こんにちは!
最近香港と台湾に行ってきた良玄です(*^▽^*)
2023年は国際事業に関わる機会が多く
今年に入って海外へ5回訪れました
コロナも収束してきたので
海外への渡航も増えている印象です
特に円安なので
アジア圏への行く人達が多いような…
そんな中でも香港の活気の良さにはアッパレ
日本は良い意味でも悪い意味でも
成熟してしまっているように思いますが
これからまだまだ伸びる国の勢いを
肌で感じてました
改めてこれからの日本も
グローバルな視野が必要に思います
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さてそんな今回のテーマは
祈りの力!
です
昨年のロシアのウクライナ侵攻やら
昨今のイスラエルとハマスの戦争など
世界に目を向けると争いが絶えない
世の中となっております
そんな中で遠い異国の日本において
自分に何ができるのか
自問自答することも多いように思います
遠い国の出来事で実感がない
自分一人にできることなんてない
世界平和なんて夢のまた夢
などなど色々と思いを巡らせますが
そんな時にふと
山田無文老師の言葉を思い出しました
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地球の表面を皮で包めば
どこでもみな裸足で歩ける
しかしそんなことは現実には不可能である
それよりも自分の足に革の靴を履かせれば
地球全体を皮で包んだのと同じことになる
そうすればどこへでも自由に行けるじゃないか
それと同じように例えば一人の力で
戦争のない世界にしていくことは不可能に近い
しかしながら自分の心の中にある仏の心を証すれば
世界がそのまま戦争のない平和な世界になったと
同じということであります
少なくとも自分は人と争わない
自分勝手に人と競争したりせず
人のために奉仕をしていくならば
それは平和な世界が出来たと同じことになります
そして人類がみなそういう仏の心を証していけば
この世がそのまま天国となり
お浄土の世界となっていくわけでございます
(山田無文『自己をみつめる』より抜粋)
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人に皮を敷いてもらうのではなく
自分が革の靴を履いていく
これは誰しもが
今すぐにできることなのではないでしょうか
確かに自分の力で人を変えることは難しい
けれどもまずは自分自身が変わってみる
祈りを捧げて
その平和の姿を人々へ見せていく
手を合わせて祈る人に対して
怒りを起こす人は少ないように思います
まず自分自身は人と争わない!
それが伝播していけば
自ずと世界が平和になるはずなのです
(高雄の仏光山は凄い迫力でした)
ニュースなどで悲惨の情報を見ると
やはり胸が痛みます
色々な思惑があるかと思いますが
四の五の言わずに
あれが悪いこれが悪いと御託を並べず
まずは両手を合わせて祈ってみる
そこに世界平和の実現が
生まれてくるように思います
昔は私も祈って何になる
なんて思った時期もあります
けれども祈ることには
必ず意味があります
それは何故なら
自分の心を見つめるから
自分自身を顧みて
改めることができるから
自分を変えていくことで
世界を変えられるわけです
まさに自と他が一体となって
世界が一つになっていく
禅の教えにも通じています
(台北の臨済護国禅寺にもお邪魔しました)
この世は理不尽であり
意味のないことや無駄なこと
なんでそんなことが起こるのか
という理にかなわないことが沢山あります
だからこそある意味で
両手を合わせて祈るという
一見すると理にかなわない行為に
私たちの心は救われるのではないかと思います
思い通りにはならない
なかなか上手く事は進みません
けれどもそんな理不尽な世界で
私たちは生きていかねばならない
そんなときに
あれこれと頭で考えるのではなく
ただ純粋に心で祈ること
に私たちは安らぎを得られるのだと思います
師走に入り
まさに一年の振り返りを行う
祈りの時節となってきました
クリスマスや年越しに忘年会と
イベントも盛り沢山で楽しいことも多いですが
そんな時にこそ自分自身の一年も振り返って
心安らかな年末を過ごしていきたいものです
良玄合掌
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