ローリング・ストーンズ野郎の雑記 -81ページ目
ローリング・ストーンズ野郎の雑記

自宅近辺を流れる運河が、目もくらむような異臭を放ちはじめたと思っていたら、区の広報や官報がこの地区北東端の冠水確認を伝えてきました。

僕のアパートは最下端に位置しているのでまだ水木しげる状態にはなっていませんし、王室御用達の高級避暑地(と昔は云われていた)フアヒンにいっちばん安いホテルを1日から予約していますが、

・首都機能が完全にまひ

とのテレビニュースに驚いた日本の家族や、高槻の友人からの電話にも、キーキーわめきちらすこともなく「ああ、ここは大丈夫ですよ」でじゅうぶんに対応できています。
朝日新聞が時局をあおるのは太平洋戦争中からのお家芸なのかもしれませんが、さすがに上のリンク先のテレビ朝日の映像ニュースは今は配信中止になっているようです。

それにしても、排水物の多様性の問題なのか写真の運河の香りは、ランシット洪水のソレをはるかに凌駕しています。
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27日から31日まで、タイ社会は臨時連休。

まったく、タクシン傀儡政権(写真とリンク記事は毎日新聞)はスゴイことを言い出すのだから、たまらない。
要は、主要河川の大潮でさらなる悪化が予測される大洪水に対して、政府は全面降伏するしかないから、この五日の間に、

・可能な方々はバンコクを離れてください。

ということです。
かといって、600万人とも1,000万人ともいわれているバンコク市民の避難用交通手段や、避難先を政府が用意しているわけではないので、すべて、フリーハンドの自己責任で。

よって、すでに27日夜から民族大移動の第一陣が動き始めた様相もあり、路上露店主でもないのに重そうなスーツケースを両手にヨロヨロしている女子の姿もあれば、ウチの同僚4人も夕方4時にはパタヤへ向かいました。
会社を出る時の挨拶が、「チョーク・ディー・ナー(グッド・ラック)」だったことには閉口したけれど、タクシーの運転手サンまでもが「チョーク・ディー」と声をかけてきた。

家の人間たちは洪水被害ほとんどゼロの北部パヤオに10日前に行ったままですが、焦燥、動揺、狼狽は僕個人は自覚していません。
それでも、今日、繁華街の駅でバッタリ会った、仕事帰りの美女2人はバンコクに残るのだそうですが、2人して僕が明日にでも退避できる先を紹介してくれたことにオドロキながら、今は、ガイジンの自分が周囲のアシデマトイにならないよう動くことだけを、心がけてます。


11月8日X JAPANのバンコク公演は、今回はインパクト・アリーナ。

メンバーのスキャンダラスな憤死の悲劇を乗り越え、タイでもモノすごい勢いでチケットは完売していますが、長期化が予想される洪水混乱に外務省がタイ観光の検討要請を公表したことで、雲行きが変わってきた。
ワタクシ個人も、帰国前から続いていたドタバタがコレでひとつの峠を越したのは、ナントモ、皮肉としかいいようがありません。

いまだ工場が水の中にあり再開のメドがたっていない方々に比べれば微々たる損害ですが、その、工場が被災し従業員の生活保障に東西奔走している方々が、異口同音に、

「避難所で暮らしている人たちのほうがツライに決まってる」

と話していることには、泣けてきます。
その一方では、僕が紹介した日本の友人などに向かって、二、三日前から「洪水は解決しました」と呼びかけているガリガリ亡者のサービス業者もいますが、昨日、真顔で、

「新聞にそう書いてあった」

と言われた時には、僕は思わず逆立ちしそうになりました。
異国の地でガイジン一人、どんな人たちに囲まれて暮らしているのかわかりませんが、僕は自分の環境、対人関係にあらためて感謝しています。


上の動画は、水害状況と今後の対応を国民に伝えるタイの総理大臣。

<50年ぶり>を通り越して、1942年以来69年ぶりといわれているバンコク大洪水に「インラックさんは、よくやってる」とか言ってるのは、

・どんなに水ビタシにされようともタクシン一族に土下座していれば、何かいいことがある

と信奉して疑わない北部出身、東北部出身の一部のイナカモノたちぐらい。
タイ中部の洪水発生以来、ことあるごとにヘリコプターで被災地を飛び回りながら、段階的ダム放流などを進言する地方首長諸氏をワルモノ扱いし、結局は無為無策のまま、「バンコクまで洪水はきません」と言いはり続けていた奇術師の妹から、

「バンコクの洪水騒乱はむこう4週間から6週間は続くでしょう」

と改めて無責任なことを言われなくとも、現実的なタイ人外国人であれば、バンコク以北の工業団地各所がことごとく水に呑み込まれていく時点でそれぞれの善後策を考えていると思います。
それらが、69年ぶりの天災に有効無効はともかくとして。

ただ、22日夕刻に市中堤防の一部を決壊させたチャオプラヤ川洪水の次期大潮と、旧国際空港方面に南下中の陸地洪水の二つの洪水がどのように進んでいくのか、どこで収まるのか、までは誰も知りません。

ちなみに、大部分の日本人家族が暮らすエリアは、工場が被災した飲料水その他の日用消費財の物流に乱れが出ているものの、直接的な水害は出ていません。
僕の日常生活圏は早朝のお仕事場はすでに水の中ですが、人海戦術で移転できるものが多かったので、大きな支障はありません。

水がきた場合にコワイのは、冠水感電や、有害物質や危険生物など何が混ざってるのかわからない汚水ですね。
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地獄のバンコク・サトーン通りが、平日20時前にこのガラガラのアリサマ。

テレビカメラの前で「バンコクは大丈夫です!!」と断言したあとに、すぐさま「北部の住民は退避して!!」とひっくり返ってしまった40代のオジョーサマ首相の苦肉の作戦、バンコク水門全開オペレーションを受けて、一般企業は社員に早期帰宅を奨励していたものなのか、ツイッターで実況していたようにBTSも地下鉄もガラガラだったので、余裕綽々でスーパーヘヴィを聴きながら家路へ。

しかし、繁華街の地下鉄駅の上にあるコンビニで「キリン午後の紅茶」を買って帰ろうとしたところ、下の写真のアリサマに、またもや水木しげるになりかけました。
今年3月の東日本大震災時に話題になった首都圏などでの買い占めを、

「日本人でもそんなサモシイことをするのか?」

と驚いていたヒトたちなのだから仕方がないとはいえ、インスタント麺、ペナペナの菓子パン、添加物タップリの電子レンジ弁当などのビンボーったらしい食品はすべて品切れでした。

それにしても、やはり、コカコーラはタイでは不人気なんですね。

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