愛知アールブリュット作品展
以前にもこの「愛知アール・ブリュット展」は取り上げたことがあるのですが、今年も開催されているということで出かけてきました。今回の場所は「愛知県図書館」です。実は愛知県に住んでいながら、あまり愛知県のことは意識したことがありません。何となれば名古屋市に住んでいるからで、住所の表記でも、愛知県から記入することがなく、いきなり名古屋市から書いてしまいます。
そんなこともあり、この愛知県図書館は今まで一度も訪れたことがありませんでした。いや、行こうとしたことはあるのですが、行ってみると改装工事中で休みとか、月一の特別休館日に当たったりとかで門前払いを食っていたのです。場所は名古屋城にほど近い大津橋の近くにあります。
1月15日(金)より愛知県図書館1階Yottekoにて、あいちアール・ブリュット展関連作品を展示しています。
今回は、過去あいちアール・ブリュット展で2回優秀作品に入選した方の作品や、「絵を描くこと」を仕事として一般企業に就職した方の作品で構成されています。
2017年に名古屋市美術館で「アドルフ・ヴェルフリ 二萬五千頁の王国」を鑑賞しているのですが、この展覧会がアール・ブリュットに興味を持つきっかけになりました。このアドルフ・ヴェルフリ(Adolf Wölfli, 1864-1930)は、アール・ブリュットあるいはアウトサイダー・アートの先駆者と見做されているスイス人画家です。
また、愛知県図書館での展示ということで、アール・ブリュットや障害者雇用関連書籍も展示に合わせて置いてありますので、興味があるものがないかも探してみてください。
こういう作品を見ていると、人間には図りしれない想像力を秘めた存在だとつくづく思います。この展示は3月10日まで開催されています。
また、昨年度の告知で、3月16日から21日まで愛知芸術文化センターで「あいちアール・ブリュット優秀作品特別展」も開催される予定です。