Totoronの花鳥風月 -476ページ目

柊木犀 ~金木犀の影に隠れて、ひそやかに咲く~


金木犀の花の香りも


秋の移ろいの中では、


やはり一瞬でしかない。




匂いが弱くなった頃、


花は一気に散って


今度はおのが木の下を


黄金色に敷き詰め


最後までその存在感を訴える。




そして、


その黄金色の絨毯も


秋風に塵と消え、


静かなたたずまいに戻った時、


人知れず静かに咲く銀木犀。





ただ、


家の敷地では


魔除けも兼ねて柊木犀がそれに代わる。




Totoronの花鳥風月-m1



東向きの玄関の北側、


家の敷地の方位では


北東部分、


いわゆる表鬼門に当たる場所にそれはある。





南西側の裏鬼門には


南天を植えると良いらしいが、


私は自分でそれを実行に移すほど


方位学には縛られない。





建築士が


ゲンを担いでたまたまそこに植えてくれたのだろう。


その柊木犀が、


今、


静かに香りを漂わせている。






金木犀と違い


非常につつましやかな香りである。





Totoronの花鳥風月-m2



花の色も純白で


なんとも清純。




決して目立ちたがりではない。




玄関を出入りする時だけ微かに香り、


道路まで


我ここに在りとは訴えない。





しかしながら、


北東の家の守りを


しっかりと固めてくれている。





Totoronの花鳥風月-m3



虫の訪問を受けたのか、


あるいは風に身を任せたのか、


純白の色こそ乱れてはいるが、


ふくよかな白い花。







金木犀を


自分のブログにアップしたら、


この花もアップしてやらなければいけない。







玄関横にありながら、


目立たず静かに家を守る


この柊木犀に感謝をこめて・・・。







ちなみに



裾模様の黄色い花は



春先からず~っと咲き続けている



ダールベルグデージー。




Totoronの花鳥風月-m4





この花も



1cmほどの小さい花ながら


我慢強く



長く長く咲いてくれる。





柊木犀によく似合う花かも知れない。










ここにも



静かな秋がある。

それぞれの秋 ~小さな秋のかわいい表情いろいろ~



北の方からは、


紅葉の便りも届き、


武蔵野も


もうすぐ紅葉狩りの季節を迎える。




近辺の第一は


高尾山。




でも、


すぐ近くにも


それぞれの秋がある。




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鉢植えの大文字草。


今、咲き始めたばかりだが、


これは可憐な秋の花。






Totoronの花鳥風月-d2


こんな小さな花でも虫を呼ぶ。




花にたっぷり蜜があるとも思えないのだが、


同じく小さなハナアブにとっては、


きっと大事な食べ物があるのだろう。




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これは白い大文字草。



ちょうど我が家の鉢植えの大文字草を


ブログにアップしようとしている時に、


ムラサキシキブの写真と一緒に


富士の裾野から届いた秋の便りです。





富士山に自生する大文字草らしい。





日本一の富士山は、


懐の深さでも日本一で、


園芸店で売られているいろいろな花の原種が


さりげなく自生しているところでもある。






さて


鉢植えの秋。





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これは「虹の玉」



まさに名前の通りの姿である。




これからもっと色づいてきて


先の方まで真っ赤になってくる。




多肉植物も


紅葉するのだ。









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これは「ブロンズ姫」。




ブロンズ姫とは


秋だから紅葉するという品種ではなく


その葉の色が


赤銅色をしているから付いた名前であるが、


やはり秋には、


奇麗でさわやかな


薄紅色の化粧を施す。




葉先の紅が


いかにも初々しい。






これらは



日本のモミジ葉と違い、



散り際の最後の死に化粧ではない。







春になると



また元の緑に戻る、



言ってみれば



秋と冬の間の



特別な化粧である。






秋は


果実にも、


