エルミタージュ美術館展 ~歴史的な作品群~
2012年7月5日、
国立新美術館に
エルミタージュ美術館展を
見に行って来た。
その時の様子を
皆さんにお伝えしたい。
美術品に興味のない方は
どうぞスルーして下さい。
六本木の国立新美術館。
六本木ヒルズ展望階より撮影したものだが、
前面総ガラス張りの曲線作りで
いかにも芸術性を帯びている。
ところが一方の
エルミタージュ美術館。
ロシアはサンクトペテルブルグにある
国立美術館だが、
日本の美術館とは
歴史も規模も全く違う。
ガラス張りなんてちゃちな作りではない。
エカテリーナ2世が1775年に建てた自身専用の美術品展示室が始まり。
230年以上の歴史を経ても
燦然と輝く豪華さ。
ここに収蔵されている美術品は、
2万や3万などと言う規模ではなく、
実に300万点の作品が収蔵されている(らしい)。
日本の国立新美術館に持ってきた
わずかばかりの作品の中から、
ほんの10点ばかりを紹介しましょう。
エルミタージュ美術館が
美術館としての機能を持つ
更にその200年くらい前の作品。
いろいろな意味で、
400年以上も前の作品だとは
にわかには信じがたい。
この天使の目は、
如何にも見る人の目を直接見ているようで、
心にやましさがあると、
目をそらせたくなるようなまなざし。
400年の時を超えて、
見つめられている。
ロシアンハウンドのような犬がいて、
そして
虹がいかにも北国の虹のように
冷たい色合いで、
嫌でも異国を思わせる。
このような人物画を見ると、
白人の美しさが際立つ。
日本でも
「色の白いは七難隠す」と言われるが、
肌の白さはただそれだけで
「美」だと思わざるを得ない。
おなじみルノアールの、
ソフトタッチの人物画。
輪郭がはっきり描かれていないのに、
遠くから見ると
実に奇麗な人物画になる。
まるで魔術師のような描き方。
私も油絵を描くには描くが、
こんな描き方はできない。
この人の絵は
個人的にはどうしても好きになれない。
この絵をお前にやる、と言われれば
貰うには貰うが、
それは好きだからではない。
世の芸術を愛する人たちが
この絵にその絵の価値以上の価値をつけるから、
売れば儲かる、ていどの気持ちである。
それはこの人も同じ。
この程度の絵なら、
私でもいつでも描けると思うが、
同じような絵を
他の作者が描いても
一文の価値もない。
もう
完全に名前が先行している。
芸術には、
「芸術とは一体何なのだろう」と
懐疑的にならざるを得ない一面がある。
芸術家のいう価値観は
私などの素人には全く分からないが、
それでもそんなに話題性のある作品が、
展示されたら
話の種に見に行くのは、
「百聞は一見に如かず」だからである。
もうすぐこの展示会も終わります。
お近くに方は
是非見に行って見てはいかがでしょうか。
これらの作品が
古巣に帰ったら、
もうおいそれとは見に行けなくなりますから。
エルミタージュ美術館展のご紹介でした。









