最近のブログ雑感
とんでもなく暑い日が続きます。7月も最後ということで、今年の前半を振り返ってみることにしました。最近、このブログがとんでもないことになっています。昔の過去記事がえらくアクセス数が伸びているのです。その代表的な記事が「勝利への讃歌」です。記事は2010年5月22日に書いたものです。今週のアクセス数のトップになっています。原因がわからなかったのですが、今週のNHKの「らじるらじる」の「かけるクラシック」でこの曲が取り上げられていたのです。現在はこの番組では推しの作曲家でエンニオ・モリコーネが取り上げられているのですが、今週はその中でこの曲が取り上げられたのです。映画は「死刑台のメロディ」という1971年の作品で、1920年のアメリカ合衆国・マサチューセッツ州で実際にあった「サッコ・ヴァンゼッティ事件」を正面から描いた史実的社会派ドラマでした。アメリカ史の汚点的冤罪事件として語られる事件をジュリアーノ・モンタルド監督が映画化はています。イタリア移民のサッコとバンゼッティがいわれなき死刑を受けるまでを描いています。こういう映画をイタリアとフランスの共同政策で描いているというところがすごいです。
また、その主題歌勝利への讃歌』を社会派の歌手であるジョーン・バエズが担当したことも話題となりました。そして、曲を作曲したのは巨匠エンニオ・モリコーネでつたのです。オルガンのイントロで始まるという粋なアレンジと、同じメロディが延々と変装的に繰り返されるというミニマム・ミュージックの手法がとられていて非常に印象的な主題歌になっています。
続いてアクセスされているのが「世界の女性指揮者ランキング」です。最近ではこの2本の記事が双璧となっています。こちらの記事は、2021年9月23日のものですが、最近女性指揮者の台頭が著しいので記事にしてみたものです。しかし、世の移り変わりは激しいもので、このランキングも既に過去のものとなりつつあります。なんとなればこの時には、今破竹の勢いの「沖澤のどか」の名前は2019年の第56回ブザンソン国際指揮者コンクール優勝してようやく知られるようになつた頃でした。
そして、もう一本の記事は今の時期にはふさわしいといえばそうなのですが、「2023年度名古屋市立小学校「夏の生活」表紙絵展」というものを取り上げたものです。非常にマイナーな記事で多分愛知県は名古屋市の人にしか理解できない記事です。この夏の生活、少しづつあり方が変化していて、2024年には一部採用しない小学校も出てきています。個人的には昔苦しめられた世代ですからねぇ。なくてもいいかなとは思いますが、この表紙絵は見ていて心がほんわかします。テレビニューでも取り上げられましたが、TV番組の「博士ちゃん」のような子供が育つきっかけを夏休みに作ってほしいなぁと思います。
そして、コンスタントにアクセスがあるのが「BDレコーダーの故障」という記事です。このブルーレイ、パナソニックとソニーが牽引していましたがとうとう録音媒体としてのディスクの製造が中止になりました。容量的にはずば抜けた記録媒体ですが、あまりにもプロテクトをかけすぎてパソコンマニアからも見離されてしまったのが大きな要因でしょう。東芝が牽引したDVDがいまだに健在なところを見るにつけ少々策に溺れたといったところです。ネットでサブスクで映画や音楽が楽しめるようになったことと、大きな購買層だったシニアが目も耳も衰えているところに高画質は必要ないというところに気が付かなかったメーカーの戦略ミスでしょう。小生とて、レーザーディスクなんてソフトは一枚も持っていないし、音質もモスキート音も聞こえない耳ではSACDすら必要ではありませんからなぁ。
このブログは一応クラシックがメインということにはなっていますが、ことほど左様に音楽のことは関係ない記事がランクインしています。喜んでいいのか悲しんでいいのか複雑な気持ちです。