ロンドンフィル・プレイズ・ニール・ダイヤモンド | geezenstacの森

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Greatest Hits of Neil Diamond

 

曲目/

1.I Am, I Said    3:24

2.Diamond Symphonies Overture: You Don't Bring Me Flowers, Beautiful Noise,Solitary Man, You Don't Bring Me Flowers ( Reprise )    6:03

3.Cracklin' Rosie Medley: Cracklin' Rosie, Brother Love's Travelling Salvation Show    3:46

4.Play Me    3:06

5.Forever In Blue Jeans    3:21

6.Sweet Caroline    3:31

7.September Morn    3:23

8.Beautiful Noise    3:21

9.You Don't Bring Me Flowers    3:31

10.Song Sung Blue Medley: Song Sung Blue, Shilo, Song Sung Blue ( Reprise )    6:28

 

リリース 1999

 

Delta Music CD6169

 

 

 日本ではそれほどぱっとしないニール・ダイヤモンドですが、個人的に名前を見つけると捕獲してしまいます。これもメジャーレーベルからは発売されたことがないので、日本ではほとんど日の目を見たことがないのではないでしょうか。Delta Musicの当時の日本での発売窓口は日本コロムビアでしたが、イージー・リスニングが下火であったことが災いして国内発売はありませんでした。

 

 でも、名曲揃いで多分何曲かは耳にしたことがあるのではないでしょうか。普通こういうアルバムはロイヤル・フィルが得意なんですが、ここではロンドン・フィルが挑戦しているというのがなかなか洒落ています。まあ、こういうアルバムは編曲のセンスがモノを言います。その点、このアルバムはコーラスも適度に取り入れて原曲の持つ軽快でありながらパンチの効いた雰囲気をうまく生かしています。こういうセンスはイギリスのオーケストラに1日の長があります。似たようなアルバムをアーサー・フィードラー/ボストン・ポップスが演奏したものも持っていますが、どうもオーケストレーションが重たくてそれにリズムも引っ張られているところがあります。

 

 ロンドンフィルはグラインドボーン音楽祭では毎年ピットに入っていますし、映画音楽とのかかわりも多く、映画では『ロード・オブ・ザ・リング』3部作、『アラビアのロレンス』、『フィラデルフィア』、さらにゲーム音楽ではすぎやまこういちによるドラゴンクエストシリーズの交響組曲やゼノサーガシリーズなどのサウンドトラックを担当しています。そんなことでこのアルバムも手慣れたものです。

 

 アルバムの中では、バーバラ・ストライザンドとデュエットした「愛の黄昏( You Don't Bring Me Flowers)」や「Forever In Blue Jeans」がおきにいりです。

 

 まあ、週末に聞くにはこれくらいの演奏の方が重たくなくて聴きやすいのではないでしょうか。

 

 

 

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