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Milan Nedelkovicと面会 by 山中コ〜ジ

$GENETO-Milan Nedelkovic

ホテルに到着後、直ちにお会いしたのがロンドンで住宅設計を多く手がけている建築家 Milan Nedelkovic(RIBA)です。
彼は山下麻子の友人関係で知り合った建築家で、主にデベロッパーと共同し、ロンドン市内とりわけ西ロンドン地域(bayswater area)の住宅をリノベーションしたり、場合によっては新築を設計したりという仕事をされているらしい。

$GENETO-Milan Nedelkovic

丁度事務所が移転している最中らしく、Milanのご自宅でお話を色々と伺うことになりました。
自宅も西ロンドンにあり、彼曰くこの辺りの建築は、ほとんどビクトリア時代に建てられたものらしい。

ビクトリア時代と言えば1837年から1901年の間をさしますから、近くても110年前になります。
地震が無いという事が日本とは決定的に違うことでしょうが、それにしてもレンガと鉄骨で造られた建物の耐久力と経年劣化の少ない事がわかります。

お自宅のインテリアはさすがに美しく造られていました。

$GENETO-Milan Nedelkovic

弟さんはロンドン在住の現代アーティストらしく、リビングの壁には彼の絵がかけられていました。
芸術兄弟なんでしょう。

$GENETO-Milan Nedelkovic

3階建ての住宅はほとんど手が加えられていましたが、一部オリジナルのレンガ壁を露出させるなど、元々の面影が残されていました。
今回のNRW-projectには、milanの住宅が規模や用途等、最も参考になる物件でしたが、非常に分かり易く説明をしていただきました。

$GENETO-Milan Nedelkovic

リビングにて、今回のプロジェクトの概要を伝え、色々とアドバイスをいただきました。
彼は設計料やコントラクトについてのUK式手法や、コストの大まかな概算方法等も教えてくださいました。
彼の話から、建築外観に関する規則(planning permission)とインテリアに関する規則(building regulation)がある事を教えられました。
その他、実際の現場管理をする人(main Contractorとsub Contractor)について等、日本と若干ですが違う事を教えられました。
しかし、施工コストは日本とそんなに変わらず、実質10%から20%増し程度じゃないかという印象を受けました。

$GENETO-Milan Nedelkovic

色々と話を聞いた後、近くにある美味しい郷土料理を出すお店へ連れて行って頂きました。
有名店らしく、お客も非常に多く、出されたお料理も美味しかった。
途中、milan婦人も合流し楽しい夕食会となりました。

建築以外にでも、UKについての色々なお話を聞くことができました。
特に、一般的に分かり易い内容で言うと、料理が美味しくない事で有名なUKですが、8年程前から大幅に改善されだし、現在は美味しいお料理を出すお店が多くなって来ているという話を伺いました。

色々とお教え頂き、お料理までご馳走頂きとてもありがたい夜でした。




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山中コ~ジ

London Metropolitan University Graduate Centre

GENETO-Daniel Libeskind

London Metropolitan University Graduate Centre
Daniel Libeskind
2004.march

僕にとってDaniel Libeskindの建築を見るのは今回が初めてでした。
Daniel Libeskindといえば、脱構築主義を提唱しアンビルドの建築家として登場し、1988年にベルリン・ユダヤ博物館のコンペに当選、以降は様々な建築を手がけている国際的なスターアーキテクトとして有名です。

学生時代に初めて彼の作品を見た時、衝撃的でしばらく脳裏を離れなかった事を今でも覚えています。
そして、こういう建築を作ることも可能なんだと言う、当時の僕にとって建築について考えうる一つの領域の様なものを指し示してくれた建築家でもあります。
当時からいつか見てみたいと、念願していました。

Daniel Libeskind作品の系譜を知る意味では、ユダヤ博物館から見て行く事が正しいかもしれませんが、そんなに贅沢な建築巡りはできないのが現実。
今回のLondon Metropolitan University Graduate Centreが僕にとって初めてとなりました。

今回も既成概念といいますか、建築に対する考えるべき物事の領域を広げられた気がします。
そんなに大きくない建築ですが、都市の中でしっかりと存在感を示しており、写真で見るよりずっと繊細でシャープな印象を受けました。

ロンドンの様式建築とのコントラストが素晴らしくマッチングしていると感じました。
この建築が日本のような木造建築独特の質感やスケール感を持った街並に挿入されるとどうなるのか。。
色々と想像を巡らせました。

