「ぬかびら源泉郷」 にそろそろ行ってみようと思い始めていた6月頃から、ちょくちょく覗いていた温泉宿のHPがこの「中村屋」(河東郡上士幌町字ぬかびら源泉郷南区)でした。

ここで湯に浸かる事にします。

 

 

「中村屋」の始まりは1977(昭和52)年だそうで、お土産屋さんをやっていた時に昭和の初頭から営業していた旅館を買い取ったのが出発点との事。

 

 

訪問時は外装工事が行われていました。

 

 

入口玄関を入って、正面の様子。

いきなり目に入って来る「ザ・昭和(大正も含むか?)」。

 

 

右側の受付カウンターです。

 

 

受付カウンター左奥、お土産コーナーでしょうか。

 

 

こちらは入口から左側の様子。

いや~、全体的にレトロな手作り感が満載です。いいですねぇ~。梅之助はこういう雰囲気が大好きです。

 

 

それでは日帰り入浴料600円を支払って、浴場に向かいますよ。

 

 

 

壁に掲げられた泉質分析表は内風呂と露天風呂の2種類でしたが、源泉は同一のようなので数値的にはほとんど変わりません。

pH値7.8の低張性弱アルカリ性高温泉で、ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉というものでした。泉温は49.8℃で、試験年は令和2年3月と新しいです。申請者は当温泉旅館。

 

 

脱衣所です。木の温もりが感じられ、なかなかいい雰囲気を出していますね。

 

 

内風呂が一つだけのシンプルな作りですが、イメージ的に統一感が保たれています。

十勝岳温泉の「カミホロ荘」を思い出しましたよ。

 

 

先客の1名が出て行った後、しばらくの間は貸切り状態だったので、写真撮影に気を使う事がなくて楽でした。

後で嫁に聞いたところ、女湯の方は全く雰囲気が違うお風呂だったそうです。

そちらの方は宿のHPでご確認ください。22:00に男女の浴場が入れ替わるので、宿泊者は双方に入る事が出来ます。

 

 

 

(左)「星の里」という名称の露天風呂に通じる入口。(右)露天風呂の男性用脱衣所。

 

露天風呂はそれ自体が一つしかないので、なんと混浴という形でした。

また二つの内湯からは直接行けない為、一度きちんと服を着て専用の通路を通って向かう必要があります。日帰り入浴のこの時間帯、まず女性はいないだろうと思って向かいましたが、内心「女性の先客がいたら、どうしよう」とは思っていましたよ。

まあ、幸いにも(?)いらっしゃいませんでしたが。良かったのか、悪かったのか。

 

 

結局、誰もいませんでした。男性も気を使っているのかもね。

もちろん女性専用タイムが20:30~22:00まで設けられているので、宿泊者に限り女性も安心して利用できます。

 

お風呂から上がってレトロなロビーで嫁を待っている間、日帰り入浴のお客さんが何組か玄関に現れましたが、宿のスタッフは宿泊者や現在利用中の日帰り客の人数を把握をしながら、時に「現在、混んでいるので申し訳ありません」とお断りを入れたり、利用中の人数に変化があった場合は受け入れたりと、臨機応変に対応していました。

「密」にならないよう、厳格に人数調整をしていたんですね。その意味では梅之助らはラッキーでした。

このウィルス禍の中、宿泊業の人たちは本当に大変です。

 

 

さて、お風呂上がりの楽しみは、飲み物と小腹を満たすちょっとしたおやつ。

エスプレッソとダッタンそば茶は無料です。

 

 

火鉢の上で温められたダッタンそば茶。

もちろん、頂きました。クセが無くて飲みやすかったですね。十勝産のポテチを火鉢の上で焼いて食べるのも無料だったようです(この時は気付かずに食べなかった)。

粒あんおやきを焼いて食べるのも美味しそうですよ。宿泊していたら、きっと食べたでしょう。

 

 

【関連記事】

2020 糠平温泉へのドライブ④~当麻のイタリアン「ココペリ」(2020/08/05)

2020 糠平温泉へのドライブ②~糠平湖&糠平ダム(2020/08/03)

2020 糠平温泉へのドライブ①~三国峠と糠平国道(2020/08/02)