大阪・梅田のパッケージデザイン会社ではたらく社員のブログ -143ページ目

明確なパッケージデザイン「ストロング」(飲料篇)

おはようござます!


今週に入って少し秋の気配がしてきたようですが、体調を崩さないよう

はりきっていきましょう。


では、今週もよろしくお願いいたします。


キリン氷結レモン 「ストロング」が2008年5月に発売して以来

爆発的に売れています!

hyouketu

発売1ヵ月で年間目標70%を達成し、発売から3週間で出荷が

1000万本を突破、発売から1カ月で既に89万ケースを売り上げており、

キリンの内部だけでなく、流通関係者からも驚きの声が上がっています。


若者のお酒離れとともに、最近はお酒のマイルド化と健康志向を

前面に打ち出した糖質オフやカロリーオフの商品が売れているなか、

従来の氷結レモンよりあえてアルコール度数を上げた8%の

氷結ストロング 発売に踏み切り、「ストロング」というアルコールが

強いということを明確に打ち出したパッケージデザイン
で結果を残しました。


チューハイの定番に育った「氷結」でアルコール度数を意図的に

上げるという無謀にも思えた新商品開発には社員や流通関係者

からは「中身をいじるのはリスクが多き過ぎる」と反対の声が

上がっていたにもかかわらずキリン商品開発チームは

「絶対必ず需要はある」と説得して回ったそうです。


しかも、パッケージデザインでも「ストロング」と全面に打ち出すにも

かなり反対があったに違いありません。


いつも自分の仕事でも感じているのが中途半端なデザインでは

消費者には伝わらない!ということです。


見事にキリン商品開発チームは周りの反対意見に左右されず、

パッケージも明確なデザインにした結果の勝利だと思います。


氷結ストロングのヒットは、パッケージデザインに加えて、

商品開発チームの予想を超えたところで起こっていたところにも

興味を覚えました。


氷結ストロングは実は30代~40代の焼酎ヘビーユーザーに向けて

開発された新商品でした。


アルコールを8%に上げることによって、

「これぐらいのアルコール度数ならチューハイをたまには飲んでも
いいかな」と思ってもらえるだろうということで。


ただ、フタを開けると予想外にも20代の若者が一番購入していた。

発売後のコンビニエンスストアでの販売実績から明らかになった

そうです。


興味深い調査で、

「どんな時に氷結ストロングを飲みたいですか」
というアンケートをすると、20代の若者だけは


「ストレスがたまった時」「酔いたい時」
という回答が突出していた。

仕事やプライベートや生活のなかで、

今時の若者は想像以上にストレスをためこんでいるのかもしれません。


若者のお酒離れが起こっているという先入観からは、

お酒を飲むことによってストレスを発散したいという気持ちがある

なんて想像できなかったに違いありません。


でも確実にそこには需要があったという結果です。


飲み屋で飲んで帰るのではなく、帰り道のコンビニで立ち寄って

チューハイを買うという興味深いデータです。


よく起こることですが、想定外のことが起こるのも

パッケージデザインの面白いとこだと感じます。


みなさんの会社も常識をくつがえしてデザインに

取り組んでみてはいかがでしょうか?




デザインを経営にうまく活用している会社の本です。

破天荒!―サウスウエスト航空 驚愕の経営/ケビン フライバーグ
¥1,890
Amazon.co.jp




パッケージデザインの重要性 まとめページ

パッケージそのものがメディアに!!食品篇

おはようございます!

約2ヵ月ぶりです 見猿

今までは就職活動をテーマに書いていましたが、

新テーマで開始です!


デザインをテーマにあまりブログが書かれていないように

思ったので、新テーマはやはりデザインにしようと思います。

これから自社商品やサービスにデザインを取り入れたい方に

デザインにチカラを入れて、大ヒットとなった商品など世の中の

情報を、デザインを切り口に紹介していけたらと思ってますので

よろしくお願いします。

もちろんこれからデザイナーになりたい方、あるいは、
今現在若手デザイナーのひとにもデザインの奥の深さと重要性、

気づきがあるような内容にできればと思っていますので
よろしくお願いいたします。

それでは、はじまりです!


受験生の間では、お守りとして定着したキットカットですが、

切手を張ってそのまま郵便で送れるキットカット。
って皆さんは知ってますか?


