井の頭公園散策「番外編」 ~園内の案内地図に一言~
井の頭公園には、
他の公園と同じように
園内案内地図が
各所に見られます。
その一つ。
左上の赤い丸状のものが
方位を表します。
地図というものは、
常識的に
見ている図の上の方が北、
下の方が南になるように書かれるものですが、
井の頭公園の地図は
南北を逆にして書いてあります。
中心にある赤い四角が
現在地。
案内板を設置してある場所が
見る人から南側にあるため、
このような常識外れの地図になっています。
こんな地図を頭に記憶すれば、
南北を勘違いする危険があります。
本来の地図はこうあるべき。
設置場所との問題があるとするなら、
設置場所を、
今のところではなく、
道の反対側(池の方向・北側)にすればよいだけのこと、
この地図は
南北も無視してあります。
右上に走っている中央線と
京王井の頭線の位置から推定すれば、
正常な南北の地図は
下記のようにならなければなりません。
これで、
井の頭池の東西の形がよくわかります。
この地図も
南北がほぼ逆で、
さらに少しずれている。
方位図に注意しないと、
井の頭池は
東が広く、
西に行くにしたがって細くなっている、と
勘違いが発生する可能性がある。
本来の方位で書くと
このようになる。
日本における地図は、
原則
上側が北で、
下側が南、
右側が東で、
左側が西と、
世界地図を見ても
日本地図を見ても
そのように決まっている。
観光客が見やすいようにと
園の人が勝手に思ったのかもしれないが、
それこそまさに独善で、
要らぬお世話の間抜けな話である。
きっちりと
南北を正常にした地図を書き、
見る人の北側に設置すれば、
設置した現在地だけを変更すれば、
同じ地図が使える理で
公園側も
見る人も、
大いに助かることになるはずである。
井の頭公園の
動植物には
まるで嘘がなくて非常になじみやすいのだが、
案内用の地図だけは、
何とも頂けなかった。
綺麗な終わり方にするために
紅白の桃の花に登場願いましょう。
出入り口のそばで咲いていた、
綺麗な紅白の桃の花。
井の頭公園の
熱帯鳥温室閉館延長に倣って、
井の頭公園散策のブログも
最終回を1回だけ延長しました。
今度こそ終わりです。
お付き合いいただき
ありがとうございました。
井の頭公園散策「熱帯鳥温室」 ~サヨナラの日にこんにちは~
この
井の頭公園散策のブログは、
私のブログの読者で、
よくここにもお出でいただく
「にゃあさん」 の
「井の頭公園、お茶の水(ちっち様にささげます)」 というブログで
熱帯鳥温室が
老朽化のために
3月31日をもって取り壊される運命にある、
という記事を見たのが発端で、
では
最終日に見に行かなくては、となったものです。
その最終日となるはずの
3月31日、
動物園に入場して、
「今日が最終日になる熱帯鳥温室はどこにありますか」と聞いたら、
「今日が最終日のはずだったのですが、
もうしばらく続けることになりました。
いつが最終日になるかはわかりませんが、
温室は
この先を右側に行った先にあります。」とのことだった。
井の頭公園の熱帯鳥温室は、
最終日が変更になったようだが、
しかし私の
「井の頭公園散策」のブログは
熱帯鳥温室の記事を持って
最終としたい。
ひときわ目立つ
「ショウジョウトキ」。
こんなに鮮やかな色の鳥は
日本にはいない。
朱鷺色(ときいろ)とは
読んで字のごとく
朱色のイメージであるが、
この色は
朱色というより、
ショッキングレッドとでも言った方がよさそう。
そりゃあ、
熱帯のジャングルにいれば、
これくらい目立った方が
仲間を見つけやすいだろうが、
でも、
目立ちすぎると
危険さも増すような気がする。
そんなショウジョウトキがいる
熱帯鳥温室。
しばらく
継続営業が決まったのだが、
告知の看板はそのまま。
この辺りが、
民間とは違うところ。
でも
4月1日になったら、
当然しまい込むのだろうな。
エサ台の上のショウジョウトキ。
しばらくしたら、
もう1羽が飛んできて
エサ台に陣取ったが、
餌はもうない。
たまたまショウジョウトキが2羽になったので、
あわててシャッターを切り、
家に帰って整理していたら
なんともう一羽の
黒っぽいトキが写っていた。
怪我の功名。
その名はきっと、
「アンデスブロンズトキ」。
ジャングルの木の上には
「ソデクロバト」。
白いハトなのに、
袖のあたり(風切り羽)が
黒色をしている。
本来は、
ジャングルの木の上が似合うのだが、
この鳥には、
鉄柵の上で我慢してもらいましょう。
「カンムリエボシドリ」。
もう1羽飛んできました。
夫婦なのでしょうか、
オスだけなのでしょうか、
