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成長を目指して、プロダクト化を行った場合、陥りがちなパターンがあることを前回ブログで書きましたね。
アイデアは面白いが、事業として経済合理性があわない。
製品を完成させる付加価値構造が未整備または整備には莫大なコストがかかる。
思い込みが強すぎるために、客観性にかけている製品・サービスを作ってしまっている。
製品・サービスを販売するマーケティングがわからない。
顧客ターゲットの絞込みが甘く誰にとっても買いづらい製品・サービスになっている。
の5つです。
それで、これをどう回避するかですが...
僕がお勧めしているのは、経営戦略コンサルタントが使っているオーソドックスなフレームワークによるアプローチです。
プロダクト化がしっかりできていないというのは、簡単にいうと、プロダクト化に際する詰めが甘いということですからね。
でも、どの角度から検討すればいいかが、起業家の方にはわかっていない。
ゆえに、長年使われ続けてきたフレームワークといのを活用するわけです。
目新しさはありませんが、古くから使い込まれてきたフレームワークは、それなりの使い勝手があるものです。
僕がプロダクト化で使うフレームワークは、主に以下のようなものです。
付加価値構造分析(といったような)によるKSF(Key Success Factor)の見極め
⇒ ビジネスシステム上のどの機能を押さえれば市場で有利に戦えるかを見極める。
顧客のセグメンテーション と KBF(最重要購買要因)の分析
4Pによるプロダクトのグランドデザイン
これらのツールを使って、一日から二日程度のワークショップを、経営者とマンツーマンで、または経営幹部も交えて、朝から晩までかけて、徹底的に、議論し、検討していく。
これを、びしっとやると、一日、二日の短い時間でも、現状のプロダクトが
なぜ売れないのか?
なぜ儲からないのか?
どうすれば売れるのか?
儲かるメカニズムはどこにあるのか?
などが、クリアになってしまうのです。
詳しいことは、またぼちぼち書いていきます。
次回は、『 利益成長の壁 』について書きたいと思います。
春日原森
