過去記事の修正 51
ポップス編
この過去記事の修正、クラシック編は修正にそれほど手間取りませんが、ポップス編はむちゃくちゃ時間がかかります。まず、リンクを貼ってある記事が消えていることが多いのです。ポップス系はホームページの消滅や、賞味期間切れで削除とかなんでしょうか。そのため、リンク記事の記述の修正や、近しい内容の別のリンクの表示とか探すのにとてつもなく時間がかかります。そんなことで、最近は遅々として進んでいません。
この記事は本を取り上げたものです。このご時世で「ムード音楽」をまともに取り上げているものはほとんどありません。この本は単行本としては百科事典的な内容の貴重なものです。それこそ、ムード音楽の走りの頃からの歴史を知ることができます。今なら、タイトルは「ムード・ミュージック」とフルでカタカナで表はするところなんでしょうが、そういう歴史を含んでいるので「ムード音楽」のままなんでしょうなぁ。絶版書籍です。
これはサントラのレコードを取り上げたものです。日本ではレコード全盛期には、キングレコードが中心になって膨大なサントラのオムニバス盤を発売していました。音楽の場合は、複数のアーティストの音源をまとめたアルバムを「オムニバスアルバム」と称していたのですが、ある特定のテーマに沿って編集したオムニバスアルバムを「コンピレーション・アルバム」と呼ぶことがあります。最近はこちらの方が多いでしょうかね。ちなみに、小説などの文学作品や漫画の場合は「アンソロジー」と呼ぶことが多いようですが、違いは曖昧です。
で、このオムニバス盤、面白いのは日本なら確実にダブルジャケットにするのですが、シングルジャケットです。レコードの挿入口の間に仕切りがあり、一つの口から出し入れするのです。こういうタイプのレコードがこういうオムニバス盤には多かったです。このレコードはスペクタクル作品が数多く含まれていて、今となっては貴重な1組です。ここではMGMの作品がモノラル時代の作品も含めて収録されています。
こちらは同じような趣旨のユナイテットレコードの2枚組です。先に紹介したキングの日本盤はこちらに近い形で、本来のサントラも音源としては使われていますが、必ずしもサントラ音源ではなく、翼下のアーティストを使用し、当時ヒットした音源が使われています。それこそ、アル・カイオラやリズ・オラトラーニ、フィランテとタイシャーなどのアーティストが演奏したものも含まれています。2枚組36曲ということでアメリカ盤としては大盤振る舞いのシングルジャケット2枚組です。こういう性格のレコードですから、今回リンク切れが多く修正に一番手間取りました。というか、かなり修正を加え、ほとんど書き換えたと言ってもいいでしょう。
過去記事で訪問者の多い記事です。これはパート2でパート1はこちらになります。ポップなイーシー・リスニングの流れは多分このワルド・デ・ロス・リオスが始めたものではないでしょうか。それまでは本当にムードミュージックとしてマントバーにのようなしっとりとしたストリングスが主体のものが多かったのすが、このワルド・デ・ロス・リオスがクラシックの名曲をポップス風にアレンばしたことに割って、ポップクラシカルの世界がグッと一般的なものになりました。このパート2はスペイン版の3枚組のアルバムを取り上げています。原盤はスペインのヒスパボックスでレコード時代は日本コロムビアが発売していましたがその後EMI翼下に入ってからはどこがライセンスを持っているのでしょうかねぇ?国内盤はほぼありませんから見つけたらラッキーでしょう。
このデパクラはギターデュオトリオの「DEPAPEPE」のクラシックアルバムのことです。デパクラとしては2集まで出て跡が続いていません。まあしかし、クラシックをポップス化して聞かせるグループとしては「スギテツ」もありますが、真面目な路線としてはこのデパクラの方が上でしょう。ギター2本で数多のクラシックの名曲を料理しています。一応リンク切れは修正しましたが、現役アーティストですのでいつリンク切れを起こすかわかりません。ご視聴はお早めに!!
今回の最後は寺井尚子です。このライブ地元で開催された音源ですから取り上げました。ヴァイオリンのジャズはイギリスのステファン・グラッペリをよく聞きますが、この寺井尚子のヴァイオリンはジャズ本流を突っ走っていますから聴きごたえがあります。