新春の展覧会
年が明けて、状況は好転どころかまたぞろ感染拡大で、この先展覧会もどうなることやと心配になってしまいますが、とりあえず今週はなんとか無事に開催されているようです。そんな中で巡ってきた市民ギャラリーの展覧会です。今週の展示は三連休があった関係で12日から16日までの開催と1日展示日が少なくなっています。
7階の会場で一番盛況だったのがこの「日本水彩名古屋支部小品展」でした。上の案内ハガキはちょいと地味ですが、見事な作品がずらっと並んでいました。なを、こちらで昨年開催された「第64回日本水彩名古屋支部展」の
展示の様子
ぱっと見、写真と見まごうがごとき仕上がりです。ただ、全てがガラス入りの額縁展示なので、光の反射が入ってしまい、作品を十全に鑑賞できないのが残念です。
モノクロトーンを生かした夕景が見事です。
中心となるバラと周りの花のボカシ具合が絶妙です。
収穫後の畑の物寂しさが淡い色調でノスタルジーさを醸し出しています。
これも写真タッチの仕上がりで、一瞬鈴木英人の作品と錯覚しましたが、手前の樹木の書き込みは驚くほど精彩です。
コート・ダジュールは南フランスの保養地ですが、あまりリゾート地の雰囲気は感じません。まだ、早朝の風景だからでしょうか。
これは名城公園のオランダ風車を描いたものでしょうか?ちゅ会おうに描かれる子供達だけの世界がメルヘンの世界に誘います。
こちらは高山市のほうば味噌で有名な「角一」さんを描いています。切り取り方がいいですねぇ。実際の写真は下のようになっています。
作品は全て8号大のサイズです。小ぶりですが、風景、静物、人物画など、ギャラリーの年頭を飾るにふさわしい作品が会場いっぱいに並んでいます。