Totoronの花鳥風月 -330ページ目

さわやかな朝の小鳥たち ~平和の意味~



毎度登場している


我が家の小さな梅の木。



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小鳥たちの休憩所であり、


遊び場である。





今朝は


3日間続いた雨のあと


久しぶりにさわやかな朝。




今日のブログは、


そんな平和な何気ない朝の


小鳥たちの様子。






朝日がまぶしい。




小鳥たちは


雨の日よりも、


やはり晴れた日の朝の方がよいようで、


梅の木が賑やかになる。






メジロの夫婦が


いつもの枝に


いつもの通りに留まっている。


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手前がオス。後方に控えるのがメス。



夫婦で飛んできて、


この梅の木に留っても、


メスは


自分が先に


蜜のある枝に留まることはない。





控える場所は


今留っている後ろの枝。





オスが飛んできて、


飲んで飛び去るまでは


決して前の枝には留まらない。





オスが先に飲んで、


近くの枝に飛び去ったら、


やっとメスの出番。



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これはメス。




オスの後からゆっくりと飲みます。



まるで控えめな大和撫子。


(女子アッカーの名前に、撫子の名前など付けてほしくなかった。


古来から言われている撫子は、決してあんな暴れん坊の目立ちたがりではない。)






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シジュウカラだって


しきりに梅の木に飛んできますが、


余り蜜液には興味を示さない。





彼らにはヒマワリの種があります。





それよりも


巣箱が気になります。



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今頃営巣するわけではないし、


かといって


スズメのように定宿にするわけでもないのだが、


雨の後には、


このような行動が良く見られる。





何年も観察していると、


この行動は、


この巣箱がどのくらい雨に強いかを


調べている行動であることが良く分かる。





雨漏りのしないしっかりした巣箱であったら、


来年の春には使うつもりなのだろう。





営巣したい場所の調査は、


半年以上も前から


入念に行われるので、


シジュウカラの行動は


スズメと違ってなかなか高度である。




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シジュウカラは巣箱、


メジロは蜜液。





このように


同じ木で


よく一緒になることがあるが、


お互いに目的が違うので、


利害を共有せず、


更に性格的にもやさしい種類なので、


争いが起こることはまずない。






梅の木の下の


駐車場では、


朝日を浴びて


スズメのペアが食事中。




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時々まいてやる


粟を目当てに飛んでくるスズメたち。





もう少し時間が経てば、


一族が集まって来るのだろうが


今朝は二匹だけ。



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久しぶりに太陽が射し、


穏やかな朝。




特に変わったこともない


いつも通りの風景





尖閣や


竹島では


何やらきな臭い臭いがしているが、


人は欲にかられると


容赦なく人殺しをするので、


個人としても、


国家としても気をつけたい。





何もないことが


すなわち平和そのものなのだから。









たくさんの秋 ~宿根ヒマワリ・ヘリアンサス~


お彼岸を過ぎると、


酷暑は一気に影をひそめ、


太陽は、


今までの暑さは知らぬげに


穏やかな日射しで


天空をよぎる。






「ヒマワリ」の花は、


誰が見ても太陽そのもので、


まさに夏の象徴であるが、


同じ仲間の


「菊」


秋の花のイメージが強い。






道路脇の畑で群れ咲く菊?と思いきや、


畑の主に聞くと


「宿根ヒマワリ」 だという。



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これがヒマワリ?




2m以上もの高さになっているので、


確かにヒマワリかもしれない。





知る限り


こんなに高くなる菊はない。






でも、


どう見ても菊なので、


宿根ヒマワリに付いて調べてみた。



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すると


面白いことに気付いた。




この花は


「ヘリアンサス」 の名前で市場に出ている


園芸種の花のようであるが、


大体


ヘリアンサスとは、


ヒマワリ属Helianthus(ヘリアンサス)」という


ヒマワリの属名を表す言葉で、


普通なら、


固有名詞にはなりえない。





少なくとも、


その名前の下位に来る


「種(しゅ)」名がなければならない。






きっと


「ニセアカシヤ」などのように、


園芸業者が


勝手に使っているのだろう。






ちなみに


ご存知の方も多いと思うが、


良い機会なので


植物の分類の仕方に付いて簡単に記します。





ご存知ない方も


覚える必要はありません。





こんな分け方をするのだ、ということを


分かってもらえればそれで充分。



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たとえばヒマワリに付いて。





上位からの分類


界(かい)  : 植物界


門(もん)  : 被子植物門


綱(こう)  : 双子葉植物綱


目(もく)  : キク目


科(か)   : キク科


属(ぞく)  : ヒマワリ属(Helianthusヘリアンサス)


