「敗軍の将 兵を語る」シリーズ、第6回は「中学受験にかかった費用」です。
さだっちの場合、本格的な受験対策をスタートしたのが小4の冬休みからなので、新小5(小4の2月)からの2年間でかかった費用について、把握できている範囲で集計しました。交通費は含みません。
ズバリ、総額340万円!
レクサスを買えるくらい突っ込んでいる感覚でしたが、実際はプリウスのエントリーモデルが買える程度でした。それでも十分課金しているのですが、もう感覚がマヒしていますね
恐るべし、中学受験です
これだけ投資しまして、得られた成果(実績)といいますと・・・
・2勝3敗
・N46~43の第一志望校に不合格
・地頭相当(N42~)の併願校へ合格(特待)
誰がどう見ても、この投資額に見合ったリターン(実績)ではありませんね
ですが、これが低偏差値帯(地頭に恵まれない子)の中学受験のリアルなのです。
偏差値30台の世界に「コスパ」などという言葉は存在しないのです
言い換えると、この世界で「コスパ」を求めるのであれば、中学受験は止め方が賢明です。かけたお金に見合う成果は基本ないと思ってください。我が子に成果(特に短期的な)を求めると親子とも本当に不幸になりますし、最悪家庭が崩壊してもおかしくありません。
この世界では「推し活」マインドが不可欠なのです
かかった費用明細
費用の明細も公開します。額が大きい項目について補足していきます。
■プロ家庭教師代 162万円
プロの家庭教師にお願いしていたので、ダントツでかかっています。
小6の11月までは国語のみ90分/週1回で、これだけの費用がかかっていますので、2~3教科をプロにお願いしているご家庭の投資額はレクサス超えでしょう
ただ以前に評価しましたが、さだっちの壊滅的な国語力が向上したのは、間違いなくこのプロ家庭教師のおかげなので後悔はありません。
小6の秋からは第一志望校の過去問対策を徹底的に指導いただき、過去問と同傾向ならば勝負できるレベルには仕上がりました。本番でも手ごたえがあったようです
算数は小6の12月からプロ家庭教師を付けて、国語同様に第一志望校の過去問対策を徹底的に指導いただき、勝負できるレベルには仕上がったと思いますが、本番で傾向が変わってしまい、あえなく撃沈となりました・・・
■受験塾代 76万円
小5は算数のみ週2回・週次テスト、小6は10月迄で算数週2回・国語週1回・週次テストの費用なので、リーズナブルです。
算数は基本的な解き方を習得できたので集団塾に通わせて正解でしたが、国語は6年生から通うも、結局ペースについていけてなかったので正直無駄でしたね。先生との相性もあったのかもしれませんが、さだっちには合わないことに気づくのが遅かったです。
中堅塾でしたが四谷大塚の教材を使っており、さだっち兄が通っていた小規模塾と比べると体系的に算数を学べましたし、週次や月次確認テストで算数の力がついたと思います。集団塾に通うなら中堅以上ですね。
■国語対策代 43万円
小5時の約1年間、読解の基礎学習として「国語のオンライン塾」、書き方の基礎学習として「書き方教室」に通わせました。
国語のオンライン塾は45分/週1回で約2.5万円なので少々高いですが、国語を論理的に学べるカリキュラムになっており、教材としては大変よくできていたと思います。さだっちの理解力がアレなので、折角の教材を活かしきれませんでしたが、さだっちの珍回答を一切否定せず、同じ目線で一緒に取り組んでくれたので、心理的安全性を確保できたことが大きかったです。
書き方教室は90分/週1回で1.2万円なので金額的にはリーズナブルでした。「能動的に」自分で考えることができたことは良かったと思いますが、さだっちの中学受験対策としてはオーバースペックでした。純粋に国語力を鍛えるという意味では学ぶ価値はあると思います。
■個別指導塾代 28万円
小6の11月から算数と国語(漢字)、それぞれ80分/週1回で通いました。これに年末年始特訓が別途、10万円/5日かかっています。
個別指導塾で自習室を確保できたのが大きかったです。このために通わせたと言っても過言ではありません。
当初は算数の分からない問題の補足だけを考えていたのですが、初回入塾特権で2対1の授業を4回無料体験できたので、思い切ってその分を漢字学習に当てたのが大正解でした。それまでほとんど進歩が見られなかった漢字力が飛躍的に向上(さだっち比)したのです
第一志望校の本番でも8割解けたと、さだっち自身が成果を実感できたことが何より嬉しかったです。しかも、受験後も漢字を忘れないようにしようと、ペースは落ちていますが自主的に漢字の復習をしているのです
「中学受験にかかった費用」まとめです。
2年間の総額は約340万円です。
第一志望校には合格できませんでしたので、成果(実績)としては費用に見合わない結果となりました。
ですが、「壊滅的な国語力を何とかしたい」という当初の目的は達成できたと自信を持って言えますし、嬉しいことも苦しいことも含めて、さだっちが中学受験で得た経験は「プライスレス」です。マジックワードです(笑)
それに私自身、費用を理由にして悔いを残したくなかったので、できることは何でもやらしてみようと思っていました。さだっちの将来を考えたら誤差の範囲です。
最後に繰り返しになりますが、偏差値30台の世界に「コスパ」などという言葉は存在しないのです。
ただ「推す」のみですw
2年間勉強しても偏差値30台を脱出どころか、20台に落ちてしまったさだっち。勝負の秋にやる気を失い、集団塾から個別指導塾へと転塾・・・
終盤の数々の事件も乗り越えてなんとか完走するも、受験結果は2勝3敗。
第一志望校は不合格、地頭相当(N42~)の併願校に合格&進学です。