こんばんは!
良玄です
最近お寺の草の成長が早すぎて追いつけない今日この頃です(T_T)
さて今日のテーマは
お坊さんの結婚
です
最近修行から明けて
一般の方々と絡む機会が多いのですが
その時は決まって
「お坊さんって結婚していいの?」
とよく聞かれます
私はお寺で育った俗に言う『お寺の子』です
もし結婚できなかったら
私のような『お寺の子』っていう存在はありえないですよね
なので
お坊さんは結婚して大丈夫なんです!!
ただこれは日本だけでございまして
中国や韓国や東南アジアのお坊さんはダメです
日本は明治5年に太政官布告第133号によって
僧侶の妻帯が国から正式に許可を受けます
それまでは浄土真宗を除いては
公的には禁止されていました
(実際には結婚していた僧侶は結構いたみたいですが( ̄▽ ̄))
なので
お坊さんが結婚してよくなったのは明治時代から!
それ以前はお寺の住職達は血の繋がりがなかった!!
と覚えていただければ幸いです
それ以前は師匠から弟子へ引き継がれてきたお寺ですが
それ以後は師匠が親で弟子が子という形が出来上がり
お寺が世襲制へと変わっていきました
最近ではこの世襲制がいけないと批判をあびますが
それはまさに我々のような寺の子として育った人間が
重く受け止めなければいけない問題である思いますm(_ _)m
仏教が日本に伝わって約1400年
僧侶が世襲制に変わって約140年
たった1/10の期間で
これだけ仏教離れが言われている今
本当に我々のような寺の子が
ふんどしの紐を引きしめなおして
がんばっていかないといけないですね