Orchestra B Second Concert
で、一曲目に演奏されたのがモーツァルトのホルン協奏曲第4番の第3楽章をホルン四重奏の形で演奏しました。下は五重奏による演奏ですが、こんな感じです。
続いて今回もコントラバス四重奏で低弦を生かした曲が演奏されましたが曲目はちょっとわかりませんでした。
続い演奏されたのは、セレナード第6番 ニ長調 「セレナータ・ノットゥルナ」より第3楽章です。こちらは本来なら5-6分の演奏なのですが、ここでは各パーツのトップにソロを割り振り、ストリングス全員でわいわいとこのロンドを演奏していました。すきですなぁ、こういう遊び。指揮者は奏者達の輪の中に入ってティンパニの横で指揮棒は使わずキューを出します。ネットにはちょうどこんなような演奏がアップされていました。
いいですなぁ、こんな感じのモーツァルト。音楽はこんな感じで音を楽しまなくっちゃ。
アナウンスでは休憩タイムなしだったのですが、ステージ転換の時間でトイレ休憩はありました。
さて、今回のメインプログラムはベートーヴェンの交響曲第5番 ハ短調です。ここは現在の表記に従って、「運命」はいらないでしょ。世界的にハ短調でいいと思います。今回の弦の編成は5-4-4-3-4でした。何かの本で読んだのですが、ベートーヴェンはこの曲の初演の演奏会で、もう少し弦の編成を多くしてほしいと頼んだようですからこの5番と6番はほぼこれくらいの編成で演奏されたのではないでしょうか。今回の演奏は決してビリオドの演奏ではありませんでしたから、対向配置ではなくチェロが鎮座していました。さらに、金管はトランペット3、トロンボーン4、ホルン3と厚めの編成です。
テンポは早めで、振り出しはカラ振りからでなく溜めてからの振り出しでした。主題はカラヤンタイプの提示で、フェルマータで伸ばすスタイルでなく、畳み掛けるように始まりました。特徴は金管の編成が多いことで、特にホルンを強奏させることでちょっと特異なサウンドになっていました。
後半の2楽章も軽快なテンポで一気呵成にゴールに向かって突き進んでいきます。
この辺りは十分に練習が取れていなくて、わずか3回の音合わせで仕上げるというプロオーケストラ並みの練習しかできなかったことが多少影響しているのかもしれません。下は後日アップされた演奏です。
正常な状態でのコンサートで、十分なリハの成果が出せるようになるといいですなぁ。