1歳児クラス後半くらいから大体の子が簡単な会話をする、衣服の着脱(靴下も含みます)靴の着脱、自分でご飯を食べる、遊んだおもちゃを片付けるなど、出来ることが沢山見られます。これは自分でやってみようと促していたから
家庭の姿はきっとお父さんやお母さんにやってもらうのを待っているのではないでしょうか
子どもの成長は日々驚かされるものがある反面、対応次第で自分では何もしようとせずお父さんやお母さんがやってくれるのを待つ子になるんです。
保育園での子どもの姿と家庭での子どもの姿の違いは働きかけるタイミングと見守り方、子ども同士の関わりだと思います。大人が働き掛けて難しいことも、子ども同士だとすぐ出来ちゃうことがあります。小さくても競争心はあるのかもしれません
園児の姿を見てこんなことも出来るようになったの⁉️まだ難しいと思ってたのに…と驚いたことはありませんか?
ある年の3月、もうすぐ2歳児クラスに進級する時期になっても自分のことを食事以外しない子がいたんです。その子と向き合って着脱のやり方を知らせるとやってみようとするけど、働きかけないと自分からは動かない…なぜだろう
親御さんに確認したところ、『大人がやった方が早いから全部やってました』確かにその通り!でもね…自分の時間が増える方が嬉しいと思いませんか
原因がわかりお母さんに伝えたのは、『子どもに教えるということは時間が掛かるし大変なことだけど、時間がある時に衣服の着脱、靴下も靴も自分で出来るように働きかけることは子どもの為だけではなく、お母さんたちの為でもあるということ』
『〇〇に遊びに行こう』って声を掛けただけで自分で準備してくれたら嬉しいですよね
親御さんに声掛けしてからしばらく経ったある日、『寝る前とかに色々教えてたら自分でやってくれる事が増えてきました』と嬉しい報告がありました。園での姿も別人のよう
保育園では沢山の子どもの中の1人だからじっくり向き合うと言っても家庭のようにはいかないので覚えるまで時間が掛かります。家庭では自分の子どものみに向き合うので覚える速さも全然違います。もう覚えたの⁉︎と驚く事があります
出来た喜びは子どもの活力!
見て!お父さん お母さん 出来たよ!
自信がついた子どもは何でも自分でやろうとするし、自慢したくなるものですそして…今まで子どもに費やしていた時間は自分の為に使えるようになる
子どもに向き合う時間を作るというのは働いてると難しいし、休日は出掛けたいし、どうしたらいいんだとなるかもしれませんね。
覚えさせなきゃと意気込み方を間違えるとストレスになり、子どもに対して不必要に怒ってしまうという場面が増えてしまいます。
家庭それぞれのペース、やり方でいいんです。大人が全てやってあげるという事が無いようにする事が大切です
じっくり向き合いやり方を覚えてきた子どもには〇〇競争ヨーイドン!と言いながらゲーム感覚で行うというのもありかもしれません
でも、やる気が全く無い子にはどうしたらいいのか…とにかく褒める褒めて興味を持ってもらう
目標に全く達してなくても、今まで持つこともしなかったのに持った!
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褒める
『もしかして…今自分で持ったの!?すごい!』
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えっ持っただけなのになんか褒められちゃった⁉️じゃあもう一回持ってみちゃおうかな
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ということを繰り返しながら少しずつ、目標達成に向けての働きかけをしていく
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もしかして…こんなことも出来るのかな?
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見て!お父さん お母さん 出来たよ!
に繋がるのではないでしょうか?
大人も子どもの無理せず楽しみながら行うのが1番です