9月の散財 2
ポップス編
今回のポップスの捕獲品はバラエティの飛んだものになりました。
最初はイージーリスニングです。「ラブサウンド・ベストヒット I」と題されたもので、CBSソニーファミリークラブ向けに発売されたものです。何が凄いかというと、CBSグループの主だったイージー・リスニング系のオーケストラが勢揃いしているからです。その中にはなんとミッシェル・ド・フランス・オーケストラの演奏も含まれているのです。実はイージーリスニング系の記事で一番読まれているのはこのミッシェル・ド・フランスを取り上げた2013年の記事なのです。
SFが好きなので、松本零士の漫画はほとんど目を通していますが、どちらかというと「銀河鉄道999」が中心です。「宇宙戦艦ヤマト」は通常のものなら手を出さないのですが、これが交響組曲「ヤマト」とあるので手を出しました。作曲者の宮川泰指揮のスタジオ目ミュージシャンを集めたシンフォニック・オーケストラ・ヤマトの演奏です。
1964年発売のエドムンド・ロスの「ラテンのすべて」というアルバムです。この時代は通常のポップスのLPは1800円が主流だったのですが、このSLC規格のレコードは2000円で販売されていました。当時はすでにフェイズ4も発売されていますが、このアルバムは違いました。なをフェイズ4は別企画の取り素4400番台で発売されています。
ジャニス・イアンといっても今の人は知らないでしょうなぁ。1970年ロバータ・フラックの歌った「ジェシー」という曲をきっかけにブレイクしヒット曲を連発、日本のテレビドラマ「グッドバイ・ママ」や「岸辺のアルバム」では楽曲が使われて大ヒットしました。シンガー・ソングライターの走り的存在です。このアルバムは1978年に発売されたベストものです。ヒット曲の「恋は盲目」や「17歳の頃」、「WILL YOU DANCE?」など14曲が収録されています。
最後はカラベリのアルバムですが、これは日本独自の編集盤で1974年に発売されています。アルバムには14曲が収録されていますが、日本からの強い要請で録音された、「小さな恋のメロディ」や「ロミオとジュリエット」「シェルブールの雨傘」、「太陽がいっぱい」、「鉄道員」が収録されているということではまさに日本人好みのアルバムに仕上がっていると言ってもいいでしょう。
今は映画のヒット作の音楽を集めたこういう企画のCDが発売されていませんから、そういう意味では小生にはつまらない時代になってしまいました。