井の頭公園散策「弁財天尊」 ~青葉の中の朱の社~
井の頭公園は、
井の頭池を取り囲むようにできた
自然公園だが、
池からイメージする、
不忍池のような円形の池ではなく、
ハートの形を
頭を西にして横に寝かせ、
下の方を長く東側に引き伸ばしたような形をしている。
東の方の
池の端にあたるところが、
あの「神田川」の起点であることを
知る人は少ないかもしれない。
今日の話題は、
その反対側、
西の端にある社。
この写真の左奥に
その社はある。
桜の季節ではあるが、
早いもので、
楓の新芽が鮮やかに芽吹いている。
新緑の
青葉若葉に囲まれて、
社の赤がやけに眩しい。
朱塗りの橋を渡ると、
御利益のありそうな本殿。
御本尊は
あの七福神の1柱
「辨(弁)財天」。
弁財天は、
七福神の中で紅一点。
神様も
恋をすることがあれば、
さぞやモテルと思うが、
弁財天は
いわば大蔵大臣だから、
結構細かくて厳しいかも。
キリスト教や
ユダヤ教
イスラム教は
唯一神だから、
その経典の中で、
神以外はみんな平等だと説いているが、
日本の神仏の世界には、
神様が多くて、
厳然とした階級制度がある。
そのような見方をすれば、
七福神の中で
いったい誰が一番上なのだろう。
これは、
堀切菖蒲園にある
「しょうぶ七福神」。
勢揃いした七福神の中で、
中心にいるのが
「弁財天」。
その前には
お賽銭箱まで備えてある。
財布を握っている神が、
やはり強そう。
東京には、
七福神巡りのできる神社が、
数えられるだけでも
31か所あり、
しょうぶ七福神のように、
一か所に七福神が全員集合しているところが、
確認できるだけで
21か所もある。
これは、
麻布十番にある
港区七福神の1
「宝船」。
よく見る構図ですが、
ここでも
弁財天は前列中央。
大臣就任時に
記念写真を撮るときには、
必ず首相が中心におり、
その左右に
二番手三番手の実力者が陣取る。
そんな日本人の感覚で
席を決められているのだろうが、
誰が決めても、
弁財天は中心のようだ。
七福神の中で、
一番力のある弁財天を祀る社。
そんな社がある井の頭公園のご紹介でした。
まだまだ続きます。
井の頭公園散策「桜」 ~2つの花筏~
桜の季節には、
毎年
上野公園や
千鳥ヶ淵の桜を
皆さんに見ていただいていますが、
今年は
ちょっと趣向を変えて、
遅ればせながら
井の頭公園の桜をご紹介します。
正確には
「井の頭恩賜公園」。
「恩賜公園」とは、
第二次世界大戦前に
宮内省が御料地として所有していた土地が、
公に下賜(恩賜)され、
整備された公園で、
庭園が下賜された場合には、
「恩賜庭園」と呼ばれます。
上野公園や
浜離宮庭園などがそうである。
さてその
井の頭恩賜公園。
東京都武蔵野市と三鷹市にまたがる都立公園で、
1917年(大正6年)5月1日開園。
三宝寺池・善福寺池と並び、
武蔵野三大湧水池として知られる
井の頭池を中心とした公園であるが、
そんなことは
近隣の人しか知らない。
日本桜名所100選にも選定されている。
池には
ハクチョウや
二人乗り足こぎボートが浮かぶが、
浮かんでいるのは
それだけではない。
こちらも仲良く
ス~イ、スイ!
こちらは
浮かんでいるのではなく、
浮かれている。
どこに行っても
桜の名所は
寒いのを我慢して
酒席を楽しむ人が絶えない。
池の水に浮かんでいるものが
もう一つ。
パラパラパラと
散った桜の花びらが
水面に浮いて
一塊になったもの。
誰が呼んだか
「花筏(はないかだ)」。
こんな風流な名前を付けた人の
感性やよし。
ところで
その花筏、
まさにその名前を持った植物があることを
ご存知でしょうか。
「花筏」。
ミズキ科の落葉低木。
別名
「ヨメノナミダ」。
驚くなかれ、
葉の真ん中に花が咲く。
この葉を一枚
水に浮かべれば、
いかにも
筏に花が咲いているような風情がある。
井の頭公園で見た
桜と花筏。
いかがでしたか?
