ニール・ダイヤモンド
His 12 Greatest Hits
曲目/
1.Sweet Caroline 3:33
2.Brother Love's Traveling Salvation Show 3:28
3.Shilo 2:58
4.Holly Holy 4:40
5.Brooklyn Roads 3:40
6.Cracklin' Rosie 2:59
7.Play Me 3:52
8.Done Too Soon 2:41
9.Stones 3:05
10.Song Sung Blue 3:15
11.Soolaimon 4:18
12.I Am...I Said 3:36
歌/ニール・ダイアモンド
P:トム・カタラーノ、チップ・テイラー
編曲/リー・ホルドリッジ
リリース 1974
MCA-WMC5−18
先日取り上げた「カーペンターズと’70年代洋楽ヒット」の記事の時、いろいろなアーティストのCDが並べられているのになぜか同時代に活躍していたニール・ダイヤモンドが含まれていませんでした。カーペンターズが活躍したのは1969年から1983年までですが、このニールダイヤモンドは1868年から現在まで活躍しています。ただ、日本ではさほど人気がありません。アメリカの音楽ファンが日本におけるニール・ダイアモンドの人気の低さを知ったら誰でも驚くだろうし、そればかりか、きっと呆れるでしょう。ただ、日本のプロモーターが彼を呼ばないところを見るとこれは公然の事実です。しかし、彼は紛れもなくアメリカが生んだスーパースターの一人であり、彼こそが真のシンガー・ソングライターなのです。
子供の頃、イギリスのビートルズに対抗してアメリカはテレビ番組を通してモンキーズを作り上げました。そのモンキーズに対して楽曲提供をしていた一人がこのニール・ダイヤモンドです。モンキーズのヒット曲、「アイム・ア・ビリーバー」も彼の作品です。
そして、モンキーズバージョンが下です。
さて、このアルバムはMCAレコードから1972年に発売されました。しかし、その少し前までニールはバングレコードに所属していましたがこの72年にはMCAに移籍しています。そんなことでこのアルバムが発売されました。ただ、翌年の1973年にはコロムビアレコードに再移籍しています。そして、1973年にはアルバム、「かもめのジョナサン」をヒットさせています。
このアルバムのタイトルには「His 12 Greatest Hits」で1992年にCD化されました。所有しているのはそちらです。LP時代は最初の「スィートキャロライン」はライブが収録されていたと記憶していますが、この日本盤CDではノーマルバージョンが収録されています。
このアルバム、タイトルに偽りはなく12曲全部がヒット曲です。ビルボード誌を紐解くと下記の最高位を記録しています。
- スウィート・キャロライン 69年 第4位
- ブラザー・ラヴズ・トラヴェリング・サルヴェイション 69年 第22位
- 思い出のシャイロ 70年 第24位
- ホリー・ホリー 69年 第6位
- ブルックリン・ロード 68年 58位
- クラックリン・ロージー 70年 第1位
- プレイ・ミー 72年 第11位
- ダン・トゥー・スーン 71年 第65位
- ストーンズ 71年 第14位
- ソング・サング・ブルー 72年 第1位
- スーレイモン 70年 第30位
- さすらいの青春 71年 第4位
てな具合です。下は当時のジャケット裏面ですが、この時までにこれだけのアルバムを発表しています。
初出時のジャケット裏面
それにしても当時はマスクも甘いですし、かっこいいですなぁ。
これまでに取り上げたニール・ダイアモンドの記事