オークションで処分したレコードたち 7
ハイドンの残りのボックスです。個人的には無、ロンドンセットはれみこーどでは買わないままとなってしまいました。まあ、CD時代になってそちらで揃えましたから問題はないのですが、ライナーノーツはレコードの方がはるかに充実していました。
こちらも別のフォルダに収蔵されていたもので、前回取り上げたときはピンボケだったものがこちらではちゃんとしたものが保存されていました。面白いものでこのセットは1から3番、先のセットでは、5-7番となっていて4番が飛んでいます。いったいどういうボックス分けをしていたんでしょう。
これも全く忘れていたマリナーのヴィヴァルディのセットです。主だった作品はargoに録音していたんですなぁ。ただ、フィリップスのように作品番号付きは全部録音するとかということは考えていなかったようです。もともと「アーゴ」というレーベルはドキュメンタリーものを得意としていたデッカの1レーベルにすぎませんでしたからそこまで大きなプロジェクトは組めなかったのが真相かもしれません。
ロンドンのトレジャリーシリーズではプライマー/ロンドン管楽ソロイスツの演奏を集めたものがボックスで発売されていました。こちらはデッカのプロジェクトで製作されていますから、ボスコフスキーのモノと合わせるとそこそこの内容になっていました。
1968年から弾き振りで録音をはじめ1974年に全集が完成しています。デッカもアシュケナージで後を追いますが。完成したのは80年代半ば、しかも全部か弾き振りではありませんでした。その点バレンボイムは指揮も担当していて一貫性がありました。まさに弾き振りで金字塔を打ち立てたと言っても過言ではなかったでしょう。
当時はVOXBOXシリーズにも注目していましたが、マルティノンのプロコフィエフ交響曲全集にはびっくりしました。国内盤はコロムビアが欲を出してレギュラープライスで発売しましたが本家アメリカでは通常のVOXBOXシリーズとして発売されました。まあ、解説は2巻とも同じものが封入されていて、そういうところは手を抜いていました。ボックスのデザインにはシャガールの絵が使われていました。日本版はどうだったんでしょうかねぇ。
こちらは英デッカ版として発売されたボスコフスキーの舞曲と行進曲集のボックスです。オペラはボックスセットはなぜか高価だった記憶があるのですが、普通のボックスセットはかなり値打ちに販売されていましたし、当時取引をしていたイギリスのレコード店は盛んにグラモフォン氏に広告を出していて、結構なディスカウント価格が誌面に踊っていました。これもそういう公告にあおられて買ったものでしょう。
その艇で行けばこのクレンペラーのモーツァルトもそのたぐいでしょう。交響曲は25番以降の主だったものしか録音していませんでしたし、序曲集やセレナーデも一部しか録音を残していません。これもセール品だったような気がします。
まだまだ続きます。