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※上の画像はこのブログとは一切関係がありません。
このブログにタイトルネタは1年半ぶりになります。
今回は、初入院時の生活について書こうと思います。
病院によって違うかもしれませんが、僕が入院した病院は朝6時起床でした。
当時僕は完全な夜型生活で、朝6時となるとまだ呑んでる時間で、6時起床がかなりキツかったのを覚えています。
ご想像の通りなかなか起きられなくて、看護師さんや介護士さんに無理やり起こされました。
本当にキツかった…。
朝する事といえば、まぁ歯磨きして…は一般と変わりありませんが、基本的には暇でした。
僕は人と関わるのが子供の頃から苦手で、詰所前のティールームに行く事もなく、自分の病室で時間を潰していました。
本の持ち込みはOKだったので本を読んだり、遊戯王のカードも持ち込めたのでデッキ作ったりしてました。
寝起きに服薬がある人はこのタイミングに。詰所前に行列ができてました。
ただ、密かにタバコとライターを持ち込んでいたので、タイミングをみて隠れてタバコ吸いに行ったりもしてました。
あるんですよ。隠れてタバコ吸えるスポットが(苦笑)
僕の場合は、食堂前のトイレで窓を開けて吸っていました。
ですがいつも上手くいくとは限らず、タバコを吸わない看護師さんに臭いでバレたり、不定期にあった病室検査でタバコが見つかって、よくタバコとライターを没収されました。
ですが僕も懲りない男。
はぼ毎日来てくれた当時の彼氏がコンスタントにタバコとライターを密かに持ってきてくれて、閉鎖病棟のあちこちに隠して、タバコは切らさずにいました。
元カレの話をしましたが、閉鎖病棟に面会に来る人も、詰所で持ち物検査をされます。
そこで持ち込み不可の物があったら没収されます。(持ち込み不可の物は『僕の精神科閉鎖病棟入院経験談② ~精神科閉鎖病棟に初入院してみたら…編~』をお読みください)。
入院していると洗濯をしなければいけませんが、僕の場合はその元カレに洗濯物を持って帰ってもらい、洗ったのを持ってきてもらっていました。
病棟内にはリネン室があって、そこには洗濯機があるので、ほとんどの入院患者はそこで自分で洗濯をしていました。
長期入院患者が多く、そんな入院患者は面会もマレなので、自分でするのが普通でした。
朝食は朝7時から。
自室で食べる事もできましたが、少しは他の入院患者さんと関わろうと思い、僕はなるべく食堂で食べるようにしてました。
入院食というと「不味い」とのイメージがあるかもしれませんが、僕が入院した病院の食事は美味しかったです。
ただ、僕はお米が苦手なので、元カレにいつも納豆とかを持ってきてもらって、それで食べてました。持ち運びできる小さな冷蔵庫も病室に持ち込めたので、その冷蔵庫で保管していました。
入院食…とは言っても、ある程度は患者の意向を聞いてくれます。
沢山食べる人には大盛に、僕が入院した閉鎖病棟は高齢者が多かったので、噛む力が弱い人向けに柔らかくした軟食を選べました。
僕は特に問題はなかったので通常食。少食ですが量を少なくはできなったので頑張って食べました。残す事が多かったけど。
食事時間は1時間。
僕は1時間フルに使い、それでも食べきれないので、残すか、残ったのを病室に持ち帰って時間をかけて食べたりしてました。
皆さん食べるのが早いですよね~…。
ちゃんと噛んで食べてるのだろうか…
朝食が終わり、朝9時過ぎから検温と血圧測定です。
時間は違うかもしれませんが、毎朝検温と血圧測定があるのはどの閉鎖病棟でも同じだと思います。
そうこうしてる時に病室の掃除もしてもらえます。
それが終わると昼食まで何もありません。暇です。
病棟内を歩きわまったり、ティールームで過ごしたり、自室で過ごしたり。
僕のように隠れてタバコ吸いにいったり(苦笑)
外出許可を主治医からもらってる人はこのタイミングで。
昼食は12時。
雰囲気は朝食と同じです。
昼食も1時間です。
昼食が終わると少し忙しくなります。
僕が入院した閉鎖病棟では13時から入浴時間で、男は月・水・金が浴場を使えて、火・木・土はシャワー室を使えました。
僕は浴場が使える日は一番風呂でした。誰かが入った湯舟に入りたくなかったので。シャワー室の日は一番最後でした。シャワー室は1つしかなかったので、どのみち先着順の待ちができたので。
ちなみにシャンプーやコンディショナー、ボディソープは持ち込めました。というより、備え付けはないので、個人でもっていかなければいけませんでした。
13時からは運命の診察とも被り、診察待ちでも時間がかかりました。
15時になると、集団で病院内の売店に買い物に行けました。当然看護師さんの付き添いで。
『病院内の売店って、どんなところだろう』
と思うとおもいますが、かなり小さいコンビニを想像していただければ。当然お酒は売ってませんが。
売ってる物は菓子パンやお菓子、インスタントコーヒーや紅茶、歯ブラシや洗濯洗剤やシャンプーなどの日用品など。
ただ髭剃りは売っていません。カミソリが危険なので。僕は電気シェーバーを持って行ってたので、それで剃ってました。
僕はコーヒーが苦手な代わりに紅茶をよく飲んでいたので、ティーパックの紅茶と砂糖をよく買っていました。
アルコール依存症で入院してお酒を断たれると、急に甘い飲み物が欲しくなるんですよね~…。
ティールームに自販機はありましたが、健康面からか、甘いの飲み物は売ってなくて。お茶ばっか。コーラすら売ってません。
15時半からレクもありました。陶芸教室があったりカラオケ大会があったり。
基本的には閉鎖病棟の外には出られないんですが、バレーボールやバドミントンの時もあって、その時だけは外に出られました。貴重な外に出られるタイミングです。
僕は長年バドミントンをやっていたので、積極的に参加しました。
陶芸教室でマグカップを作りましたね。
ただ僕はすぐに退院してしまうので、土で形を作る所までで終わってしまいましたが。完成させられなかったのが心残りです。
そんなこんなで16時半までばたばたしてました。
そこから夕食まで時間がありましたが、僕が入院した病棟には上の階に大広間があって、そこにシンセサイザーとエレキギターがあったので、それを弾いたりしてました。
面会者が多かったのもこの時間帯でした。仕事が終わってから来る人が多かったです。
夕食は18時から。
雰囲気は朝食時と同じです。
消灯時間は21時。
僕も含め入院患者の大半が眠剤を飲んで寝るので、詰所前が人でごった返してました。看護師さんも3人で対応。
ですが僕はそんな時間に寝れるわけがなく、特別に22時就寝にしてもらってました。
22時就寝は僕以外にも数人いて、そのメンバーで毎晩ティールームで話をするのが日課でした。
で、また6時起床。
極めて規則正しい生活なのが閉鎖病棟です。
ま、こんな感じですかね。基本的に暇です。精神科閉鎖病棟の場合は、まず体を休ませるのが重要なので、やることはありません。
僕が初めて精神科閉鎖病棟に入院したのはもう14年以上前なので、忘れてしまった事も多いですが…。思い出したらまた書きます。
②で入院中に仲良くなった6歳年下の統合失調症の男の子の話を少ししましたが、今回はこんなに書いてしまったので、彼の事はまた後日に書きます。
今回も長々と書いてしまいましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。