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吉田装束ワークショップに向けて by 山下麻子

$GENETO-吉田装束展四合袋

TANADAピースギャラリーで行われる「吉田装束作品展ー有職故実ー 有職装束・神具展覧会」が11月23日からスタートします。
そのプレイベントとして、11月12日には日本の伝統的な習慣だった「四合わせ(幸せ)袋」を作るワークショップが開かれるのですが、そのワークショップに向けての記事がTANADAピースギャラリーblogにてアップされました。

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その他の「吉田装束作品展ー有職故実ー 有職装束・神具展覧会」についての関連記事は以下のリンクからご覧頂けます。

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THE OKOKUー木島桜谷展ー@MAEDA HIROMI ART GALLERY

$GENETO-木島桜谷@MAEDA HIROMI ART GALLERY

現在京都のMAEDA HIROMI ART GALLERYで開催されている作品展THE OKOKUー木島桜谷展ーへ行きました。
作家の名前は知っていたものの、どんな作家でどんな作風かはあまり知りませんでしたが、最近洋画を観たりコンテンポラリーアートを観る機会は多くても、日本画を観る機会が少なかったので立ち寄る事にしました。

$GENETO-木島桜谷@MAEDA HIROMI ART GALLERY

木島桜谷という作家について、ギャラリーオーナー前田博巳氏から色々と聞くことができました。
卓越した技術力や、斬新すぎる構図等から日本画壇からは縁遠い作家だったらしく、どちらかと言うと日陰の作家だったとのこと、今でも通の中で取引されているらしい。

$GENETO-木島桜谷@MAEDA HIROMI ART GALLERY

今回展示されていた絵は全て掛け軸で合計10点程度がありました。
動物や風景、人間が描かれていますが、その描写力と表現力には本当に驚かされます。

掛け軸になっている絵について、前田氏から面白い事を学びました。
床の間に飾る掛け軸は座って観ることを主として描かれているので、座った時に観る高さに絵の中心が来るよう構図をしぼっているとのこと。
ところが、展示されている木島の絵には構図の中心が高い所に設定されている絵もあり、独特な印象を与えます。
そんな斬新な構図の選択が、当時の画壇から距離をおくことになった理由ではないかと。

掛け軸は美術品であると同時に、家を整える調度品でもあったと言う事がよく分かる内容でした。
ひと昔前は、もう少し美術と生活が関係性を持ち日々の暮らしを豊かにしていたんだと、想像を巡らします。
そんな事柄について、最も説明するには適している建築家が実は知らないケースが非常に多い。
僕も同じく、あまりに美術と建築について勉強不足だと言う事に心が痛みます。
もっと美術品/アート作品について勉強し、知識も勿論ですが、見る目も養うべきなんだと感じさせられます。

$GENETO-木島桜谷@MAEDA HIROMI ART GALLERY

大滝の絵が描かれた掛け軸の一部です。
描かれているのは、滝の水が滝壺に向かって落ちていく様ですが、水の部分は描かれていません。
その輪郭を描いています。
洋画で描かれる水は、水を描こうとする。
余白がひとつの表現であるという日本画の典型例ですが、この技法が素晴らしい。
この精神性に日本人独自の豊かさを感じさせられます。
そんな余白を作ることで、キャンパスの中に”密と疎”の関係性が生まれます。
僕達もそういう設計をしたいと常々考えています。
全て描くと息が詰まるが、敢えて残す部分に空間が姿形を変える可能性が詰まっていると考えている訳です。

思い返すと、あるエピソードがあります。
それはTANADAピースギャラリーの壁面と天井について散々考えた結果、日本画の様に余白を意味する平面の白色で行こうと言う事になり、完成しました。
完成後、ある有名建築雑誌社の方にTANADAピースギャラリーの壁と天井について問われた際「日本画の余白をイメージして決定しました」と答えたことがあります。
編集者は日本画の余白について知らなかったと見えて、怪訝な表情をされた事を思い出します。
この人は村上隆や草間弥生に興味はあっても、日本画に興味ないんだろうなと痛感した事がありました。

