店そのものがブランディングの拠点となる!?ブランド戦略 店舗篇
おはようございます!
1月もあっという間にあと10日あまり、毎年のことですが、早い
ですよねぇ。
1月にスタートダッシュできるかが、今年1年を満足する一年に
できるか左右すると思います。
かなり寒い日が続いてますが、風邪には気をつけて
がんばりましょう!![]()
では、よろしくお願いいたします。
店舗の集客効果を高める有効な手法として、ブランドを視覚的に
表現するVI(ビジュアル・アイデンティティ)。があります
これを効果的に利用し成功している店舗があります。
ブランドがもつ価値やイメージを視覚化して、
外観や店内で統一的に打ち出し、世界共通のVIで
ブランド訴求に力を入れています。
店内でまず目を引くのが、アディダス独特の黒に塗られた
天井に白くくっきりと浮き立つ3本線。
アディダス商品のデザインで浸透した3本線を照明として
店内にデザインすることでアディダスの店であることが
来店客には直感的に伝わります。
この「アディダス パフォーマンスセンター 六本木ヒルズ 」の
広さは660㎡クラスの大型店で国内には11店舗あるようですが、
天井の3本線は全店共通です。
店そのものがブランディングの拠点ということです。
そして、この店舗の外観を際立たせているのは小売店としては
異例とも言える面積の大きい黒です!
白抜きのロゴマークは、黒の面積からみると比較的小さめ。
文字や図案に頼るのではなく、黒一色の面だけで
ブランドを語る手法です。
実際にもアディダスは黒に対するこだわりは強いとのこと。
ちょっと調べてみたんですが、店舗物件を探す際、立地など
他の条件がそろっていても
”世界共通で決まっている黒の面積率が確保できなければ
出店そのものをあきらめる”![]()
というんです。
どうですか?
この黒に対するこだわり。
たとえ大阪梅田のど真ん中の高立地でも断るというんです。
(大阪の人じゃないとわからないかっ・・・・・。
)
それほどVI戦略を徹底しているということです。
みなさんの会社でもロゴマークの色をその時その時で色を
変えたりしてませんか?
ダメですよぉ。![]()
みている消費者はみてますから。
消費者が混乱してしまいます。
ぜひ徹底してくださいね。
話は戻りますが、黒にこだわっている分鉄則もあります。
黒を基調にした店舗が圧迫感をもたさないように、
開口部を広めにとるということです。
新築物件ならエントランスの間口を広げる設計変更を施工段階で
オーナー側に掛け合うこともよくあるそうです。
黒以外の細かいVI戦略もあります。
例えば試着室の外のベンチ。
これはスタジアムの観客席に設置されるような木製のベンチを
使っています。
競技中や競技後などスポーツシーンに使われるアイテムを
什器やベンチに織り込むことで、ブランディングの拠点として
長期にわたり戦略的な店舗づくりを可能とします。![]()
みなさんの会社も、それが店舗でなくてもVI戦略は可能です。
印刷物や広告、パッケージ、看板全てにおいて戦略的にデザイン
することをオススメします。
徹底なくしてブランド構築はありません。
ぜひ、早めに取り組んでくださいね。
毎週先週の寛平さんのアースマラソンを追いかけて
行くことにしました。
世の中の何を見ても刺激を受けて、自分の積極性を引き出す
きっかけにしたいからです。
感じる事ができる能力を磨き自分の栄養にしていきます。
寛平さんありがとうございます。
いつもありがとうございます。クリックをお願いします。
色でパッケージデザインを新鮮にする!!飲料篇
おはようございます!
金曜日に近くの商売繁盛えべっさんに行ってきました。![]()
人が多くて大変でしたが・・・・。
感謝の気持ちを伝えてきました。
「いつも仕事をさせていただきありがとうございます。」と。
今年もがんばりましょう!
では、よろしくお願いいたします。
昨年の夏頃だったと思いますが、ビール売場で、いや確か
その前に電車の中づりで初めて広告を目にしたと思うんですが、
自分の目に突き刺さってきた広告があったんです。
みなさんもご存じだと思うんですが、
「キリン スムース 」です。
ビール売り場に行けば鮮やかなブルーに覆われた光景が
今でも忘れられません。
初めてこの商品をみた時は、正直この色に
ビックリしてしまいました。
ビール類では前例のない色だったからだと思います。
その色はトルコ石の緑がかった色。ターコイズブルーです。
通常、ビール類のパッケージ(缶)では、シルバー、ゴールド、
白などの下地に、黒、赤などでロゴを表示する
デザインが主流なんですが。
そんなデザインのなかで並ぶと、キリン スムースは
かなり新鮮な印象を与えています。
爽やかさのデザインの背景には、なめらかで、
低刺激の軽い味わいにあります。
従来のビールにあった苦味や炭酸に刺激が抑えられており、
軽い味わいです。
ビール好きには物足りないかもしれませんが・・・・・。
ただ、このキリン スムースは従来のビールとは異なる
新しい味を追求しました。
ということなんで物足りなくていいんです。![]()
だから、パッケージもターコイズブルーを採用しているんです。
しかもびっくりしたのが、暑くもなく、寒くもないちょうど良い
気候の秋の空のイメージだということです。
普通はビールに空と言えば夏空、秋なら紅葉じゃない
でしょうか?
この開発担当者の方は、社内の説得にかなり苦労したんでは
ないでしょうか?なんか、会議の模様が目に浮かんできます。
ただ調査の結果では、業界の常識を破って採用した新色が高い効果
を上げており、好感度を聞く質問には、約81%が好感を持つと
回答したそうです。
自分も初めてみたときは目に突き刺さってきたんで・・・・・。
消費者に驚きを与えて、思わずどんな商品だろうという心を
かき立てるほどの新鮮さがあって初めて、色だけで
これほど高い好感度を得ることができるんだと思います。
現在ビール類の消費量はピーク時に比べて半分以下にまで
減っていると言われています。
そんな状況に歯止めをかけようと、20代~30代を中心とした
若い世代をメーンターゲットに設定しているそうです。
先程の好感度でも女性で30代が最も高く、約97%、
20代で約90%、男性の20代も約83%。
ターコイズブルーが狙い通り、ターゲットに対して効果を
上げています。売上も順調に推移しているようです。
今の若い人たちは、インテリアや生活雑貨に自分の
好みの色を取り入れるのが当たり前になっている時代。
ターコイズブルーの缶は、従来のビール類の缶としては
斬新だが、若いひとたちの生活空間には違和感なく
溶け込むには違いないでしょう。
自分が思うには、
商品をデザインする上で、色はとても強い力を発揮します。
それは、色は単純な分、伝達するスピードが速いからです。
これからもデザインはコミュニケーションという観点から
色の重要性がもっと世の中では価値のあるものになっていくに
違いありません。
みなさんの会社の商品やパッケージデザインでも、
ぜひ色でコミュニケーションするという考え方で
デザインしてみてはいかがでしょうか?
この本を読んで、感じるだけでなく、行動して欲しいと思います。
自分も含めて。
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