名前は「キットメール 。」
kitkat

生まれた経緯が、受験生の間では、お守りとして定着しているのに、

なぜ他のターゲットには広がっていかないのか?
という単純な疑問からでした。

受験シーズンの購入動機は、まず受験生がお守りとして

キットカットを買う。次に家族や先輩などががんばってと言って
キットカットを送る。

なかには、キットカットの中にメッセージを入れて渡すというのも

あったそうです。

受験シーズンにおけるキットカットが売れる現象は、たんなる、

げんかつぎではなく、応援や励ましの「メッセージ」
というキーワードがあったようです。

このメッセージが原点にあり、

今回のキットメールが誕生したということです。

そしてまだ続きますが、キットメールには感謝や応援のメッセージ

を伝えるという意味とは別の側面で、キットカットそのもの
がメディアになるという凄い試みがあります。


現在どんな商品でも、パッケージデザインの重要性はますます

高まっており、デザイン、ネーミングはもちろん、店頭でのディスプレイ

は既存メディア以上に広告の役割を果たしています。

コンビニ、スーパー、ホームセンターなどでの露出方法は

マーケティングの重要な決め手のひとつです。

そして、既存メディアは店頭との距離があり、どうしても

広告臭がつきまといます。商品そのものがメディアになれば
それにこしたことはありません。


キットメールはそれに挑戦しようとしているんです。


コンビニに行かなくても、キットカットのほうからやってくる!

これは、色んな業界の人が注目しているに違いありません。
いろんな商品で、考えれそうです。


たとえば考えました。
女子高生が野球部のある選手に恋をして、なんとしても

試合に勝って欲しいと願いその選手にメッセージを添えて送る

キットメール。


コンセプトは、
キットカットで甲子園出場!めざせ全国制覇!


パッケージデザインの重要性 まとめページ

梅田のパッケージデザイン会社ではたらく採用担当者の就職活動採用日記No15~プロセスに価値がある


おはようございます!


自分の娘は6歳なんですが、学校のプールがキライといって

困ってます汗

3歳頃、一度砂浜から海に向かって走っていってそのまま沈んでいった

ことがありました!!!!!!!!

すぐに抱きかかえましたが、怖かったことはいつまでも覚えてる

もんかなぁ。と反省しているこのごろです!


本日で就職活動採用日記も一旦最終回となります。

当社の採用活動は継続してもちろん続いております!

次回からはなにを書くかは、これから考えます見猿

それでは、今週もよろしくお願いいたします。


4月時点でのある調査です。
会社説明会に参加した企業数、平均27社。

30社以上に参加した人32%。

面接を1回でも受けた企業数、平均14社。

20社以上面接を受けた人14.5%。
みなさんと、比べてどうですか?


自分はもっとたくさん企業に行ってますか?

自分は全然少ないから、「ヤバイ。出遅れてる。」
と思いますか?


この結果を見て、今はこんなにたくさんの会社に回っているのか?

自分は正直驚きました!


これだけの企業を回るには、お金も体力もいるな。

一人暮らしをしてたら、就活貧乏になるんとちゃうか?

と感じますが、そんなことないですか?


なぜこんなに多くの会社に訪問してるんでしょうか?

■まず1社内定をもらって、安心したい。

■とりあえず、判断基準をもたずに企業をまわる。

■やりたい仕事がまだ、みつからないためより多くの企業をまわる。


どう思いますか?

よく判断基準をもって就職活動すれば、うまくいく。
といいますが、みなさんは何を判断基準にしていますか?


イメージや人気など「世間や周りの人から良い評価の会社」ですか?

「自分のやりたいことができて、価値観が重なる会社」ですか?


最近、テレビや新聞で自分のやりたいことや夢を実現するため、

会社に入ってきて、夢がかないそうにないと思うとすぐに

やめてしまう人が多い。

というようなことが放送されてました。


いつもこんなことを聞くと思うんです。


「違うやろ!」


会社にも、たとえば自分の会社にもこういうことで世の中の

役に立ちたい、という夢(やりたいこと)があります。


「あなたたちは、会社の夢に、

自分の夢をあわせていくことが必要なんじゃないか?」


松坂選手のように世界で通用する能力がある人、

史上最年少プロの石川遼くんのような能力のあるひとは、

それをどんどん伸ばしていけばいいと思うんです。

でも、自分も含めて多くは平々凡々な人間です。

「どこにあるかわからない自分探しをするよりも、

会社の夢に自分の夢をあわせる努力を一度してみてください。」

と言いたいです。


そのプロセスで必ず自分が見えてくる・・・・。

強く強く思います。

そして、あることをいくら考えてもいくら勉強してもいくら作業しても
「飽きないこと」が見つかると素敵やなと思います。





パッケージデザインで売上が左右するということがよくわかる本です。

売れるパッケージデザインの秘密50―消費者に聞いた!/日経デザイン包装向上委員会
¥2,940
Amazon.co.jp