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日本モロッコ協会講演会 ~優秀な日本の「紙」について~


過日、


渋谷区商工会館会議室において、


私の所属する


「日本モロッコ協会」主催の


講演会が開催された。






少人数ながら、


専門的な知識を吸収しようとする


積極的な人ばかりが集まる。


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役員も勢ぞろい。


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写真左から3人目が、


専務理事 宮崎汎氏(現神奈川県生産性本部専務理事)。




その右隣は


顧問 西村元彦氏(元駐モロッコ王国特命全権大使)



更にその右隣が


会長 日向精義氏(元駐モロッコ王国特命全権大使)






私と大の仲良し、


在日本モロッコ王国大使館


次席 モハメド・ショーラク氏(写真中央)も出席していただいた。

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ちなみに向かってその右隣は、


秘書兼通訳のチャー・ソハン女史。





向かって左隣は


当協会常任理事で


事務局長 外山厚子氏。






さて、


講演テーマは


「日本の紙を護る ~そして世界へ~」






講師は


「一般財団法人 

世界紙文化遺産支援財団 紙守(かみもり)」 の


代表理事 渡邊明義氏(写真向かって左)

参事    北見音丸氏(写真向かって右)

理事    稲森紀代子氏(写真中央) の三氏。



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みなさんは


「一般財団法人 世界紙文化遺産支援財団紙守」をご存知だろうか。



多分どなたも御存じあるいまい。





衰退していきつつある


日本の伝統的和紙の文化を守ろうと、


そしてそれで


世界の文化遺産を修復しようと


平成20年に設立された財団法人である。





設立後間もないのだが、


すでにその事業は


世界に羽ばたいている。



2004年、火災に見舞われ、


大量の貴重な蔵書が損傷を受けた


ドイツの


「アンナアマリア大公妃図書館」支援。




貴重なコーラン等の古書籍を多数所蔵している


「モロッコの国立図書館」支援。




東日本大震災被災地


「文化財レスキュー活動」支援等々。








代表理事より、


前記のことなども含め、


財団についての説明があり、


そのあと、


和紙の製造やその特性について、


専門的な説明を受ける。





紙の原料となる乾燥したコウゾの皮を持って


熱心な説明。


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詳細な記述は


紙面の都合で割愛するが、


日本の和紙は


その保存性が


世界の紙の比ではないらしい。







日本の和紙の製造方法とその技術は、


世界の紙文化よりはるかに突出して、


その保存性の優秀さは目を見張るものがある。





その紙を使っての


各国の文化財支援である。




では、


どのような紙かと言うと、


次の写真のような紙なのだが、


何しろ極薄のため


写真にも写りづらい。



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これは幾重にも折りたたんであるから


まだこうして写真に写せるが、


広げると始末に負えない。






広げた状態なのだが


お分かりだろうか。



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何しろ薄すぎて


向こうが透けるというより、


紙の存在自体が


無くなりそうな気配。





近接撮影してもこの通り。





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これが紙なのである。




この紙は、


特別に


「Angel’s Bandage」と呼ばれている。



「天使の羽衣」とでも訳したらいいのでしょうか。







そしてこの紙を使って


古文書などの欠損個所を


修復していく。





そして


修復された古文書などは


それからまた


何百年の歳月を経て


後世に伝えられていく。





その元になるところに


日本の紙の技術が生きていることは


驚くべきことであり、


世界に誇るべき事である。





今日は


神ならぬ


紙の話でした。













Totoronラジオに登場 ~放送局「あうんずガーデン」のご案内~

私のブログにお出での

あうんさん(ブログ名「Thanks!」)が、

You Tubeで開局しておられるラジオ局、

「あうんずガーデン」。



以前に一度ご紹介したことがありますが、

そのラジオ「あうんずガーデン第4回第2部」に、

再び私が

図々しくも登場させていただきました。




テーマ「新しく始めたいこと」に

拙い原稿を投稿しましたところ、

思いがけずも発表していただきました。




内容的には、

少々今更ながらの恥ずかしさもありますが、

誰かに約束すれば

否が応でもやらなければならなくなるのではないかと、

己を追い込むための投稿でした。




これで後ろに引けなくなりました。



それが何なのかは、

次のラジオ放送をお聞きください。










なおこの番組は、

私のブログに埋め込んでいるものですので、

You Tubeにあるあうんさんの放送局には

行ったことにならないかもしれませんので、

もしお時間がありましたら、

一度下記のYou Tubeの番組に飛んで

お聞きいただければ嬉しいです。



http://youtu.be/OyjVE1REfK0



日本語だけ話すと

対象が1億2千万人の日本人だけが相手。

英語を話せると

その対象が約10億人に広がり、

更に国別で見ると

世界80カ国以上の人たちと

会話ができるようになる。




日本人が

島国根性から抜け出し、

世界へ羽ばたく絶好の手段であると思います。




よろしかったら、

みなさんも挑戦してみませんか。





人生

好奇心が失せ、

何かに挑戦しようという気持ちが失せたら、

もう先には、

老いのたまり場があるだけ。




そして

早々と6文銭を持って、

三途の川を渡らなければならなくなります。




ちょっと踏ん張って、

閻魔大王には、

「そんなに焦るな、ちょっと待て!

