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ポップス編
最近はどういう時代の変遷か、ポップスの流れに乗るクラシックから流れたヴァイオリニストが多くなりましたね。高嶋ちさ子を筆頭に川井郁子そして宮本笑里、幅を広げれば寺井尚子と様々です。そして、ここで取り上げるのが川井郁子、彼女は現在ではどらかというとかなりポップス寄りです。今回音源を一新しました。
これは、ジョン・ウィリアムスの作品をオリジナルスコア(?)を使って演奏した疑似サントラ集のようなアルバムです。OST(オリジナル・サウンド・トラック)ものはレコード会社が数社に跨がっているので、なかなか作曲者にスポットを当てて演奏したものをサントラで一堂に集めるのは難しい事です。
元祖マルチタレントのハシリとしていろいろな分野で活躍しているミシェル・ルグランですが、本業は多分ピアニストなんでしようね。これがまた、並のピアニストではなくここでのジャズやポップスはいうに及ばずクラシックまでやってしまうのですから恐れ入ります。で、その1として取り上げるのは、トリオによるミシェル・ルグランのジャズ・アルバムになります。
本来はクラシックで扱うものなんでしょうが、ついでということでこちらで取り上げます。ジャズをやる人でクラシックを取り上げているのはキース・ジャレットとかチック・コレア、ジョン・ルイスなんかがいますがですが、サティを取り上げたのは多分ルグランぐらいでしょう。
このブロクでは、滅多に国産ポップスを取り上げることはありません。そもそも、テレビで歌謡曲の番組を見た記憶はほとんどありません。それでも、どうにか、フジ系列の「夜のヒットスタジオ」やTBS系列の「ザ・ベストテン」は家族が見ていたついでによく見たものです。
このジャケットの「RISE」はほとんど見かけたことがないのではないでしょうか。これはイギリス盤です。いわゆる再発もので、ちゃんとA&Mのライセンスものですが、一世を風靡したPickwick翼下のHallmarkから1985年に発売されました。ライズのイメージにぴったりのダークオレンジ色のモノトーンで纏めたジャケットはシンプルですがインパクトがあります。
オリジナルはクラシックの作品ですが、単純なテーマを繰り返すだけで曲を構築するというテクニックで誰もが知る名曲となっています。そんなことで、クラシック界だけでなくジャズやポップスの世界でもこの曲は盛んに取り上げられています。
レコード時代はクラシックに限らず、ジャズだろうがロックだろうがジャンルをこだわらず輸入盤を買いあさっていました。国内盤の1/3ぐらいの価格で買うことが出来たからです。FMで耳にして記憶に残っているアーティストならそれこそジャケ買いです。「スリー・ドッグ・ナイト」のこの「ゴールデン・ビスケッツ」もそんな一枚です。
こんなCDを所有している人は余程のギョーカイ人でないといないのではないでしょうか。1993年に製作されたCDですが非売品です。ボーデンジャパンが販促用に製作したCDです。インナーには一般応募でプレゼントした旨が告知されていますが、そういう販促があったという記憶はありません。
このアルバムはコンピュレーションでいわゆるベスト物です。「ペンデュラム」までの作品の中からヒット曲が抜粋されているベストアルバム。まだC.C.Rが現役の頃発売されたせいか、選曲がとても気に入っています。たいていベスト物はライブ音源が1、2曲含まれているのですが、これはすべてオリジナルバージョンで構成されています。そういうところがいいですね。