取りこぼしの展覧会
4月
第55回東海伝統工芸展
今年も東海地方のすぐれた伝統工芸品を集めた展覧会が名古屋で開かれました。東海伝統工芸展は日本工芸会東海支部などが開き、愛知、岐阜、三重、静岡の4県から公募で選ばれた工芸家の作品など130点余りを紹介していました。このうち、最高賞の「日本工芸会賞」を受賞した愛知県の神谷あかねさんの染め織物の作品「生絹着物『うたかたのとき』」は、糸を染め分けて柄を出す「緯がすり」と糸を浮かせて模様を作る「花織」の技術で日常のはかなさや移り変わりを表現しています。また、三重県の日野昌一さんの「花籃『重瀬の山城』」は、「リズムある造形を作り出すことに成功し、竹の弾力をコントロールした技術がうかがえる」として、「東海伝統工芸展賞」を受賞しました。上のチラシの写真がそれらの作品です。この展覧会は愛知県美術館ギャラリーで4月29日まで開かれていました。
この展覧会は,第一部会「陶芸」、第二部会「染織」、第三部回「漆芸、木竹工・金工・諸工芸」、第四部会「人形」という部門で構成されています。
第一部会「陶芸」
第二部会「染織」
第三部回「漆芸、木竹工・金工・諸工芸」
第四部会「人形」
さて、ここからは同時開催されていた「第75回公募中部美術展」です。
下はYouTubeにアップされている動画です。
そして、昨年の記事は下記からご覧いただけます。