私にはまだこの世でやらなければいけないことがある。」と言って、

閻魔大王をしばらく待たせてみるのも

いいかもしれません。





「一緒に頑張りましょう!」


そうそう、

あうんさんはすごく優しく思いやりのある人ですから、

次の放送企画には

みなさんもぜひ応募してみてください。



きっと

何とか時間を調整して、

採用してもらえると思います。





エルミタージュ美術館展 ~歴史的な作品群~


2012年7月5日、


国立新美術館に


エルミタージュ美術館展を


見に行って来た。


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その時の様子を


皆さんにお伝えしたい。




美術品に興味のない方は


どうぞスルーして下さい。





六本木の国立新美術館。



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六本木ヒルズ展望階より撮影したものだが、


前面総ガラス張りの曲線作りで


いかにも芸術性を帯びている。







ところが一方の


エルミタージュ美術館。




ロシアはサンクトペテルブルグにある


国立美術館だが、


日本の美術館とは


歴史も規模も全く違う。




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ガラス張りなんてちゃちな作りではない。



エカテリーナ2世が1775年に建てた自身専用の美術品展示室が始まり。


230年以上の歴史を経ても


燦然と輝く豪華さ。




ここに収蔵されている美術品は、


2万や3万などと言う規模ではなく、


実に300万点の作品が収蔵されている(らしい)。






日本の国立新美術館に持ってきた


わずかばかりの作品の中から、


ほんの10点ばかりを紹介しましょう。





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エルミタージュ美術館が


美術館としての機能を持つ


更にその200年くらい前の作品。





いろいろな意味で、


400年以上も前の作品だとは


にわかには信じがたい。





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この天使の目は、


如何にも見る人の目を直接見ているようで、


心にやましさがあると、


目をそらせたくなるようなまなざし。




400年の時を超えて、


見つめられている。






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ロシアンハウンドのような犬がいて、


そして


虹がいかにも北国の虹のように


冷たい色合いで、


嫌でも異国を思わせる。







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このような人物画を見ると、


白人の美しさが際立つ。




日本でも


「色の白いは七難隠す」と言われるが、


肌の白さはただそれだけで


「美」だと思わざるを得ない。






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おなじみルノアールの、


ソフトタッチの人物画。




輪郭がはっきり描かれていないのに、


遠くから見ると


実に奇麗な人物画になる。




まるで魔術師のような描き方。




私も油絵を描くには描くが、


こんな描き方はできない。






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この人の絵は


個人的にはどうしても好きになれない。




この絵をお前にやる、と言われれば


貰うには貰うが、


それは好きだからではない。




世の芸術を愛する人たちが


この絵にその絵の価値以上の価値をつけるから、


売れば儲かる、ていどの気持ちである。








それはこの人も同じ。


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この程度の絵なら、


私でもいつでも描けると思うが、


同じような絵を


他の作者が描いても


一文の価値もない。





もう


完全に名前が先行している。





芸術には、


「芸術とは一体何なのだろう」と


懐疑的にならざるを得ない一面がある。





芸術家のいう価値観は


私などの素人には全く分からないが、


それでもそんなに話題性のある作品が、


展示されたら


話の種に見に行くのは、


「百聞は一見に如かず」だからである。




もうすぐこの展示会も終わります。


お近くに方は


是非見に行って見てはいかがでしょうか。




これらの作品が


古巣に帰ったら、


もうおいそれとは見に行けなくなりますから。







エルミタージュ美術館展のご紹介でした。







有楽町の看板娘引退! ~果物屋・百果園~


有楽町駅から、


東京マリオンを通過し、


銀座4丁目へ歩いたことのある人なら、


有楽町駅前には


どう見ても不似合いな果物屋があることに


お気づきだと思う。




地形的には


三角定規の角度30度の方の形。




そのようなコーナーに


果物屋の


「百果園」 はある。






その百果園に、


精力的にお客さんと応対する


お年寄りの女性がいた。





私も何度か買物をし、


話もし、


気分が乗っている時には、


これはおまけと言って


随分沢山のおまけをもらったものだが、


相当なお歳なので、


年齢などは聞けずにいた。






その人とその店が


突然に毎日新聞のニュースに


写真入りで取り上げられていて驚いた。





「有楽町の看板娘引退!」



その記事をご覧ください。



Totoronの花鳥風月-kan (クリックして大きな画像にしてからお読みくださいね。)




