オーバーシーディング ~高麗芝の冬眠・洋芝の目ざめ~
10月も後半になると、
庭の高麗芝の枯れ葉が目立ちます。
日に日に衰退してきて、
夏の緑が
色あせてきます。
皆さんのおうちの芝はいかがですか。
今日は、
冬の間に
青々とした芝を蘇らせる
一つの方法を紹介します。
暖かいところだったら
今からでも充分間に合いますので、
一度お試しになったらいかがでしょうか。
「オーバーシーディング」
耳慣れない言葉だと思いますが、
難しい言葉ではありません。
シード(種)が語源です。
いわゆる、
オーバーシーディングとは
上から種をまく、
つまり、
枯れていく高麗芝の上に
洋芝の種をまくことを言います。
高麗が枯れ始める
10月15日に、
クイックトランスという洋芝の種を蒔き、
10日経つとこの通り、
青々とした芽を出してきました。
この、
クイックトランスという芝は
冬の間
雪が降ろうと
霜が降ろうと
平気で成長を続け、
いつでも青々としており、
道を通る人々が、
思いもかけない芝の緑に
「奇麗ですね。どうしてここの芝だけ青いのですか?」
と聞かれるほど
みずみずしい緑を提供してくれます。
オーバーシーディングの方法は以下の通りです。
1.高麗芝をごく短く刈り込む。
2.その上から、芝が半分ほど隠れるほどの目土を入れる。
3.そこにクイックトランスの種を蒔き、種が流れないようにシャワー散水する。
4.その上から、目土用の土をもう一度入れて種を軽く覆う。
5.その上から更にシャワー散水して、落ち着かせる。
これで終了です。
注意すべきは
散水する時、
決して水をあふれさせないことです。
あふれさせると、
種が流れ出して、
一か所に偏ってしまいます。
あとは、
毎日目土の状態を良くみて、
乾きそうになったら散水、を繰り返せば、
一週間ほどで芽が出てきます。
オーバーシーディングの良さは
もちろん冬の芝の青さにあるのですが、
春になると
クイックトランスは
いち早く身を退き、
その下から
高麗芝が芽を出してきます。
そして
夏は高麗にお任せ。
かくして
庭は
一年中青々ということになります。
カメラを
ちょっと後ろに引くと
こんな感じです。
家を購入した時、
この小さな庭は
石ころむき出しのザラ地でした。
20~30センチの深さまで掘り返し、
石ころをみんな取り出して、
それから
パソコンで庭のデザインを作成し、
ライン用にレンガを買ってきて
花壇と
芝のエリアと、
白い石のエリアを作り、
花壇には花を植え、
芝のエリアには洋芝の種をまき、
石のエリアには白い小石を敷き詰めて
写真のような庭が完成しました。
その、
青い芝のところを
「青龍の道(ドラゴンロード)」と名付け、
白い石のエリアは
「白富士}と名付けました。
誰かがそう呼んでくれるわけではありませんが、
デザインした私の
心の中のこだわりです。
ドラゴンロードの始まりの部分には、
日展審査員の陶芸家の作品
「昇龍門」が展示してあります。
それもまた、
自分のこだわり。
上記写真のドラゴンロードは
緩やかにカーブして
手前右から
次の写真に続きます。
行きついた先の
左側が玄関。
その脇に
昇竜門はあります。
右側に見える
白いフェンスも
エクステリアの店から買ってきて、
自分でコンクリートでセットしたものです。
小さい庭であるが故に、
自分の手をかけやすく、
思い通りに作れましたが、
この曲線的な庭のデザインは、
我ながらよく出来たと
自慢の庭です。
何よりうれしいのは、
通りすがりの人が、
「いつも奇麗な芝ですね」とか
「この曲線がホントに奇麗」と
声をかけて下さることです。
他人に喜んでいただくのが
自分の喜び。
毎日
他人とのかかわりの中で、
そんな生き方をしたいと思いながら
努力をしています。
今度は
さりげなく
真冬のドラゴンロードをお見せします。
自然の中から緑が消えている時、
庭の緑が
それはそれは奇麗です。
いつだって、
ブログは
裏を返せば
自分の自慢話なのだが、
今日は
ちょっと
自慢話が過ぎました。
作品紹介 16 ~版画・雷門~
版画も、
ちょっと女性から離れます。
この作品は、
雷門に写生に行って、
詳細を見てきてから彫りあげました。
浅草の雷門といえば、
