子孫への種の継承 ~シジミチョウの行動~ | Totoronの花鳥風月

子孫への種の継承 ~シジミチョウの行動~


夏の間は、


すべての葉を枯らして、


じっと根だけで暑さに耐え


秋になると一気に芽を出し、


そして、


11月には


小さいけれど奇麗な花を咲かせる


オキザリス。






Totoronの花鳥風月-0

現在は、


せっせとその新芽が


一生懸命に伸びている時。




これが


11月には


鉢を覆うばかりに繁って


その上に花を咲かせる。




この花が、


そのような経過をたどることを知っているのだろうか。




一匹のシジミチョウが、


その葉先で


産卵のような行動をとっている。




Totoronの花鳥風月-1



お腹を曲げて


産卵する時の恰好をしているのがお分かりでしょうか。




でも、


これだけなら特に珍しくはない。




これから後の行動が


私を


あわててカメラを取りに走らせた。







Totoronの花鳥風月-2


何と、


このシジミチョウは


こんな茂みの中に


どんどん潜り込んで行くのである。





だいたい、


かよわい蝶は


自分の身動きがとれなくなる


こんな危険な場所へは


まず行かないものである。




Totoronの花鳥風月-3



そんな恐れは微塵も感じさせず、


どんどん奥へと入り込んでいく。




なぜ?




よく見ていると、


やはり奥でも


同じように産卵するような行動をとっている。




でも、


多分あるだろう卵は


奥の方だし、


余りにも小さくて確認できない。






Totoronの花鳥風月-4


遂に


株の中心部の


株元に到着。



奥の方にいる蝶の姿を


確認して頂けるでしょうか。





花があるわけではない。




身動きできない


危険を冒し、


しかも


私の気配を


きっと感じているだろうに、


命の継承のためには


猛然と中へ進む。



卵が孵った時、


きっと食べ物がたっぷりある場所。


そして、


外敵が


一番入りにくい安全な場所。



次の命のためには


身の危険もかえりみず、


そこへ歩を進める。



誠にけなげな


蝶の姿ではある。



オキザリスが


今から繁ってきて


そして花を咲かせ、


冬の間


葉を茂らせて栄養を蓄えることを


あたかも知っているかのような行動である。




どこで


そんな知恵が付くのだろうか。




後付けの知恵ではなく、


本能に組み込まれた知恵かもしれないが、


こんな小さな蝶にも


人をびっくりさせるような知恵が


あるものだ。



自然とは


実にすばらしい。




脱帽・・・。