種(しゅ)  : ○○ヒマワリ






(最下位の種が植物の名前。そこから順に「種属科目綱門界」と分類。

これで見る通り、ヒマワリはキクの仲間だということが分かります。)





市場での名前「ヘリアンサス」には


その下位の種(名前)がなければいけない。






さてそのヘリアンサス。




ヒマワリのイメージで見ると


夏の名残りの花であるが、


ここでは


キク科の花として観賞しよう。



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だからここには、



「たくさんの秋」。








やっとテーマの背景に辿り着きました。





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ハナアブ達は


すぐに来るであろう冬のために


蜜の確保に忙しい。





ヒトのように、


味覚の秋や


芸術の秋や


紅葉狩りや


ブドウやナシ狩りなどを


のんびり楽しんではおられない。




生き物たちにとっては


秋は忙しい季節であるが、


人にとっては、


夏の恋に破れた人でない限り、


秋は、


五感で楽しめる楽しい季節である。






皆さんにおかれましては、


これからしばらくの間、


どうぞじっくりと


いろいろな秋をお楽しみください。







でっかい秋 ~ススキとパンパスグラス~


今日は、


でっかい秋のご紹介。





私は小さい頃、


「♪ちいさいあ~き ちいさいあ~き ちいさいあ~き み~つけた~♪」


この歌の


「ちいさい秋」の意味が分からず、


季節に大きい小さいがあるのだろうか、と


いつも不思議だった。





音楽の先生が


せめて


小さい秋の意味ぐらい教えてから、


音楽を教えてくれていれば、


私はもう少し音楽が


得意になっていたかもしれない。




その小さい秋を見つけられるようになったのは、


随分成長してからのことだった。





そういう意味で、


今日は


「でっかい秋」のご紹介。







南米大陸の


パンパス(草原地帯)に群生している


巨大な草。





「パンパスグラス」



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パンパスグラスとは、


Pampas(草原)に生えている


Grass(草)のこと。





どう考えても


そのままの名前で


味もそっけもない名前なのだが、


横文字に弱い日本人の間では、


なぜか洒落た名前に響く。





国がでかけりゃ


草まででかい。






そして


草がでかけりゃ


穂もでかい。



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パンパスグラスは、


ご存知の方も多いので、


対比するものがなくても


大きさを想像できると思いますが、


この穂の部分の長さだけで、


優に1mはありそうです。






広い畑の中に


ぽつんと生えている。




否、


こう言うのは


ぽつんと言わずに


ドカンという方がいいかもしれない。





ドカンと生えている。




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タンポポみたいに


種がまさか


南米から飛んできたのではないだろうから、


地主さんが


きっと戯れに植えられたのだと思う。






通常


1m~3mほどに成長するが、


ここはよほど環境が良いと見えて、


4m以上に育っている。






周りに何も植えてないので、


土の栄養分は独り占め。







私のチャリを


株の真ん中あたりに置いてみました。


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チャリの


サドルの高さは、


ちょうど地面から1m。




ちなみに


このパンパスグラスは、


左側と右側の畑の境界付近に生えており、


チャリを置いている左側の畑が


右側より20cmほど高くなっているので、


その分も計算して高さを想像してみてください。







南米原産であろうと


日本原産であろうと、


イネ科の植物は


やはり秋口に穂を出して稔るもののようです。






すぐ近くでは、


ススキが、


外来種の


パンパスグラスなどに負けるものかと


頑張っています。



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左がススキ。右奥がパンパスグラス。




ススキは、


ひところ


セイタカアワダチソウに縄張りを奪われて、


どうなるものかと思ったのだが、


ススキは強かった!






今では


セイタカアワダチソウを


どこかに押しやって


堂々たる勝利を得た。




しかし、


今度の敵は


かなりでかい。






でも、


でかいから強いとは限らない。





昔から、


大男は、


総身に智恵が回らないし、


ウドの大木は、


役立たずと決まっている。







「頑張れススキ!


パンパスグラスに負けるな!」







国がでかけりゃ


態度がでかい。





「頑張れ日本!


