もう一度言うよ!
今秋9/27(金)映画「ヘルボーイ」劇場公開!
それでは今回は、前回と前々回に引き続き、ギレルモ・デル・トロ監督/ロン・パールマン主演の映画「ヘルボーイ」のお話。今回は2004年公開の第1作「ヘルボーイ」から、キャラクターを簡単にご紹介。
「ヘルボーイ」がちょっと気になる、って方に是非お勧めの一本です!
映画「ヘルボーイ」(2004年) ブルーレイ ¥1,630(税別)
前回は、物語の導入部分をご紹介いたしましたが、今作の本ストーリーに関しては、いわゆる勧善懲悪のわかりやすいストーリーで、大きなどんでん返しや意外な展開などはあまりありません。
しかしながら、今作が良作たりえるのは、ひとえに登場するキャラクターたちの魅力!
この映画は、キャラ萌え映画なのです。
主人公たちは、人ならざる異形のものですが、どこか愛嬌のあるヴィジュアル。
とくに、主人公の「ヘルボーイ」はずっと見てられる可愛さ!デルトロが拘っただけある!
まずは、その顔をご覧いただきたい。
実に絵になる表情
確かに強面ではあるんですが、どこかユーモラスにも見えて憎めない雰囲気。
動いているところを見ると、どこかけだるげな動作とパールマンの独特な声が、さらにのほほんとした空気を与えています。
ヴィジュアルに関しては原作コミックと比べても、理想的な実写化じゃないでしょうか。
また、原作コミックのヘルボーイはもの凄いなで肩のシルエットに描かれることがあるんですが、
コミックほど極端ではありませんが、この再現度!思わず笑っちゃう。
衣装のコートの作りが、独特なシルエットが出るように計算されていて、こだわりが見える。実にあっぱれです。
▼激闘の最中、猫を保護するヘルボーイ
彼は、熱血キャラやわかりやすい正義漢ではないですが、ぶっきらぼうで短気だけど心の底に優しさがある不器用な人間味ある人物として描かれていて、これが魅力になっています。
また、キャラクター付けとして、原作より子供っぽい性格に設定されていて、こんなナリで60年以上生きているのに、親がうざったい思春期や反抗期といった年代のような精神構造というのも、「可愛らしさ」を演出しています。
やんちゃが過ぎて外出禁止なってふてくされていたり、好きな女の子に気持ちを素直に打ち明けられなかったり。
▼ラブレターを書くヘルボーイと、友達の猫。
勇ましい姿ももちろんカッコいいんですが、強面なのに可愛いギャップ萌えがたまらんのですわ。
そんな、いつまでも子供っぽいヘルボーイを頭を悩ませながら見守るのが、
裏オカルト研究の権威、トレヴァー・ブルーム・ブルッテンホルム教授。
1944年のヘルボーイ出現の現場に居合わせ、彼を保護して育てたのはこの人。
ヘルボーイの所属する秘密機関のリーダーでもあります。
▼ヤング・ブルーム教授
ヘルボーイにとっては怖い父親のようで、頭が上がらない。
教授の話をするときのヘルボーイはより子供っぽい印象になります。
▲喫煙がばれそうになって、背中に葉巻を隠しちゃったり。
ブルーム教授は愛情深い人ではあるのですが、この人も気持ちを伝えるのは苦手なようで、そういう不器用なところが息子(ヘルボーイ)は似たのかも知れない。
ヘルボーイの想い人
エリザベス・シャーマン。愛称リズ。
発火能力者(ファイヤースターター)であり、制御しきれない能力と、それにによって人と相いれないことに苦悩する女性。
幼いころからブルーム教授を通して出会っていたようで、ヘルボーイとは旧知の仲。お互いの気持ちには気づいているものの上手く伝えることが出来ないでいる。
孤独を抱える人ならざるものと言う共通点をもった二人は、お互いの苦しみに共感する。
地獄生まれであるヘルボーイは、リズの炎に焼かれることはなく、能力に苦しめられることはない。
なんか暗そうで幸薄そうな印象の彼女(でもそこがいい)ですが、根は明るい性格で時折見せる笑顔がチャーミングです。
ヘルボーイの新たなお目付け役
ジョン・マイヤーズ。写真はヘルボーイと初対面のシーン。
新人FBI捜査官。まじめで優しい「凡人」。
ブルーム教授に選ばれ、ヘルボーイのお目付け役となったマイヤーズ。
常識外れのヘルボーイに終始振り回されることになるが、意外な適応能力をみせ、ともに苦難に立ち向かうことになる。
落ち込むリズを励まそうとするマイヤーズ、いいやつなんだけど下心が少し透けている。だが、そんなところが逆に好感度が高い。そして、決定力がないところもいい。
一方、そんな二人をこっそり追跡するヘルボーイ。二人の距離にやきもきする姿がやはり可愛い。
その場に居合わせた少年との微笑ましいやり取りなど、このシーンも記憶に残るいい場面です。
ヘルボーイの相棒にして親友
聡明なる半魚人、エイブ・サピエン。
今作において、主人公の「ヘルボーイ」と並び印象的な彼。
短気で怒りっぽいヘルボーイとは対照的で、非常に理知的で物静かな性格。
ヘルボーイとは付き合いも長く、お互いを「レッド」(ヘルボーイ)「ブルー」(エイブ)とコードネームで呼び合う仲で、息もあった掛け合いも見せます。
ちょっとお茶目なところもある。
腕力に物言わすタイプではなく、豊富な知識とサイコメトリー(感応)能力でヘルボーイのバックアップに回ることが多い。
陸上で活動するときのスーツのデザインが好きです。
中の人は、デル・トロ監督作品常連のダグ・ジョーンズ氏。半魚人であるエイブの独特な仕草や佇まいを説得力満点に演じています。
(余談ですが、今作と同じデル・トロ監督の「シェイプ・オブ・ザ・ウォーター」でもジョーンズ氏は半魚人役で出演しています。)
と、簡単に「ヘルボーイ側」のキャラクターをご紹介してまいりましたが、
もちろん「敵側」も忘れてはいけない。
そう!
「この人物無くしてこの作品の魅力は語れない!」
カール・ルプレクト・クロエネン!!
と言ったところで、長くなってまいりましたので次回「クロエネン編」に続く!(え?
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