おそらくほとんどの人が
ご承知でしょうね。
「浅草寺の雷門」
余りにも有名ですが、
有名であるがゆえに
名前だけが先走り、
浅草寺の雷門、
だけしか知らない人も多いと思います。
浅草寺は
「せんそうじ」と読み、
決して「あさくさでら」ではない。
そして、
お寺さんであって、神社ではない。
だから、
お祈りをするときも
2礼2拍1礼ではなく
ただ両手を合わせて拝めばよろしい。
それくらいはご存知でしょうか。
では、
雷門の両側に控えている像は
何の像だと思いますか。
神社なら
阿形・吽形の金剛力士像。
雷門は違います。
向かって右に「風神像」
向かって左に「雷神像」
よって、
雷門は、
正式には
「風雷神門」というが、
雷門という呼び方が余りにも有名で、
風神の出る幕がまるでない。
その原因を作ったのは、
あの故松下幸之助氏。
雷門は
故松下幸之助氏が
病気平癒の報恩として再建・寄進したもので、
真ん中に
松下電器産業(現パナソニック)が寄贈した
雷門と書かれた大提灯がある。
これが
何といっても
雷神だけを有名にした。
そこまでは
あるいはご存知の方があるかもしれない。
問題はその次。
この雷門の背面の間には
金龍・天龍の像が安置されていることを
知る人はあまりおるまい。
西の金龍(女神)、東の天龍(男神)である。
金龍は、男にこそ似合いそうだが、
どういう訳か女神。
それはさておき、
浅草寺の山号は
金龍山という。
ここで版画に戻る。
私の版画の2000年のデザインが
なぜ雷門かというと、
雷門のある浅草寺が
金龍山という山号を持つからである。
版画の
雷門の提灯の上に
しっかりと彫っていますので
ご確認ください。
すなわち
2000年は
辰年。
辰は龍。
ちょっとこじつけが長くなりすぎた。
でも、
このブログに来られた方が
少しでも
物知りになって帰っていただければ、
こんなうれしいことはない。
物知りついでに
とっておきの知識をもう一つ。
浅草寺にはその境内に神社がある。
そこでは結婚式などを取り行うが、
その神社の名前は浅草神社。
これは決して
「せんそうじんじゃ」ではない。
しっかりと
「あさくさじんじゃ」と読む。
知識の押し売りは
これで終了。
こんな解説に
長々とお付き合い頂き
感謝・感謝!!
ひょうたん作りに挑戦 26 ~最終段階・ニス仕上げ~
ひょうたんは、
繊維質だけになれば
驚くほど軽くなり、
持った感じは
卵のからほどもない。
この状態は非常に脆く、
瞬間的な強い力で
あっけなく割れてしまったりするので、
注意を要する。
いってみれば
薄い素焼の土器みたいなもの。
それ程薄いものですので、
乾燥するのは速い。
完全に乾燥して、風が吹いたら飛んでいきそうな軽さです。臭いもすっかりとれました。
この状態のひょうたんには、種抜きや乾燥の途中で付いた接触痕が目立ちッます。
このままでニスを塗れば
その接触痕が固定されますので、
サンドペーパーで表面を削り取ります。
#400くらいの目の細かいサンドペーパーを使います。
透明ニスとラッカーうすめ液。
いろいろなものを日曜大工で作りますので、
サンドペーパーやニス、ラッカーうすめ液なども含め、
さまざまな工具類まで
必要なものは
ほとんど常備しています。
保管中に粘度が強くなったニスを
適当にラッカーうすめ液で薄めながら使います。
左側のひょうたんは、ニスを一度塗ったもの。右側は塗る前のものです。
当然ながら、つやが違います。
3個とも、ニスを一度塗りしたものです。
塗る前のもの(下の写真)と比較してみてください。
このようなフックも事前に用意しておかないと、
ニスはすぐに他のものに付いてしまいますので、
塗りたてはどこにも置けないし、
また、
手で掴んで塗っていると
握っているところは塗れませんので、
こんなやり方で
刷毛で回しながら塗っていきます。
ニスをお使いの方はご存知でしょうが、
だいたいニスは
3度くらいの重ね塗りをします。
一度目と二度目、三度目の間隔は
その時の気温と湿度によって違いますが、
気温20度、湿度70%くらいだと
塗ったニスが乾燥するのに
少なくとも30分はかかります。
だから、
必ずそれ以上の時間をおいて塗らないと、
塗りムラが発生します。
ひょうたんみたいなものは、
