The Best of The Beatles Song Book
曲目/
1.I Want To Hold Your Hand 2:27
2.Please Please Me 2:48
3.From Me To You 2:19
4.P.S. I Love You 2:14
5.A Hard Days Night 3:07
6.If I Fell 2:20
7.Ticket To Ride 3:01
8.Yesterday 2:51
9.No Reply 2:43
10.Day Tripper 2:51
11.Michelle 3:21
12.Eleanor Rigby 2:14
13.Norwegian Wood (This Bird Has Flown) 2:32
14.Penny Lane 2:29
15.Strawberry Fields Forever 3:03
16.When I'm Sixty-Four 2:54
17.The Fool On The Hill 2:28
18.All You Need Is Love 2:38
演奏/THE HOLLYRIDGE STRINGS
Varese Sarabande VSD-5690(原盤キャピトル)
1970年代にビートルズのインストアルバムで流行ったホリーリッジ・ストリングスのアルバムです。本家からは6枚のアルバムが発売されていたはずですが、ここでは第1集と第2集を中心にセレクトされた18曲が収録され、なぜか映画音楽中心のヴァレーズ・サラバンドから発売されたものです。クレジットを見るとCEMAスペシャルマーケットという会社から発売権を買ったようです。
個人的に何度も書いていますが、ビートルズ本人たちよりも、こうしたイージーリスニング化されたアルバムの方が好きで、見かけるとついつい買ってしまいます。多分、ビートルズ本体のアルバムより、その周辺のこうしたアルバムの方が大量にライブラリーにあるように思います。このホリーリッジ・ストリングスのアルバムは多分このビートルズものが一番ヒットしたように思いますし、こういう企画ものとして、なかなかビートルズだけを取り上げたアルバムは他には見かけなかったように思います。そういう着眼の良さとメロディを生かしたストリングス主体のアレンジは当時の小生の好みに合致していました。
軽快な「抱きしめたい」から始まります。演奏団体だけを全面に押し出しているというのもこのアルバムの特徴です。じっさいは、スチュー・フィリップスやモート・ガルソン、ペリー・ボトキンジュニアなどが分担して当たっていたようです。レコーディング専用のスタジオ・ミュージシャンを集めてのレコーディング専用のオーケストラだったようです。ビートルズはアメリカではキャピトルから発売されていましたから、そういう意味でキャピトルの専用オーケストラということで版権がたやすく利用できたという部分もあるのではないでしょうか。
ペニーレインはアルバム第4集に含まれていた曲です。ジャケットは第1集のものを使っていますが、中身は本当にベストナンバーになっています。
下は第2集の「ノルウェーの森」です。
ただ、個人的には後期の傑作、「レット・イット・ビー」や「ヘイ・ジュード」などが含まれていないのはちよっと物足りなさを感じます。
今までにビートルズを取り上げた記事
・ノルウェーの森~ザ・ビートルズ・クラシックス 1966カルテット
・Arthur Fiedler & The Boston Pops Play The Beatles
・Ballads For Lovers/レット・イット・ビー〜ヘイ・ジュード