復活!!こてこてクラシック第1回 回答編 | geezenstacの森

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復活!!こてこてクラシック第1回 回答編

 

 一週間のご無沙汰でした。第1回復活!!こてこてクラシックの回答編の日がやってきました。かなり問題のレベルにばらつきがあったようで難しかったようですね。

 

 早速第1問から回答です。ちょっとイントロクイズにしては出だしの音が小さかったようですね。しかし、こういう形で始まる曲もあるものです。回答はシベリウスの交響曲第3番第1楽章でした。こんな美しい旋律を持つ曲をカラヤンは録音を残しませんでした。ですから、カラヤンのシベリウス交響曲全集は存在しません。ここでは日本で最初にシベリウスの交響曲全集を完成させた渡邉暁雄/日本フィルの演奏で聴いてみましょう。

 

 

 第2問は変化球クイズでした。正解はサン・サーンスの「白鳥」で演奏している楽器はチェロっぽく聞こえますが、実際はヴァイオリンでした。音源で使用したのは前橋汀子さんのもので、調性を変えて演奏したものです。ここでは普通の調性で演奏しているもので聴いてみましょう。千住真理子さんの演奏です。

 

 

 第3問は学生時代によく音楽の時間で聴いた曲ではないでしょうか。楽器に木魚が使われていてすごく印象に残っています。作品はブリテンの「青少年のための管弦楽入門」でした。演奏会ではよく楽器紹介のナレーションと共に演奏されますね。でも、ここではやはり、作曲者自身の指揮による演奏で聴いてみましょう。

 

 

 第4問のエンデイングクイズです。通常は第1楽章の冒頭が印象的ですからそちらが問題に鳴ることが多いのかも知れませんが、これはブラームスの交響曲第1番の第4楽章コーダの部分です。

 

 

 第5問の答えはちょっと難しかったかも知れませんが、60代以上の人はすぐわかったのではないでしょうか。デッカを初期から支えた指揮者はフランスの「エルネスト・アンセルメ」でした。20世紀の作曲家ストラヴィンスキーを積極的に広めた識者で最後の録音もストラヴィンスキーの「火の鳥」全曲だったというのも縁があるんでしょうなぁ。そんなアンセルメは膨大なレパートリーを残しています。中でも一番馴染みのあるのはエロルドの「ザンパ」序曲ではないでしょうか。何しろNHK-FMのクラシック音楽番組「朝の名曲」(1972-1985年) のテーマとして使われていたので、曲名は知らなくとも中間部の軽やかな旋律が耳馴染みな方も多いのではないでしょうか。

 

 

 第6問は「のだめカンタービレ」を見ていた世代ならすぐわかるでしょう。小生もそこで聴いてこの曲の素晴らしさに開眼しました。モーツァルトの二台のピアノのためのソナタK.448の第1楽章でした。ここでは楽しそうに引いている辻井伸行と高校時代の同級生ジャンミッシェル・キムの演奏で聴いてみましょう。

 

 

 第7問もテレビのCMでもよく耳にした曲ですから馴染みがあるのではないでしょうか。ただ、オーケストラのコンサートでは合唱が伴うのでそんなに頻繁には演奏されないのがちょっと寂しいですね。ここで貼り付けているストコフスキー/ロイヤル・フィルの演奏はういうところでは手を抜かないので安心して聴いていられます。

 

 

 第8問ので使われている楽器は「琴」です。そして、演奏されているのはバッハの「主よ、人の望みの喜びよBWV.147」です。本来はカンタータですから曲はオーケストラで演奏されます。

 

 

 第9問は超ウルトライントロでしたから、難しかったかも知れません。ヒントは元旦の夜ということでウィーンフィルのニューイヤーコンサートだと分かればあとは辿れたかも知れません。曲はヨーゼフ・シュトラウスの「鍛冶屋のポルカ」でした。コンサートではいろいろな演出で楽しませてくれる曲ですね。

 

 

 さてさて、最後の問題は小さなお子さんがいる人ならわかったでしょう。運動会の徒競走では定番の曲です。カバレフスキーの組曲「道化師」から「ギャロップ」です。これは問題で全曲演奏されていますが、演奏はユージン・オーマンディ指揮/フィラデルフィア管弦楽団の演奏でした。

 

 答え合わせが終わりましたが、少しは頭の体操になったでしょうか。もし、リクエストが有れば第2回もやってみようと思っています。