ちなみに
井の頭公園は
「いのがしらこうえん」ではなく
「いのかしらこうえん」であることを
付け加えておきます。
ムスカリ1列縦隊で満開 ~天使の小部屋~
ムスカリが
やっと咲きそろいました。
咲くまでは
葉だけがだらだらと伸びて、
何とも言いようのない景色だったのですが、
花が咲くと
キリリと締まってきます。
下向きに咲くムスカリの花は、
ひたむきな感じで、
私にはどうしても、
天使のいる小部屋に見えます。
1つの花に
1人の天使がいてくれたら、
今、
我が家の庭は
天使がいっぱい。
でも、
「千の風になって」流でいえば、
♪そこに私はいません♪
♪眠ってなんかいません♪
♪千の風に♪
♪千の風になって♪
♪あの大きな空を♪
♪吹き渡っています♪
となりそうな。
シジュウカラたちが遊ぶ
梅ノ木の下から
藪椿が咲く
椿の木の下を通り、
ボケの花の咲く
庭の隅まで続きます。
顔を横にしてご覧ください。
やはり、
ちょっと見にくいですね。
(写真右側の空欄に字を書く方法を御存じだったらどなたか教えてください)
梅ノ木の下(東)から覗いた風景。
落ちた椿の花を右に見ながら、
突き当りのボケのところまで続きます。
ボケの花の方(西)から見ると
逆光になりますが、
こんな感じです。
どちらから見ても
ムスカリはムスカリ。
1つずつの花は地味ですが、
集団になると
それなりに美しい。
我が家では
花壇の縁取り。
ムスカリが終わる頃には
「ジュエル」の出番です。
(2010年8月撮影の参考写真です)
現在は
花壇の中で苗が大きく生育中。
シメ・初飛来 ~小さな庭にまたも珍客~
武蔵野の
住宅街の一角にある我が家の庭は、
わずか10坪ほどの小さな庭。
小鳥の好きな
梅ノ木や
椿の木、
金木犀の木が
シジュウカラや
メジロ、
スズメの遊び場になっているが、
今日は
またも初めての鳥が飛来した。
この鳥。
実際に初めて見る鳥なので、
写真撮影に少々あわてた。
全10枚のうち
5枚はピンボケ。
何とか見られる
残りの5枚を
ご覧ください。
「シメ」。
現実に初めて見る鳥でも、
名前くらいは知識として知っている。
しかし
どんな鳥であるかは知らない。
これも
ジョウビタキや
ツグミみたいに、
春になれば日本を離れる鳥なのだろうか。
くちばしの形状からすれば、
ひまわりの種など
容易に割って食べそうだ。
羽の色合いはこのような模様だが、
これはオス?
それともメス?
あとでゆっくり調べてみよう。
地面にも簡単に降り立つところを見れば、
虫なども餌にするのだろうか。
くちばしの形は、
小鳥屋で人気の
文鳥とよく似ている。
だから、
虫を取るためではなく
あるいは落ちている木の実でも探すために
地面の降りたのかもしれない。
くちばしの付け根から、
喉元にかけて
4つ足の動物の中で世界一の速さを誇る
アフリカの野獣
チータみたいな線が走る
精悍な顔。
梅はとうに散り、
藪椿の花が
木に何の未練も残さず
毎日何輪かずつ落ちる季節に、
新しい客を迎えて、
我が家の庭は
また新しいページを開いた。
渋谷・ヒカリエ ~東急得意の複合ビル~
「BUNKAMURA」の
「ザ・ミュージアム」で、
ルーベンス展を見たついでに、
せっかくですから、
まだ行ったことがない人のために
「ヒカリエ」を
簡単にご案内しましょう。
「ヒカリエ」とは
渋谷駅東口からすぐのところにあった
東急文化会館跡地に建設された
複合商業施設。
ここから全国に光を発する明るいところ、
程度のイメージで名づけられた名前であるが、
複合施設故
少し焦点ボケがして、
今一つ魅力に欠けるが、
渋谷の新しい名所にはなっている。
「渋谷ヒカリエ」
このビルのオープンをきっかけに、
今まで東急駅ビル2階にあった
東急東横線の渋谷駅が、
このヒカリエの
地下5階に移動したのは
つい先日。
東口から
地下に潜れば
自動的に地下3階に導かれる。
そこが
新しい東急東横線の切符売り場で、
(乗り場は地下5階)
ヒカリエへの
地下入り口でもある。
ヒカリエ地下3階入り口。
中に入ると
各階の案内板。
地下3階から地上5階は
東急百貨店が運営する
「ShinQs(シンクス)」という商業施設。
参考までに
読みやすく拡大してみましょう。
ファッションフロアも、
ライフスタイル雑貨フロアも、
仕切りのない店舗展開で、
広々としている。
ブランドコーナーも
さりげなくそこにあり、
109みたいな
細かな店が雑然と商品を飾り立てている状態ではない。
109とも、
東急本店とも、
客層が競合しないように考えている感じではある。
このような複合施設は
東急の得意とするところで、
前に案内した
「BUNKAMURA」もそうだし、
東急百貨店日本橋店の跡地に建設された、
「コレド日本橋」もそうである。
「COREDO(コレド)日本橋」ビル
東急は、
考え方が欲張りな会社で、
このビルには、
自分たちが運営する商業区画のほかに、
証券会社や
早稲田大学までが入っている。
コレド日本橋の
コレドとは、
「CORE(コア・中心=核の意)」と
「EDO(江戸)」を組み合わせた造語、
「COREDO」である。
こんな難しいこじつけをしなくても、
「これぞ日本橋」と
「お江戸日本橋」をかけた言葉だと
言ってもらった方が、
日本人の老若男女
どれほど分かりやすくて
覚えやすく、
馴染み易いかわからない。
ヒカリエと
その関連の雑談でした。































