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仕上げ工事が始まる by 山中コ〜ジ

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JIDAIYA ARASHIYAMAは、いよいよ仕上げ工程に入りました。

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現場には照明器具が取り付けられ、既存の構造体や天井面は白く塗られています。
ここまでくると色々なところが気になる事が多いのですが、施工精度が高いお陰でしょうが、なかなか気になるところが少ない事が、かえって心配になるところです。

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とは言え、現場に貼付いている現場監督 三輪貴之氏は、色々と気を回してくれます。
今回のプロジェクトでは写真スタジオがあり、撮影機材を天井から吊り下げ、更に、間仕切りのカーテンも吊り下がるので、天井がどのように見えるのか気になるところでした。

すでにCGでの検証は済んでいますが、やはり現場で見るに越した事はありません。

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三輪氏の提案で天井に赤いラインと青いラインで器具がつくと想定された位置を、示してくれました。
位置が示される事で、やはりおかしな所も見えてきます。
照明器具の位置をずらす等して、天井のバランスを調整しました。


天井しかり、現場サイドの熱心な提案には助けられます。
今回のプロジェクトでは、現場で作る方々に多大なる協力を頂いています。
設計者と施工者の気分が乖離したまま作られた現場よりは、関係が良好な方が確実に良くなるはずです。
勿論、厳しい事を言う必要もあるのですが、良い建築を作るという共通の目的意識があれば問題も乗り越えられます。

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今回もこれまで同様、GENETOならではのこだわったディテールを駆使しているので、こちらも見所のひとつです。


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関連情報

JIDAIYA ARASHIYAMAに納入されるカーテンを、TANADAピースギャラリーにて今月12日から展示されます。
現在、カーテンを作っているテキスタイルアーティスト堀田ふみは、すでに来日して最終の仕上げを日本でおこなっているとの事。
こちらも非常に楽しみな作品展なので、是非ともTANADAピースギャラリーに起こしください。

堀田ふみ 作品展”KASANE”についてはコチラ





JIDAIYA ARASHIYAMA WEB ←

JIDAIYA ARASHIYAMA blog ←



$GENETO-openshop

※現在オープンに向け、急ピッチで現場が進められています。
新規出店を考えておられる方、GENETOの建築に興味のある方は、事前に連絡をくだされば日時調整の上ご案内致します。
ご希望の方はコチラからご連絡ください。


















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山中コ~ジ

近江商人郷土館へ by 山中コ〜ジ 

$GENETO-近江商人郷土館

あるイベントに参加するため、会場となった東近江市にある近江商人郷土館へいきました。
近江商人郷土館は小林家という商人の旧家を、近江商人の標準的な規模の住宅として保存されているものです。

標準的といっても大豪邸で、小林家自体も豪商である事は言うまでもありませんが。

詳しくは以下(財団法人 近江商人郷土館より)
当館は、寛政10年(1798)に麻布の行商をはじめ、やがて織物卸、金融業を江戸・京都・大坂で営んだ丁子屋(ちょうじや)小林吟右衛門家の家屋と土蔵を改修して、昭和54年(1979)に公開した。 館蔵品や建物を通じて、近江商人の本宅の生活ぶりを理解してもらえるような展示を行っている。川の水を引き込んだ川戸蔵や隠居後の当主統括の場となっていた隠居蔵など当時のままに保存、公開している。

 館では商家のくらしぶりを紹介する本館と、近江商人、とくに小林家の商売にかんする資料を展示する資料館から構成。 本館では、郷里の本宅で全国の出店の統括を行った当主と使用人の生活の様子を紹介。 和漢の古典から当時の実用・読物本にわたる古書籍をはじめ書道・謡曲・茶道などの手習い本や道具類が残され、昔の商家の実生活を物語っている。 また、毎年テーマを決めて特別展として近江商人の事績を興味深く紹介している。

