過去記事の修正 49 クラシック編 | geezenstacの森

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過去記事の修正 49

クラシック編

 


  最近のレコード業界は同じような旧譜の再発と、ボックス・セット化に軸足があるようでちっとも触手が動きません。最近、時間が取れたので久しぶりにレコードショップに足を運んだのですが、売場は悲惨なもので商品は以前の1/10程しか並んでおらず、とてもショッピングを楽しめる状況ではありませんでした。これでは客足はもっと遠退くでしょうなぁ。

 

 

  多分、こんなCDが発売されていたのはほぼ忘れ去られているのではないでしょうか。広上氏がアメリカのコロンビア交響楽団の常任指揮者を務めていたのはわずかワンシーズンでした。その時の演奏記録がこの演奏なのです。ライブですがいい仕事しています。


 

 

  バーンスタインの協奏曲ボックスにセットの中の一枚です。ある意味センセーショナルな録音で、貴重なライブの記録です。これ以降、バーンスタイとグールドは共演していません。

 

 

  アンドレ・ワッツはデビューの時から注目していたピアニストです。ただ、この録音は記憶がありませんでした。レコード時代は、カラヤンもバーンスタインもほとんど興味が無かったので、パスしていたんでしょうなぁ。



 

  上と同じ理由で、興味のかなった録音です。35番の録音自体もある事すら未知でした。レガートたっぷりの今からするとハリボテのような演奏ですが、カラヤン美学で貫かれた演奏です。


 

  この記事を書いた時点ではCD化はされていませんでしたが、今はどうなんでしょうか?これは海外では初期にCD化されたものです。四季ブームで録音された物なんでしょうが、日本でしか考えられない録音でしょうなぁ。指揮者の福村一芳氏は、一時期名フィルの常任指揮者をしていました。

 

 

  アバドのマーラーは初期から注目して聴いていました。この第9番は全体の中でもピカイチの演奏じゃあないでしょうか。

 

 

  マーラーの交響曲第5番を最初に聴いたのはこのテンシュテットでした。当時の話題盤で注目されていましたが、期待に違わない演奏で満足しました。この一枚は、第一番の「巨人」も収録されていて2枚組になっています。この当時は、5番はCD一枚には収録しきれず、一番の後に、5番の第1楽章が収録されています。

 

 

 これは忘れ去られている録音です。 ムーティはキャリアの初期、フィルハーモニア管弦楽団と盛んに録音していました。この録音もそんな一枚ですが、、後にフィラデルフィア管弦楽団のシェフになるとさっさと再録音しましたから、今ではこんな録音あったかしら?状態になっています。

 

 

 プレヴィンはロンドン交響楽団のシェフ時代に名盤をかなり残しています。このガーシュインもその口ですが、デジタル時代になりピッツバーグ交響楽団と再録音していますから、霞んでしまいました。ワーナーから最近EMIに残された録音がボックスで発売されましたが、遅きに失していますわなぁ。