$GENETO-木島桜谷@MAEDA HIROMI ART GALLERY

最後に前田博己氏が最も注目する一枚。
これは月夜の狸が描かれています。
恐らく雪が積もっているので、冬のシーンでしょう。
木島桜谷といえば「月夜と狸」が代表作のひとつらしく、通は血眼になって探しているとか。
今回は奇跡的に保存状態の良い、この絵が奇跡的に出て来たからこそ作品展に踏み切ったとのこと。
ほとんど一般では出回らない絵らしく、既に買い手がついていました。
恐るべし美術業界。

$GENETO-木島桜谷@MAEDA HIROMI ART GALLERY


この作品展は11月12日(土)まで、京都のMAEDA HIROMI ART GALLERYで開催されています。
洋画やコンテンポラリーアートでもなく、日本人が古来から愛でて来た美術に是非とも触れてみてください。

MAEDA HIROMI ART GALLERY (HP)


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山中コ~ジ

東京デザイナーズウイーク2011が終わりました by 山中コ〜ジ

$GENETO-東京デザイナーズウイーク2011

約一週間あった東京デザイナーズウイーク2011が無事終わりました。
pivotoとして始めて参加したデザインイベントですが、当初想定していたより多くの来場者があり、coyaaのパンフレットは初日に増刷りを行う等、想像以上に盛況でした。

東京デザイナーズウイーク2011はDESIGNTIDEに比べ、一般客が多いイベントでした。
会場で話す人のほとんどが、業界とは無関係の人達です。
それが二つのイベントが元も大きく違う性格でしょう。

$GENETO-東京デザイナーズウイーク2011

coyaaというプロジェクトは、pivoto 山下麻子を中心に多くの時間をかけてデザインと開発に取り組んできました。
家具のプロジェクトで2年近く関わる事は、なかなか珍しいことです。
それだけに、建築と同様で様々な可能性を模索し続けたプロジェクトだったので感慨深い。

発表前の5ヶ月間を、共に過ごしてくれたインターンの吉田澄江にとっては、このイベントがGENETO/pivotoとして関わる最後のお仕事です。
今年のインターンは、過去に例が無く、優秀な人材が揃いました。
その内の一人である吉田澄江は、日本語と英語が話せるのでイベント中大活躍でした。
契約が終わりますが、もったいない逸材です。

$GENETO-東京デザイナーズウイーク2011

他にもこれだけ大きなイベントなので、多くの出会いや再会がありました。
その中でも記録しておくべき事としては、GENETOの前身である”芸術忍者隊”の元メンバーM君と会場で再会したことです。
知らずに来ていた様ですが、久々(10年ぶり)に会うと懐かしい。
近況を聴けば、今は建築の道を離れてIT企業に就職したとの事。
当時思い描いていた建築家にはなれなかったようですが、何かしらの仕事に就いていた事は本当に嬉しい事です。

他にも、友人の建築家やデザイナーにも多く会うことが出来、会期中に行われていたデザインイベントにも参加でき、多くの刺激を受けた一週間でした。
ちなみに僕は10月29日から11月1日まで、11月5日から6日までと2回往復した一週間でした。

$GENETO-東京デザイナーズウイーク2011

吉田澄江と変わってGENETO東京事務所にインターンで来たのは林国義です。
彼はAnca Miltの同級生で、生まれも育ちもロンドンです。
日本語も堪能で、色々なpcソフトが使いこなせるとの事。
これから一緒におこなうプロジェクトが非常に楽しみです。

東京デザイナーズウイーク2011がひとつの節目となり、色々な別れと出会い、それから再会までありました。
いよいよ年末になり慌ただしくなってきますが、新体制のGENETOとして2012年に向かい設計活動に邁進していこうと思います。


coyaa projectについてはpivoto山下麻子より、pivoto blogにて報告されています。
また、山中悠嗣もGENETO blogで報告する事と思います。


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