近鉄で鈴木啓示の永久欠番とされていた。
- 福本豊の「7」はオリックス退団後10年間欠番であり、現在でも生え抜き選手に限れば複数年着用した例がない。
- 山本由伸投手の「18」は、球団社長曰く「それを背負う意気込みがある選手」が現れるまで欠番とする模様。
- 「イチロー」こと鈴木一朗の「51」はオリックス退団後誰も着けた人はおらず、実質的な永久欠番と化している。事実、本人は「誰も僕の番号を着けたがる人はいないでしょうね」と発言している。
- 近鉄最後の監督となった梨田正孝は選手に向けて「お前たちが着けている背番号は、全て近鉄バファローズの永久欠番だ」との言葉を残している。
◆ロッテ
欠番:6・9・26・54・58・74・89・94・95・96・97・98
- 福浦和也コーチが現役時代に着けていた「9」は準永久欠番に指定された。なお、現在は投手時代の「70」に戻している。
- 「26」はマリーンズファンのための背番号とされているが、永久欠番にはなっていない。
- 「54」は「ジョニー」黒木知宏コーチが現役時代に着けていたイメージを持っているファンも少なくないはず。
◆ソフトバンク
欠番:00・4・5・10・15・20・42・51・81・89
- 秋山幸二の「1」はかつて永久欠番となる噂があった。
- ダイエー時代に現役で病死した故・藤井将雄氏の「15」は現在も欠番である。ちなみに、福岡ドームの15番出入口は「藤井ゲート」とされている。
- 「甲斐キャノン」こと甲斐拓也捕手は、故・野村克也氏に憧れて「19」に変更したらしい。
確か平成生まれですよね!? - 王貞治の「89」は永久欠番になる可能性があり、そうなるとプロ野球史上初の2球団での永久欠番となる。
- 「あぶさん」こと景浦安武外野手の「90」は、2014年に連載が終了するまでわざわざ欠番としていた。
◆楽天
永久欠番:10・77
欠番:00・1・6・12・15・16・26・33・37・62・73・94・99
- 「10」はイーグルスファンのための背番号とされ、ロッテとは異なり永久欠番に指定されている。
しかし、球団マスコットのクラッチは堂々と「10」を着けている。 - 球団唯一の優勝・日本一監督で、2018年に亡くなった故・星野仙一氏の「77」は功績を讃えて、三木谷浩史オーナーがお別れの会にて「永久の宝物として取っておく」 と永久欠番にする事を発表。これは選手以外では初の事例となる。
◆西武
永久欠番:24
欠番:3・18・26・28・39・49・64・67・72・78・89・92
- 故・稲尾和久氏の「24」は西鉄時代の背番号であったが、西武球団は平成24(2012)年の生誕75周年に合わせて永久欠番に指定(誕生日の7月1日に「稲尾和久デー」として選手全員が「24」を着用した。
「ジャッキー・ロビンソンデー」かよ!?)。 - 「27」は伊東勤のイメージからか、内海哲也を除けば専ら捕手登録の選手が着けている。
- 最近の「3」「89」は2017年に急死した故・森慎二氏及び色々とやらかした選手・コーチが該当し、何かと呪われている。
◆日本ハム
永久欠番:100
欠番:00・0・11・15・60・62・69・70・71・86・92・94・96・97・98
- 球団の方針で「00」と「0」は着けさせないらしい。
- 侍ジャパンの一員としても活躍したダルビッシュと大谷翔平両投手が背負った「11」を着ける次世代スターの登場はいつになるのか!?
- 本来なら投手が着ける背番号「21」は内野手の清宮幸太郎が着けている。メジャーリーガーを気取っているのか!?
- 「86」は球団史上で「親分」こと故・大沢啓二氏しか着けた人がおらず、実質的な永久欠番と化している。
- 「100」は日本ハム創業者である故・大社義規氏の永久欠番とされ、育成選手を含めて誰も着用していない。
こんな感じでしょうか。なお、各球団ごとにコメントも入っています。しかし、侍ジャパンの場合はやみくもに番号を当てはめるから、特に若い選手だと欠番の関係で変な番号(オリックスの宮城大弥投手の場合、ヤクルトの山田哲人内野手が「1」で決まっていたため当時楽天の松井裕樹投手が「13」となった事により、宮城は玉突きで「29」を着用させられた)になったりするんだよな…。
つづく