$GENETO-近江商人郷土館

内部は資料館として、新しく改装されていますが、90%以上が当時のまま残されているようで、当時の建築水準や暮らしぶりが分かります。

$GENETO-近江商人郷土館

建築や庭、所蔵されていた美術品のレベルの高さは目を見張ります。
当時の商人が持つ美的な感覚や、文化的な知識レベルを伺い知るものです。

内部を歩くと、様々な建物が時代により一棟ずつ増築されており、群島化した建築群を屋根で繋いで一つの建築としています。
この建て方は、僕が最も好きな手法のひとつでもあります。
時間を置いて建てる事で、建築技術の変化や素材の違い、棟と棟に出来る微妙な残余空間など、図面で一気に描ける建築ではなく、時代や住人と共に変化して行く、まるで生きているような印象を受けるからです。

この件については数年前にさかのぼりますが、pivito工房を設計したとき、そんな感覚で作って行く重要性を意識した事に端を発します。
自分達の仕事の規模に合わせ、建築も大きくしたり小さくしたりしてはどうだろうかと、大きく建てると結果的に自分達のおこなっている事との間に微差を作り出し、その微差を豊かさへと変換する作業は非常に難解であると考えたからです。
それよりは、少しずつできる建築の持つ空間の可能性は、設計者の能力を超えたところで何かを起こすんじゃないかと期待出来るからです。

$GENETO-近江商人郷土館

話は郷土館へ戻りますが、展示されている調度品も価値がある物ばかりです。
鎌倉時代に発祥した近江商人は、様々な時代を独自のスタンスで生抜き現代に至ります。
京都のように時々の天下に翻弄される事は少なく、独自の文化を育み続けた事も、特異な文化として現存する所以ではないかと思います。

$GENETO-近江商人郷土館

小林家は代々丁子屋吟右衛門を襲名し、現在もその子孫は東京に本社のあるチョーギン株式会社へと引き継がれています。
他にも京都にある”ホテルギンモンド京都”や”南禅寺ぎんもんど”もグループ企業です。
ギンモンドの名前の由来も、襲名され続けた吟右衛門が元だそうです。

以前にもこのブログで書いたことがありますが、僕の血にも半分は近江商人の血が流れています。
最近ではサラリーマンの従兄弟がほとんどになりましたが、数名の従兄弟や、叔父や叔母はそこそこ大きな商売をしていました。
そう考えると、自営業の山中兄弟は商売のセンスがあるのかどうか。。。自分たちのルーツを信じていこうと思います。


近江商人郷土館WEB




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NRWの空間模型を作る by 山中コ〜ジ

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ロンドンで計画中の”NRW-project"ですが、既存の建築に一部増築を加えるため、増築部分のパターンをスタディしています。
増築にはプランニングパーミッション(外構に関わる規制)が関わるので、古い町並みとの整合性について考えつつも、インテリアで計画される内容とノンストレスな関係性を持たせて行こうと考えています。

例えば、間仕切り方法だとか、開口との関係性、階高など。
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大凡のボリュームが決めます。

GENETO-NRW-project

エントランススタディ : 1
ボリュームを決めつつも、開口やエントランスの検討もおこないます。
模型を作りながら、図面を見ていると、建築の表面では見えない内部の構造や、設備配管等が朧げながらに見えてきます。

GENETO-NRW-project

エントランススタディ : 2



東京事務所ではスタイロによるボリューム検討模型が作られたので、京都事務所ではインテリアとの整合性を再確認するため、インテリア検討が可能な模型を作りだしました。
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京都造形芸大4年 上里塊太君と京都建築大学校4年 東和俊君が主に作ってくれています。
2人とも、不器用ながら頑張ってくれています。

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模型制作はこれからどんどん加速して行く事でしょう。
早く上手くなってほしいものです。



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同時に、山下麻子がRIBAについて読み解いており、こちらが最も難関。
(RIBAのロゴマークは流石大英帝国と思わせるものです。)




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