こんにちは!彩苑です。初めての方はこちらもどうぞ→プロフィール
浄瑠璃の本は
独特のくずし文字で書かれています
先日のブログで
書作品の一部にくずし字や
文字の大小で
メリハリをつけることをお話しましたが
ここにも落とし穴がありました
大胆な文字は
大きくなりがち
強くなりがち
そして…
早く書きがち
シャーっと早く書くと
墨が紙の表面を滑るだけで
線に深みが出ない
字形に気を取られて線が浅い例です
一画が長いとか
長い曲線があると
つい気分良く
シャーッと線を引いてしまいますが
そこは堪えて
何回か止まりつつ
クックックッという感じで
筆を運ぶ
墨をたくさん含んでいる筆では出来ません
墨が少なくなってかすれている場面のみ🉑
そうすると線に深みが出て
後から見ても飽きのこない文字が
書けるようになります。
飽き…来ない…かな?
すべての字を
ゆっくり書くのが良いかというと
そうとも言えず
一枚の作品の中で
メリハリをつけるために
早く書く文字もありますよ。
一概じゃない
場面によって臨機応変に変えるのが
難しくも
面白い世界です。
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