過去記事の修正 86
クラシック編
最近当プログの訪問者が増えて過去記事もいろいろ検索されていますが、どう見ても現在では修復不可能な記事が少なからず散見されます。下の記事はなんとか修復できたものです。
クラシック音楽への入り方がやや変化球的なものだったので、初期の頃から近現代音楽も結構聴いていました。で、レコードを収集しだした頃は1000円盤ブームで、結構重宝しました。最初は、それこそ名曲名盤で聴き慣れたレパートリーだけだったのですが、やがてコロムビアからは色々なシリーズが続々と発売され、かなり興味をそそられたものです。そんなシリーズの事つに「HISTRICAL RECORDING1000シリーズ」がありました。これなんか東芝のGRシリーズを凌ぐ珍しいソースが含まれていました。そんな中にウディー・ハーマンが演奏したストラヴィンスキーの「エボニー協奏曲」がありました。
ちょっと趣向を変えて、小生の好きな交響曲を番号順に列記してみます。古今の作曲家の中で交響曲を書いている作曲家はかなりいるのですが、番号を付けて作曲している作曲家はかなり絞られるのではないでしょうか。やはり、ドイツ・オーストリア系に多く、フランス系は少ないですね。ということで、簡単な様でけっこう悩みました。
元来は「エヴェレスト」の録音ですが、どういう経緯か分かりませんがフィリップスからCD化されました。それも、ごく初期にノーノイズ・システムを標榜していた「レジェンンダリー・シリーズ」で発売されただけです。
ジャケットにも記載がありますがもとは35ミリのマグネチック・フィルム・レコーディングされたもので発売当初はハイ・ファイ録音として話題になったものです。ショスタコーヴィチの方はオーケストラはニューヨーク・スタジアム交響楽団の演奏と表記されていますが、れっきとしたニューヨーク・フィルハーモニックの演奏です。
ルドルフ・ゼルキンがベートーヴェンのトリプル協奏曲をセッション録音していなかったとは知りませんでした。ピアノ協奏曲全集はCBSとテラークにそれぞれ録音し、合唱幻想曲も同様に2度録音しているにも関わらず、このトリプル協奏曲だけはこのライブしか無いんですなぁ。でもって、共演のレスリー・バルナスやハイメ・ラレードは日本ではあまり知られていないアーティストでは無いでしょうか。
Membranの「Masterpieces of Classical Music」にはまだまだ注目の演奏があります。これも面白い一枚です。1曲目にはベニー・グッドマンが演奏するモーツァルトのクラリネット協奏曲が収録されています。ただ、本来はステレオで収録されていますが、ここではモノラルの音声です。LP初出はモノラルだったのでこれでも違和感はありませんが、著作隣接権も切れている録音なので別にステレオで発売しても問題ないとは思うのですけれどもねぇ。
ソニーから発売されたバーンスタインのシンフォニー・エディションに収録された一枚です。ソニーは廉価盤ボックスセットを矢継ぎ早に発売していますが、これはあっという間に完売してしまったようです。企画としてはCBSに残したバーンスタインの交響曲のステレオ録音を余す処なく収録したという形を取っています。ただし、複数録音した曲目は、適宜選択されたソースが採用されているようです。LPサイズのボックスに収録されているということで、CD時代のコレクターに取ってはやや難儀な仕様ですが、レコード時代を知っている人間にとってはコレクターアイテム的な装幀で嬉しい限りです。
この映像は、ジャクリーヌ・デュ・プレの基金による演奏会のために、元夫のダニエル・バレンボイムやアンドラーシュ・シフに声をかけ、モーツァルトの2台用及び3台用のピアノ協奏曲を演奏し、さらに第20番のピアノ協奏曲をショルティの弾きふりで演奏した名女流チェリストのジャクリーヌ・デュ・プレの追悼コンサート「ジャクリーヌ・デュ・プレ アピール コンサート」の模様を収録したものです。
伊福部昭の音楽は、それと聴いて分る個性があり好きです。分かりやすい音楽で、個人的にはショスタコーヴィチに近しいものを感じます。今年になって聴いたCDの中では一番聴き込んでいるのではないでしょうか。ただ、彼の音楽を言葉にするのが難しく、暫くうっちゃってあったという所が真相です。
現役時代、オーマンディはCBSにあってバーンスタインよりも人気がありました。そのために録音ソースはいろいろな形でリリースされています。日本では、人気が今ひとつという事もあり、また1960年代に日本コロムビアからCBSソニーに発売元が変わった関係で、リリースされる点数は著しくバーンスタインよりも少なかった記憶があります。
LPの棚を整理していたらこんなレコードが出て来ました。何でもベームの生誕85周年を記念して発売されたボックスセットの様で、この第2巻は協奏曲編ということです。ということは1979年に発売されたものということです。ベームがドレスデン国立歌劇場総監督に就任したのは1934年ですから、その直後から一連の録音が残された訳です。