シンセン インド料理店
昨日久しぶりにこちらの日本人の友達と一緒にインド料理の店に行ってきた。
まあ久しぶりといってもシンセンに来るたびに必ず行っているお店なので約1ヶ月ぶりになる。
元々インド料理は大好きで日本に居る時もよく行くし、香港でも色んな店を探しては食べ歩きをしているのだが、やはりシンセンのインド料理が最高だと思う。
その理由は、シンセンの他のレストランや食堂にも言えることだが、価格がトンでも無く安いという事だ。
もちろん味は先の日本、香港と遜色は無いのだがその値段はというと間違いなく1/3以下だ。
ちなみに昨日注文したのはトマトスープ2人前、チキンタンドリー(ハーフ)、キーマナン2人前、レモンピラフ、更に2人で金威ビール(広東省の地ビール)5本を注文して約3時間居たのだが、その総額たるや150元(日本円で約2400円)一人当たり1200円、日本だとビールだけの値段でこのコースの全額をカバーできる勘定になる。
先に味が日本と遜色無いと書いたが、その理由はこのレストランのお客さんのほぼ8割がインド人である事を見てもわかる。
テレビではインドの映画や音楽が常時流れ、周囲から聞こえてくる会話はヒンズー語か英語、インド人の家族連れも時々見かける。
店主とコックはもちろんインド人だが、従業員は英語の出来る中国人やフィリピン人で構成されていてメニューは英語なので中国語が話せない人でも片言の英語で注文は可能だ。
以前、知り合いの中国人もここに連れてきた事が有るのだが、元々中国料理に無いインド風の味付けが好評で非常に喜び、かつ驚いていた事を思い出した。
最後に難点といえば店内の内装が豪華でない事くらいだろうか、シンセン羅湖では他に2件の印度料理屋を探索したが、ひとつは豪華な内装のお洒落な店だが値段が香港並み、もうひとつの店は味も値段もソコソコなので第二候補として使っている。
シンセントイレ事情
シンセンのトイレは他の同レベルの都市と比較して、かなり良い方だと思う。
公衆便所と言うのはまだ町には少ないが、市内の中心部であれば百貨店や大きめの飲食店などでも用を足すことが出来る。
外のトイレはまあ良いとして家のトイレはとにかくよく詰まる。
最近はそんな事はあまり無いようだが昔はホテルでもよく詰まったものだ。
恐らく配管の直径がもともと小さいか、排水パイプ内部表面の処理がちゃんとされていない為に滑りが悪く、金属なら錆などが発生して引っかかりが悪くなるケースが考えられる。
特にシンセンのビル・マンションの改装はあちこちで行われているが、ビル内の配管は壁や健在の内部に存在する為、交換する事はまず出来ないし、経費がかかりすぎるので出来てもやらないケースがほとんどなのだろう。
したがって人間の血管がコレステロールによって内径が小さくなって行くのと同じで、古いビルほど人間で言うところの血栓が詰まって起こる脳梗塞などの症状が、トイレの詰まりなのだ。
原因は他にも有るようで、あまりにも詰まるのでよく考えてみると「トイレットペーパーを流すからだ」という事に気がついた。
真偽のほどはさておき、現地人に聞いた話ではシンセンを含めて中国ではトイレにトイレットペーパーを一緒に流す習慣はかなり新しいらしい。
女性用は知らないので別にして、古い水洗トイレには必ずゴミ袋やゴミかごが置いてある。
最初は何故こんな所にゴミ箱が有るのか不思議に思ったが、要するに拭いたものはこのゴミ箱に入れろという事なのだ。
ついつい日本の習慣で下手にトイレットペーパーなど流そうものならいきなり水があふれ、フロアーが水浸しなどと言うのはよくある事で、これが起きると大騒ぎである。
ホテルならばルームサービスを呼べば事は済むが、マンションではそうは行かない。