中国ごときに負けるな!」










酔芙蓉 ~燃え上がる命の炎~


この季節には


どうしてもこの花になる。




純白の


無垢の色で生まれ、


真っ赤な夕日色に燃え上がって


たった1日で


静かに命を終わる花。





「スイフヨウ」。





植物の名前は


普通カタカナ書きが多いのだが、


この花だけは


漢字の方がよく似合う。





「酔芙蓉」。



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9:06



最初は純真無垢な白い花。



太陽が顔を出す前にはすでに完全開花。



9時頃までは白を保つが、


それを過ぎると


次第に朱が差してきて、


昼ごろにはこんなに奇麗なピンクになる。



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12:14 







太陽を直接浴びて、


炎の色を吸収するかのように


いよいよ色が冴えわたる。



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14:38




隣では、


翌日咲くための蕾が


みるみるうちに膨らんでくる。







太陽が西に傾くのを待って、


その太陽が沈む前に


静かに己の命を閉じる。



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17:08




真昼の太陽より


更に赤く燃え上がり、


夕日の色より


更に濃い色で幕を閉じる酔芙蓉の花。








過ぎゆく時に


何の未練も残さず、


10輪咲いたら


10輪すべてが命をともにする。




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前日咲いて命を閉じた


その花の隣で、


新しく代わりの命を咲いた花。






昼ごろには


同じようにピンクに色づく。



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まるで7、8歳の少女が、


17、18歳の娘に変身していくような


そんな美しさを見せる。




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その娘が


20歳の大人に育った頃には、


それをあたかも見守っていたかのように


前日に閉じた花の名残は


ポロリと木から離れる。





閉じるのも


落ちるのも


木に何の未練も残さない、


実に潔い花である。



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そして夕日が沈む前に、


真っ赤に燃えた己の命も静かに閉じて、


隣のつぼみに命を託す。






その移ろいを


木で見てみましょう。



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朝、9時前まではこのような状態。



白い花が


今朝咲いた花。




赤い蕾のようなものは、


昨日咲いた花の名残。



昼ごろには


ピンクに色付いてきます。



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みんなの花が


真っ赤に燃え上がる頃から、


昨日の花の名残が


木から離れ始めます。




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静かに、


しかし確実に


世代交代が行われています。





そして太陽が西に傾くと、


己の命を静かに閉じ始めます。




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ヒトと違い、


花は


自分の命を自分で閉じる。





決して閉じさせられているのではない。




自分で閉じればこそ、


そこには悲しさもはかなさもない。




美しさのみが


心に残る。




命の終わりというものは


このようなものだと、


教えてくれているような酔芙蓉の一日。





自然を謙虚に眺めると、


いろいろなことに気付かされる。





素晴らしい自然の営み。






フヨウ揃い踏み ~秋色に咲く花達~


フヨウは、


7月頃から咲き始め、


10月頃まで咲き続けるが、


やはり今頃の花色が


一番美しく感じる。




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ちょっと色気づいているが「白花芙蓉」。





花びらが薄く、


どちらかというと可弱いので、


大雨と


風に花びらを傷めるが、


少しだけなら


可弱さゆえに美しさが際立つ。



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「芙蓉」とは、


ハスの別称としても使われ、


古典などにも引用がある。





白楽天が


『長恨歌(ちょうごんか)』で楊貴妃を


「芙蓉如面柳似眉」(面(かお)は芙蓉の如く、眉(まゆ)は柳に似る)と例えた芙蓉は


ハス。




『源氏物語』の


「桐壺(きりつぼ)」の巻の


太液(たいえき)の芙蓉も、


太液池のハスからの引用。





だから


木のフヨウは


当時


「木芙蓉(もくふよう)」と呼ばれていた。






「ピンクのフヨウ」。


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ピンクでも


ショッキングピンクなどと違い、


実におしとやかなピンクである。






雨の後の


澄んだ空の青に良く似合う。



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水滴を花面において、


短い命を輝かせる。






こちらは八重咲きの芙蓉。



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早朝白色で咲き、


昼前にはピンクに色づき、


午後からは


その色が赤に近くなり、


夕日を浴びて、


真っ赤な夕日色に染まる。




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誰が呼んだか、


その色の変化を、


お酒がまわってくる時の


色白の美人の酔うさまに例えて、


「酔芙蓉」 とは


よくぞ名付けた。







日本一美しい富士山の峰を


「芙蓉峰」 と呼ぶに至って、


いかにフヨウが


みんなに愛される


美しさを持っているかが良く分かる。






太陽が昇る前に咲き、


太陽が沈む前にしぼむ


一日だけの花なのに、


実に潔(いさぎよ)い花である。