こんにちは!
最近目の焦点がすぐに合わない良玄です(>_<)
これってひょっとして
老眼はじまってますか
四十を超えるとガタが来る
とよく聞きましたが
肩や目など徐々に衰えているような…
パッと遠くのものから近くのものへ
視線を移す際に
ふと焦点が合いづらいとこいがあります
やはり年齢には抗えないのか
そもそも近視眼鏡を掛けているので
眼鏡onメガネをするときも
近いかもしれません
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さてそんな今回のテーマは
晋山式と四つの戒め
です
以前に晋山式については
記事に一度書かせていただきました
お寺の住職に就任するときの儀式が
山(やま)へ晋(すす)む
と書いて晋山式です
お寺には山号という山の名前が付いており
山=お寺を表します
そんな晋山式を
学生時代の友人が行うとのことで
先日参列してきました
厳かな雰囲気の中で
新住職が一句唱える際は
とても力強く迫力もありました
そして禅の世界には
この晋山式にちなんだ
四つの戒めがあります
昔むかしの中国において
五祖法演(ごそほうえん)禅師という禅の僧侶が
弟子の晋山式にあたり伝えました
勢い 使い尽くすべからず
福 受け尽くすべからず
規矩 行い尽くすべからず
好語 説き尽くすべからず
勢いのあるときは
つい調子に乗ってしまうものです
けれどもそんな勢いがあるときこそ
ブレーキを意識するが大切
まさに足元を掬われないように
調子の良いときこそご用心の戒めです
また私たちは
色々なものを頂いて生きていますが
その頂きものをあれもこれもと
受け続けては欲にまみれてしまいます
既に頂いている福に感謝し
満ち足りていることを意識すること
これがリーダーには大切な戒めであります
さらにルールに縛られて過ぎては
がんじがらめになってしまい
イノベーションは生まれません
守るべきものは守りながらも
臨機応変に自由闊達に
前進していかねばなりません
まさに故きを温ねて新しきを知るが如く
真意を見極めながら
寛容な心で臨む重要性を説く戒めです
そして最後に
良い言葉や調子の良いことを
説きすぎない戒めです
字面を並べて良いことを言っているだけでは
やはり真意は伝わりません
しっかりと心と心を通じ合わせるような
言行一致たる説き方が重要であります
(とても立派な参道でした)
組織のリーダーに立つとなると
様々な苦難や困難は避けられず
難しい決断や行動に迫られる機会も増えます
またお寺の世界では
新しく住職になる和尚を
新命(しんめい)和尚
と呼んだりします
まさに新たな命を頂いて
和尚が生まれ変わる
そして新住職としての責務を全うするために
その新しい命を使い尽くす
そんな使命を果たすために
この四つの教訓は大切なことを我々に
力強く伝えてくれているように思います
この四つの戒めはお寺の住職のみならず
一般的な管理職やリーダーの方々
社会人としての戒めにも
当てはまるかと思います
ぜひとも道に迷った際や
新たな環境でスタートを切る際などの
ご活用いただけたら幸いです
そしてそんな私自身も
来年の4月27日(日)に
自分の晋山式を行う予定です
その準備に向けて
しっかりと精進して参りたいと思います
またブログでもご案内をしますが
ぜひとも賑やかしにお越しください
良玄合掌
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