それゆえに道端で下水管の詰まりを直すグッズを売っているのを見かける事が多いのも納得できる。
ちなみにそのグッズと言うのは全体が自在に曲がるようになった太目で腰の強いワイヤー。
恐らくステンレスのヨリ線ワイヤーではないかと思う。
道端で物売りのおじさんが、曲がった配管部品の上の穴からこのワイヤーを突っ込んで出し入れすると下の穴からブラシの様なものがチョコチョコと頭を出すさまは、最初に見た時は何かのパフォーマンス(芸術表現)かと思った。
それはともかく中国、シンセンでマンションに住むのであれば、近くのスーパーで大き目の「スッポン」を購入する事をお勧めする。
このスッポンを使って詰まったトイレの水がうまく流れるようになった時は、トイレに勝ったような気がして何故か気分が「爽快」になるのは不思議なものだ。
シンセンのローカルバス
地下鉄も便利なのだが、都心部に住んでいればいざ知らず、少し都心から離れたところに住んでいると、地下鉄の駅まで行くのが億劫になってしまうのだ。特に雨の日は地下鉄駅まで着いたら靴の中が大洪水状態になっている事もしばしばで、都心部に住める人がうらやましく思える。
もちろんいつでもどこでも止まってくれるタクシーが一番便利なのだが、初乗り12.5元は日本に比べれば安いのかもしれないが、ローカル金銭感覚から言わせればマダマダ贅沢なレベルだ。
その点バスは沢山の路線が市内を縦横に走っていて、停留所もあちらこちらにあってとても便利だし、雨の日でもとりあえず屋根がある所が殆どなので雨宿りも可能だ。
しかも一番うれしいのはその料金が2~7元程度と徒歩以外のどの交通手段よりも非常に安い事だろう。
最近の新路線ではワンマンカーも増えては来ているが、通常バス車内にはバスガールならぬ巴士小姐?が居て、お客の出入りと切符の販売をしている。
この巴士小姐だが18~30手前までの若いお姉さんがやっていて、結構清楚な美人も多いような気がする。
ところがこの美人巴士小姐の人間認知能力には凄い物がある。
朝夕の通勤時間帯など、とんでもなく客がギュウギュウ詰めになって居る状況下でも、ほぼ99%位の確立でお金を払ってない客を見つけ出しては、ほとんど隙間の無い車内をスルスルとターゲットの前に忍び寄り、鋭い眼光で客を睨みつけては低い声で「去那里?」とつぶやくのだ。
更に細かい小銭やお札や切符を手に、右に左に揺れ動く車内で器用に切符を切ってはおつりを渡すのだから、なかなか大変な仕事だと思う。
それから、バス内には日本ではまず見かけない物が有る。
それは黒のビニール袋。
いわずと知れた車に酔ったお客さんが最後にお世話になる物である。
とにかく女性に多いようだが、バスの中で気分が悪くなってこれのお世話になっている人を何回も目撃している。
それほど車に乗りなれていない人が多いのかもしれない。
最近のバス内で他に目に付く物といえば、車内の前部と後部の天井部分にぶら下がった液晶モニター。
これには常時バス専用のアニメやテレビのクイズ番組など、結構バラエティに富んでいて退屈しない。
以上は「大巴」と呼ばれる中型以上のバスだが、この他に「小巴」と呼ばれる乗り合いバスも走っている。
こちらのは方はかなり運転も荒く、上記の美人巴士小姐に当たる「大姉」が乗り込んでいて、停留所付近ではバスが乗降扉を開けたままで微速度前進しながら彼女が大声で客を呼び込む光景をよく目にする。
「大巴」が無くなる時間以降は、比較的夜遅くまで運行しているこの手のバスが主流になるが、客層も一層ローカル度が高くなる傾向に有るので、特に夜中はそれなりに注意が必要なのはどこの国でも同じである。
この手のローカルバスをいつも利用するようになると、町の風景はもとより日本とは違った世界感が見えてくるから不思議なものだ。