想像以上に詳細なディテールについても意外な程に詰められており、建築設計精度の高さにも驚かされました。

GENETO-Daniel Libeskind


GENETO-Daniel Libeskind


GENETO-Daniel Libeskind


GENETO-Daniel Libeskind


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GENETO-Daniel Libeskind


GENETO-Daniel Libeskind


(とても刺激的な一時でしたが、建築内部に入る事は許されなかったことが残念。)

Studio Daniel Libeskind:London Metropolitan University Graduate Centre ←

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山中コ~ジ

LONDON出張での慌ただしい日々 by 山中コ〜ジ 

GENETO-LONDONへ

ロンドンから仕事のオファーがあったのは、昨年の11月頃だったように記憶しています。
それから、クライアントとインターネットを通してミーティングをしていましたが、実際の計画を進めるにあたり、直にお会いするほうが相応しいと判断し、いよいよロンドンへ行くことになりました。

勿論、海外でのプロジェクトはGENETOにとって初めてのことですが、今回の依頼はLONDONで発刊された建築雑誌 "GRAND DESIGNS"にて紹介された"AZB-apartment"を見、GENETO web siteの作品を色々と見た中”URBAN PASS PARK”を気に入った事で、オファーをくださったらしい。
建築雑誌やweb siteを見てオファーをくれたのも実は初めてのGENETO。
世界は広いんだと、改めて感じました。

とはいえ、何から進めれば良いのか、右も左も分からない状態での出発です。
(ちなみに、プロジェクトネームは既にブログでも書いたNRW-project)

GENETO-LONDONへ

飛行機はQATAR(カタール航空)を利用し、ドーハ経由のロンドン行きです。
渡航時間は乗り継ぎ含めて22時間かかりました。
関西国際空港からドーハ空港までが長く、機内では映画を見たり、小説を読んだり、ロンドンの物件について考えたりと、有意義な時間を過ごせました。

GENETO-LONDONへ

中国上空を飛んでいた時、ふと見下ろすと都市の明かりが凄く綺麗でした。
素晴らしい風景です。
都市を俯瞰すると色々な光の点がそこかしこに点在し、それらが多く集まる事で、一種独特の都市像を見せてくれます。
見方を変えると、大きな生命体のようにも見えてきます。

GENETO-LONDONへ

ロンドン(ヒースロー空港)へは、午後に到着しました。
飛行機から一望するロンドンの都市。
ロンドンへはプライベート含めて初めて行くGENETOメンバーなので、ロンドン市街の街並を俯瞰すると、色々な建築が見えてテンションが上がります。
London Eyeや、Millennium Dome、建設中のOlympic Stadium等を見ることができます。

僕達に与えられた時間は、実質4.5日程度です。
限られた時間内に全ての予定をこなしきる事ができるか、実際にロンドンを見ると少しプレッシャーを感じました。

GENETO-LONDONへ

飛行機を降り、ホテルで荷物を置くと、直ぐにお会いする予定だったロンドンの建築家 Milan Nedelkovicとの待ち合わせ場所へ向かいしました。
Milanとの事柄は後日書くとして、この様に休む暇無く動き続ける日々の開始です。

$GENETO-LONDONへ

Big Benと英国国会議事堂の前を通り過ぎたりと、打ち合せと打ち合せの合間の時間に、少し遠回りをして建築を見て回りました。
それにしても、様式の建築は素晴らしく、一軒一軒見入ってしまいます。
この国では、近代建築含め建築に対する考え方が日本とは全く違うと感じさせられます。

それは日本と違い、長く手を加えながら住む事で、売る時は高く売れるという独特の社会システムがあるということからも分かる様に、建築や街並が大切な存在であるという認識をしっかり持っている国民なのだと言う事でしょう。
その点を考えれば、京都の様な街並や古い建築を残すべき都市に住む僕からすれば、素晴らしい考え方だと言わざるをえない。
風致地区条例や景観条例など、現行の条例では街並を残せないと分かっていながら、できない日本人や行政の自己主義と言うか、後進的思考を恥ずかしいと改めて痛感しました。

ロンドンでは、RIBA(王立英国建築家協会 Royal Institute of British Architects)についての規則や、設計から現場施工までのプロセス、スーパー建築家の存在と、建築家や若い建築事務所スタッフの仕事や考え方について、ロンドンという街についてなどなど、短期間でしたが大まかな範囲で色々と知ることができました。



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