飲食店や


パチンコ屋や


最先端ファッション店などが


あまた存在する喧噪の中に、


果物屋である。





そしてそこで


客の応対をしているのが、


お年寄りの女性。





どう見ても不釣り合いで、


いつでも疑問符が付いていたのだが、


記事を読んで納得。






57年も前から、


ここで働き、


有楽町の変遷を見て来た人だとは思わなかった。





お歳が82歳。




引退の言葉がまた良い。


「そろそろ年だから」 だと。






82歳にして


そろそろ年だからとは


相当な豪傑である。





私などは


この人に言わせると


きっとまだジャリ!





暗いニュースの続く中、


久々に元気づけられる記事であり、


皆さんにも知っていいただきたくて、


特別掲載のブログとなった。





見習って


まだまだ頑張らなくては・・・。











メジロとスズメの水浴び ~他の鳥からの学習~


先日、


シジュウカラの水浴びに触発されて、


スズメが勇気をふるって水浴びをしたことを書いたが、


今度は


メジロとの共演。






スズメと


メジロと


シジュウカラ。





自然界では、


餌を異にするし、


巣の場所や形状なども違うため、


基本的に生息域が違い、


仲良く集うことはないはずだが、


我が家の庭では、


いつも


この3種が混在している。





だから、


いろいろなことに置いて


異種間での学習が行われる。





学習を行うのは、


ほとんどスズメ。




水浴びもその一つ。




スズメはいつも


シジュウカラやメジロの水浴びを


そばで見ている。





だから触発されるのだろう。





今日はメジロが浴びるのを見て、


またもスズメが触発された。





その様子をご覧ください。





写真のメジロは、このシーンの前にもう浴びていて、


再びここに戻ってきたところから始まります。


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スズメが自分も浴びたそうに水面を見つめます。







メジロは構わずまた浴び始めます。



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スズメとメジロは、お互いにもう気心が知れていますので用心しません。








梅雨の合間の晴れの日。


蒸し暑いのですから、


スズメだって浴びたいはずです。


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でも、水に飛びこむのに勇気が要ります。


だから、縁に留まったまま浴びようとしています。






仲間も見ています。




仲間の手前、勇気を出してカッコ付けなければいけません。



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ようやく入りました。


見ている方のスズメと違って、


体の膨れ具合が水浴び態勢。







今日は思いっきり浴びていますね。


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このスズメが先日登場したスズメと同じスズメかどうかはわかりませんが、


こうやって学習効果は


見事に出て来ています。






安全であることを確信してきたのかもしれません。



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でも、時々は外に出て、


縁から水浴び。




スズメらしい用心深さです。






また入ります。



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水の中への入り込みが


だんだん深くなってきます。






だから飛沫も気持ちよく上がるようになりました。



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やはり慣れでしょうか。






こちらを向いて浴びてくれましたが、


頭の回転を見る限り、


頭が完全に水に入るような浴び方ではありません。



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水浴びをする


幼い人の子と一緒で、


余り頭を水に浸けたがっていないのかもしれません。






シジュウカラやメジロは、


水の中に頭をどっぷりと浸け、


猛烈に回転させるため、


このようなシーンでは


くちばしや目などがまるで写真に写らず、


プロペラみたいに丸く流れて写ります。






でも、


今日は先日よりも


数段気持ち良さそうに見えます。



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この間、


ずっと水に浸かりっぱなしではありません。




上がってはまた入り、


入ってはまた上がりしながら、


心ゆくまで今日は浴びたようです。







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最後に、


縁に留まって体をプルプルッと震わせ、


そばの木の中に飛びこんでいきました。






我が家に来るスズメたちは、


自分から水の中に飛び込んで水浴びをするという


積極的な姿を見せることはありませんが、


シジュウカラやメジロに触発されて、


曲がりなりにも水浴びを始めるスズメが出て来ましたので、


このような行動が、


同じ仲間に伝わるのは


もう時間の問題でしょう。






その頃には、


人の姿を見て


すぐに逃げ出すこともなくなってくるかもしれません。





楽しみに待ちたいと思います。





勇気あるスズメに乾杯!