オークションで処分したレコードたち 8 | geezenstacの森

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オークションで処分したレコードたち 8

 

 オークションで処分したのはクラシックがメインでしたがそれ以外にも映画音楽関係のサントラも多数処分しています。なかなか映画音楽のサントラ盤は輸入盤のセールでは見かけなかったのですが、なぜかジャズの中に紛れ込んでいることが多く、そういうところのエサ箱をあさって掘り出しました。下の「猿の惑星」はそんな一枚です。ジェリー・ゴールドスミスが音楽を書いているのですが、映画が話題になった割には音楽は忘れ去られています。どちらかといえば現代音楽の範疇に入る作品ですから無理もないかもしれません。試写会も結末は見せないといういう徹底ぶりでした。

 

 

 

 「荒野の七人」、「続・荒野の七人」のサントラです。と当時は言われていましたが、実際はオリジナルスコアーによるのちの録音です。イギリスでは「サンセット」というレーベルがちょっと昔の映画のサントラを廉価盤で発売していました。ジャケット裏を見ると「大脱走」とか「フェードラ」といったサントラをこのシリーズで出していました。

 

 

 あまり注目された作品ではなかったのですが、大ヒットした「フットルース」の自作品として発表されたのがこの映画です。自転車によるメッセンジャーを描いたこの作品はトニー・バンクスの他、ロジャー・ダルトリーやピーター・フランプトン、レイ・パーカーJRら参加ミュージシャンも豪華な映画でした。貼り付けた曲はタイトル曲の「クィックシルバー・ライド・オン」です。

 

 

 

 『ジェット・ローラー・コースター』(1977年 アメリカ作品)は遊園地の主役であるローラー・コースターに起こった爆破事件を描いたもので、作曲はラロ・シフリンでした。貼り付けてある曲は挿入曲の一曲で、「チルドレンズ・ライド」という佳曲です。

 

 

 

 アメリカでは珍しい主題曲ばかりを集めたサントラのオムニバスです。ユナイト映画のサントラもので、「チキチキバンバン」から「オリバー」、「スター誕生」などのミュージカルから「風のささやき」、「アルフィー」、「族荒野の七人」、「戦略大作戦のテーマ」、「奇妙なカップル」、「十戒」から「ロシェフォールの恋人」などなんでもござれのサントラ集になっています。

 

 

 次は「スパイ大作戦」のテレビ盤のサントラです。このアルパムでは初代のメンバーのテーマソングが収録されていますし、ドラマの最後を飾る「作戦完了」の曲まで収録されています。

 

 

 『ミスター・ノーボディ』(1974)のサウンドトラックです。 音楽はエンニオ・モリコーネ 監督はトニーノ・ヴァレリで、 主演はヘンリー・フォンダ,マリオ・ジロッティ モリコーネのコミカルなウエスタンといえば、 何を置いても、まずこれ

 

 

 今ではすっかり忘れ去られている「スーパーマン」のの実写版はジョン・ウィリアムズが書いていました。2枚組でジャケットを広げるとクリストファー・リーヴの凛々しいスーパーマンが目に飛び込んできます。そういえばウィリアムズの東京公演では

 

 

 

 そしてこちらは「スーパーマン2」です。こちらは音楽はジョン・ウィリアムズではなくケン・ソーンが担当していました。ただ、タイトルだけはジョン・ウィリアムズの曲を県・ソーンがアレンジして使っていました。まあ、そんなことで映画もサントラもヒットしませんでした。ただ、このレコードはレコード盤らホノグラムでスーパーマンのマークが印刷されていたのが黄海深かったのを覚えています。

 

 

 

 「華麗なる賭け」はミシェル・ルグランの作曲です。映画ではノエル・ハリソンの歌が使われていましたが、一般にはオーケストラ演奏で知られているのではないでしょうか。マックイーンとフェイ・ダナウェイの濃厚なラヴシーンが話題になったものです。そして、これもイギリスではサンセットレコードから発売されていました。

 

 

 日本では政治性の強い映画のサントラはなかなかバーゲンセールでは手に入りませんでした。これはイギリスの「OWER RECORDS」で手に入れたレコードです。当然これもイキリス盤です。£3.01ということは1200円ぐらいでした。

 

 

 

 

 アラン・ドロンが解決ゾロを演じた作品として当時は話題になりました。こういうアクション作品にも出ていたんですなぁ。これはアラン・ドロンの主演50作目の記念すべき作品でした。