木々の葉にも


そして花にも


いろいろなところに


いろいろな形で


目に見える姿で現れるから楽しい。





これからが真っ盛りである。








その後の紫式部 ~驚きの紫色に染まる秋~


10月11日、


紫式部の鮮やかな紫をアップ しましたが、


その後の紫式部の


新しい便りが


富士の裾野から届きました。




10日に掲載した時はこんな紫で、


それでも


順に深まって行くであろう紫を


連想させるには充分な色合いでした。



Totoronの花鳥風月-m




ところが、


現実の紫は


その連想をはるかに上回る


目の覚めるような紫です。






Totoronの花鳥風月-mu

実だけではなく、そして枝ばかりではなく、葉脈までも紫に染める紫式部。






人の描くイメージは、


時が経つにしたがって


奇麗に浄化され、


そして


希薄になって行くことを実感します。





このような紫は、


あの時点では想像できませんでした。




それにしても、


奇麗な紫ですね~。






園芸に詳しい方は、


この写真が


実際は


「ムラサキシキブ」ではなく


別種の「コムラサキ」であることにお気づきかも知れないが、


園芸店では


一般的に


実付きが良いコムラサキを


ムラサキシキブとして販売しており、


また、


ムラサキシキブの名所として有名な、


京都・嵯峨野の正覚寺にあるムラサキシキブも、


本当はコムラサキ、シロシキブであることを含め、


このブログでは


広義の意味で


ムラサキシキブと呼んでいることを


ご承知いただきたい。





それにしても、


潰して使えば、


奇麗な紫色の染料にでもなりそうな


見事な紫色である。




富士の裾野で


このように完全に色づいたということは、


他よりもひと足早く秋が深まっているものと思われるが、


そろそろ


そのような秋が


武蔵野へも来るであろう。




四季の中で、


秋はその移ろいが景色にはっきりと見える季節である。





諸行無常を感じて


少し淋しく、


しんみりとする秋も


また好きである。




秋の便りを


再度に亘って連絡して頂いた


富士の友へ


感謝の気持ちを贈りたい。




ありがとうございました。



ペット ~犬の飼い主に思う~


ペットについて、


楽しそうに語り合っているブログを見るにつけ


ペットは


人の大事なパートナーになっているな~、と


つくづく思う。






ある旦那様の笑い話





勤めから帰ると


妻からの置き手紙。




(猫の)○○ちゃんに餌をやり、自分は一緒に置いてあるラーメンを食べてください、と書いてある。


テーブルの上には缶詰の高級キャットフードとカップラーメン。




旦那曰く、


「なんで猫の餌が何百円もする高いキャットフードなのに、俺の食いものが98円のラーメンなの・・・。」




旦那はある時妻に聞いた。


「お前は俺と猫とどっちが大事なんだ?」


妻すかさず曰く、


「猫に決まってる!」





怖いですね~。


冗談にしても、


こんな会話が交わされる時は、


間違いなく亀裂が進行している。





ペットが、


愛に飢えた人の逃避場所になっていないか、




よく考えて見る必要があるのだが、


考えるまでもなくそうである人は、


人との感情の行き違いを、


ペットがいるために修正しようと努力をしない。




淋しいことです。






さて、今度は犬の好きな人へ。



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電柱は、


犬のトイレか。




自分の家のそばでなければ、


公道に垂れ流し。




この時点で


飼い主のマナー違反なのだが、


ほとんどの人が当たり前みたいに放置する。




そばには人家。


でもお構いなし。




そういう飼い主は


自分の家の前の電柱に、


人が立ち小便をしたらきっと怒るだろう。




周りの人にとっては


小便は小便、


犬も人も同じこと。





今は


気の利いた人はペットボトルに水を入れ、


後を流していく人もいるが、


それはごく少数派で、


かつ


流すというより


ただ薄めているだけ。




バケツの水で流すなら話も分かるが、


所詮


自己満足の行動でしかない。





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こんなものがとりつけてある電柱。