その塗りムラを
余り気にする必要はありませんが、
やはり
奇麗に仕上げたいのは人情。
だから
2回目は50分、
3回目は
2回目の重ね塗りが乾きにくいため、
約1時間の間隔をおいて塗りました。
そしてそのまま
完全に乾燥するまで放置。
ひょうたん自体は
それで出来上がりですが、
飾り用のひょうたんにするためには、
ひょうたんの口に合う栓作りが欠かせません。
栓ができたら、
装飾用ひょうたんの
最後の仕上げ。
飾りの房を付けた太いリリアンを
胴の部分に飾り結びして
それで完成です。
4月6日にひょうたんの種をまいてから、
5月3日にブログでの発表を開始し、
すでに半年以上が経過しました。
多分
このシリーズも
あと1回で最終回となりそうです。
無事に完成した飾りひょうたんを
もう一度見に来ていただき、
コメントの1つでも頂戴できれば、
こんなうれしいことはありません。
四季咲きのバラ ~復活~
夏の間
実質休眠状態にあった
四季咲きのバラの花が、
少しずつ開花して、
春ほどの勢いはないが、
庭に彩りを添えている。
少なくても
やはり
バラはバラ。
一輪でも
その存在感は
他を圧倒する。
はきだめに鶴ではないが、
淋しくなった庭に
ひときわ目立つ。
私にとって、
色といい、
香りといい、
まさにスーパースター。
一輪であればこそ
なお美しい。
剣弁咲きの
このツンとした気高さがいい。
この花も、
一輪で充分気品を感じさせる。
咲き始めから
完全開花まで
七変化を見せるその華麗さ。
何本も
まとめて咲くと
それはまるで
パーティの会場のような賑やかさ。
だけど今は秋。
レディも一人静か。
秋の夕日はつるべ落とし。
日暮れ前の
庭のバラ達のワンショットでした。
ひょうたん作りに挑戦 25 ~いよいよ乾燥工程へ~
ひょうたん作りも
いよいよ最終工程に入ってきました。
10月13日に
ドブ漬けしてあったものを引き上げ
洗浄して種抜きをしました。
13日、ドブ漬けしてあったものを引き上げた状態。
種抜きの途中、
臭いがたまらず
種を半分ほど抜いた状態で種抜きは中止。
半分ほど種がはいったまま
今度は臭い取りのため、
もう一度水に浸漬しました。
13日、洗浄後種を半分ほど抜き、もう一度浸漬する前の状態。まだ、気持ち青さが残ります。
再度水漬ししたものを、
16日に
一度水から出し、
残っている種をすべて抜いて
水を新しく入れ替え
三度目の水漬け。
そして19日、
改めて水から出し、
きれいに洗浄して
最終工程の乾燥に入りました。
19日、完全に種抜きされたものを水から出し、少し放置した状態。
青さが抜けて来ていますが、殻はまだまだしっとりと湿った状態です。
乾燥と言っても
自然乾燥させるだけですから、
雨に濡れない場所で、
かつ、
臭いが部屋にこもらないところで
立てて放置するだけです。
これを
完全に乾燥するまで、
日陰で放置・乾燥していましたが、
臭いは
浸漬している間に
相当抜けて来ており、
更に
乾燥するに連れてますます抜けて来ています。
そして、
乾燥に入ってから
2日後
21日の状態。
21日、乾燥がすすんで、すこし白っぽくなってきました。
中央のひょうたんに、
色ムラが出ているのは、
白っぽいところが乾燥してきたところで、
少し茶色っぽいところは
まだ湿った状態のところです。
両側の2つは
中央のひょうたんとすると
実ってから収穫までがちょっと短かったために
外殻の形成が薄く、
その分
乾燥が早く進んでいます。
手に持つと、
収穫した時の果実からは想像もできないほど
軽くなっており、
ひょうたん、という意識で持つと
ほとんど重さを感じないくらいになっていますので、
ちょっとびっくりします。
植物繊維は
水分を抜くと
ほとんど重さがなくなります。
ヘチマをご存知の方は、
収穫した時の実と
繊維だけになったヘチマたわしの重さを
イメージとして比較していただければ
その重さの違いがお分かりになると思いますが、
およそそんな感じです。
あとしばらく乾燥して、
カラカラになり風船ほどの軽さになったら、
そして、
臭いが全く気にならなくなったら、
次のニス塗りの工程に入ります。
完成まで、もうあと一歩です。



