 

 

 

 これは多分ロスアンジェルスの「タワーレコード」で購入したものでしょう。$2.88ということは900円ぐらいでしょう。「その男ゾルバ」として公開されたアンソニー・クイン主演の映画で、音楽は未キス・テオドラキスです。この映画でテオドラキスのファンになりました。そうそう、上の「Z」もそのテオドラキスの音楽です。

 

 

 

 

 

 映画のサントラを見つけるとほぼ抱え込んでいます。ロジャー・ムーアの007最後の作品「美しき獲物たち」のサントラです。主題歌はデュラン・デュランが歌っていました。007シリーズとしては第14作、ただロジャー・ムーアはショーン・コネリーよりも3歳年上でしたからアクション・シーンは全てスタントマンを使っていましたからやや残念な作品でした。これまでの007シリーズとは趣を変更し、当時、人気絶頂期だったデュラン・デュランが起用され、同タイトル曲は大ヒットとなっています。イギリスの「ミュージック・ウィーク」誌では、最高位2位、アメリカの「ビルボード」誌では、最高位1位と007史上最高のヒット主題歌となっています。

 

 

 スタンリー・キューブリックの作品「時計じかけのオレンジ」です。キューブリックはクラシックを使う監督で、ここでも未来社会の描写としてシンセサイザーのウィンディ・カーロスの演奏で、第九を「時計じかけのオレンジ~マーチ (March From A Clockwork Orange (Ninth Symphony, Fourth Movement, Abridged))」として使ったり、ロッシーニの「ウィリアム・テル序曲 (Rossini: William Tell - Overture)」のほか、エルガー「威風堂々 (Elgar: March #1, Pomp & Circumstance)」のオーケストラ曲、暴力シーンで歌われるジーン・ケリー「雨に歌えば(Singin' in the Rain)」ッシーニやベートーヴェンの作品がシンセサイザーサウンドで収録されていました。

 

 

 大ヒットした「フットルース」のサントラです。当時は気になった映画のサントラは見つけるとすぐ購入していました。ただし、ほぼ輸入盤で揃え苦した。国内盤ならすぐに手に入りますが、輸入盤は足で歩かないとなかなか手に入りませんでした。

 

 

 下は「ゴーストバスターズ」のLP盤と主題歌の30cmシングルの2種類です。シングルはもちろん45回転でゴーストバスターズはロングバージョンとインストバージョンの2曲が収録されています。

 

 

 

 

 ホラー映画として一大ブームとなった「エクソシスト」のサントラ盤です。この映画では現代音楽も使われていますが、なんといっても話題になったのはマイク・オールド・フィールドの「チューブラー・ベルズ」でしょう。本来は2部構成の作品の第一部の冒頭だけが使われているのですが、これがヒットしました。すごいのはオーバーダビングで全ての楽器をマイク自身が演奏していることでした。

 

 

 

 そしてこちらはそのマイクが手がけた「キリング・フィールド」というベトナム戦争をテーマにした映画のサントラです。ここでもマイクは全ての楽器を演奏していますが、下は映画で使われたタレガの作曲したギター曲の「ノクターン」を演奏しています。

 

 

 

 サントラの最後は「コクーン」です。この作品はSFなんですがファンタジーな作品でこの作品の前に書いていた「スタートレック3「ミスタースポックを探せ」とは全く違った作風でちょつとびっくりしたものです。まあ映画もヒットしませんでしたけどね。

 

 

 下はイタリア・ポリドールで発売された「ニーの・ロータ」のフェリーにと組んだ作品の作品集です。1953年公開の『青春群像』から「青春群像」、1954年公開の『道』から「道」他、1955年公開の『崖』から「マギー」、1957年公開の『カビリアの夜』から「カビリア」、1959年公開の『甘い生活』から「あなたのお好きなように」他、1964年公開の『魂のジュリエッタ』から「魂のジュリエッタ」などを収録しています。

 

 

 そして下は、マーロン・ブランドが主演した映画のテーマ曲集です。これもイギリスで見つけたもので「CONTOUR」はイギリスのレコードレーベルで映画周辺のレコードを多数発売していました。演奏はエルマー・バーンスタインが演奏したもので「波止場」、「さよなら」、「ジュリアス・シーザー」、「革命児サバタ」など1590-60年代の映画の主題歌が収められています。

 

 

続きます。