ここは奇麗だ。



光るから犬が嫌うのか、


飼い主がその意味を理解して遠慮するのか、


少しは気兼ねがあるものと見える。





ところで、


電柱といえども、


犬の小便に含まれる塩分などで、


十年も経つと腐食してくるのをご存知だろうか。





強風で倒れた電柱は、


実は強風が原因ではなく、


犬の小便が原因だった、なんてこともある。




犬の散歩に、


袋と移植コテを持って歩いている人がいるが、


中に糞が入っているのをあまり見ない。




道端で


糞を拾って袋に入れている人を見て、


感心だな~、と思っていたら、


20メートルも行かないうちに、


道の脇に置いてあるゴミ箱にボトッ。





赤ちゃんの紙おむつを


公共のゴミ箱に捨てているような無責任さ。





浄水路の人の散歩道、


犬が脇に糞をした。




飼い主は


人の気配をうかがって、


糞をとるようなふりをして奥の方へポイ!




自然に帰るとでも思っているのだろうか。


人が野糞をして放置していくのと何ら変わらない。





周りの人は、


誰も犬の散歩をしている飼い主を信用してはいない。





犬の散歩は


人呼んで


トイレ散歩という。





盲導犬は、


一歩外に出たら、


決して途中では


小便も糞もしない。





しつければできることなのに、


トイレの時間になったら


散歩に連れ出し、


外に垂れ流し。





本人は犬によって癒されているのだろうが、


周りに迷惑をかけていることを感づかない鈍感さは


何とかならないものか。





だから私は、


犬も猫も飼わない。





人に絶対迷惑をかけないようにして飼う自信がないからである。






このような意見には、


飼い主からは異論も出ようが、


一人一人と論争をしても始まらないので、


できたら謙虚に読み飛ばしていただきたい。

子孫への種の継承 ~シジミチョウの行動~


夏の間は、


すべての葉を枯らして、


じっと根だけで暑さに耐え


秋になると一気に芽を出し、


そして、


11月には


小さいけれど奇麗な花を咲かせる


オキザリス。






Totoronの花鳥風月-0

現在は、


せっせとその新芽が


一生懸命に伸びている時。




これが


11月には


鉢を覆うばかりに繁って


その上に花を咲かせる。




この花が、


そのような経過をたどることを知っているのだろうか。




一匹のシジミチョウが、


その葉先で


産卵のような行動をとっている。




Totoronの花鳥風月-1



お腹を曲げて


産卵する時の恰好をしているのがお分かりでしょうか。




でも、


これだけなら特に珍しくはない。




これから後の行動が


私を


あわててカメラを取りに走らせた。







Totoronの花鳥風月-2


何と、


このシジミチョウは


こんな茂みの中に


どんどん潜り込んで行くのである。





だいたい、


かよわい蝶は


自分の身動きがとれなくなる


こんな危険な場所へは


まず行かないものである。




Totoronの花鳥風月-3



そんな恐れは微塵も感じさせず、


どんどん奥へと入り込んでいく。




なぜ?




よく見ていると、


やはり奥でも


同じように産卵するような行動をとっている。




でも、


多分あるだろう卵は


奥の方だし、


余りにも小さくて確認できない。






Totoronの花鳥風月-4


遂に


株の中心部の


株元に到着。



奥の方にいる蝶の姿を


確認して頂けるでしょうか。





花があるわけではない。




身動きできない


危険を冒し、


しかも


私の気配を


きっと感じているだろうに、


命の継承のためには


猛然と中へ進む。



卵が孵った時、


きっと食べ物がたっぷりある場所。


そして、


外敵が


一番入りにくい安全な場所。



次の命のためには


身の危険もかえりみず、


そこへ歩を進める。



誠にけなげな


蝶の姿ではある。



オキザリスが


今から繁ってきて


そして花を咲かせ、


冬の間


葉を茂らせて栄養を蓄えることを


あたかも知っているかのような行動である。




どこで


そんな知恵が付くのだろうか。




後付けの知恵ではなく、


本能に組み込まれた知恵かもしれないが、


こんな小さな蝶にも


人をびっくりさせるような知恵が


あるものだ。



自然とは


実にすばらしい。




脱帽・・・。