よくわかりません。
くちばしの先が
口紅を塗ったみたいになっているところが
愛嬌。
これらの熱帯鳥のほかにも、
色々な鳥が放たれているらしいが、
何しろこの中が
ジャングルのようになっているので、
どこに他の鳥がいるのか
なかなか見つけられなかった。
だから、
読者の方は
これで我慢してください。
井の頭公園の
動植物のご紹介、
最終便でした。
何回もおいでいただき
ありがとうございました。
にゃあさんのブログでは、
ここに載せていない他の鳥も見られますので、
是非ご訪問くださいね。
井の頭公園散策「動物園」 ~かわいい小動物たち~
井の頭公園の動物園には、
サル山、
リスの小径(日本リス)、
野鳥の森、
熱帯鳥温室、
彫刻園、
資料館や
モルモットのふれあいコーナー、などがあり、
子供たちに大人気である。
ゾウの花子だっているのだが、
紙面の都合で
一部の小動物のみご紹介します。
アライグマ。
飼育員が、
時間になると
青い竹筒を中に置く。
すると彼らがやってきて、
その竹筒を抱えたり転がしたりする。
コロコロと転がると、
竹筒の上下に開けた穴から、
自分たちのエサが転がり出てくることを知っている。
だから、
出てきた餌を食べ終えたら、
またどちらかが竹筒を持って転がす。
その繰り返しが、
見ていて楽しい。
ヤマアラシ。
多分夫婦だと思うが、
仲の良いことこの上ない。
あるいは今、
ちょうど春たけなわで、
恋の季節に入っているのかもしれない。
この
背中のとげには、
百獣の王ライオンといえども手が出ない。
若いライオンが、
勢い込んで噛みつこうとして、
鼻っ面にこの棘が刺さりでもしたらもう大変。
手でひっかこうと
地面にこすりつけようと
逆針がついているので簡単には抜けない。
それが自然に抜けるまで
ライオンは何日も
獲物を食べるのに大変な不自由をする。
だから、
ヤマアラシなどは相手にするなと
親から教えられるのだが、
若さの暴走は
時々悲劇を生む。
ハリネズミや
ハリモグラなどのように、
ハリ○○○と呼ばれずに、
ヤマアラシなどというかっこいい名前をもらっているのは、
ライオンをも恐れさせる
そんな背景があるからかもしれない。
ツシマヤマネコ「トラジロウ」。
古い時代に
愛玩動物化されたネコだが、
ツシマヤマネコは
今でも野生の威厳を保っている。
立派に野生で暮らしていけるのだが、
生息数が少なくなってきて、
人工繁殖を試みるために、
井の頭公園も協力している。
全部で5頭飼育されていて、
残りの4頭は現在繁殖中のため非公開。
ということは、
トラジロウだけが独り者で
そして年寄。
そういえば何か寂しそう。
二ホンリス。
「リスの小径」という、
小さなリス舎に
数十匹が飼育されており、
中に入ると
あちこちで色々な光景を目にすることができる。
タイワンリスより少し小柄。
シマリスよりも少し大きい。
東京では
高尾山の林にも棲んでいるらしいが、
自然の中で目にすることは
すばしっこいので
なかなか難しい。
リスは、
ネズミ科なので、
ネズミと同じ仲間だが、
このふわふわしている尻尾のおかげで、
ネズミのように嫌われなくてすんでいる。
尻尾に毛がなく
露出していたら、
ここまではかわいがられてはいなかったろう。
運命を
尻尾が握っているリス。
園の中で
人を少しも恐れず、
すぐ目の前で
色々なしぐさをしてくれるリスは
本当にかわいい。
子供さんと一緒に
是非見学に行ってみてください。
その時には、
決して小鳥でも小動物でも、
「追いかけたらいけない」、ということを、
しっかりと教えてくださいね。
公園の鳩などを、
すぐに追いかけるのは
日本人の大人と子供に共通のことで、
この行動が、
日本の小鳥や小動物が
人から遠ざかる原因になっていることを
知らなければいけない。
親しさの表現は
追いかけることでは決してないことを
子供たちに教えましょう。
モルモットと触れ合える遊び場もありますので、
是非子供たちとお出かけください。
楽しい楽しい
井の頭公園内の
動物園(正確には自然文化園)の話でした。
井の頭公園散策「和鳥舎」~小鳥たちの園~
井の頭公園には、
小さな動物園がある。
上野の動物園と違って、
子供たちが触れ合えるような
身近な動物園である。
和鳥舎。
日本でよく見る鳥たちを
身近に見ることができる。
我が家の庭にも
よく来るようになった
「ジョウビタキ」。
ふっくらと丸まって、
危機感がない。
危険のないところにいて、
いつもえさが確保できれば、
何の心配もいらないので、
緊急発進のシャープな態勢を取る必要がない。
我が家に来る
ジョウビタキの姿と比べてみよう。
やはり、
我が家で見る野生の姿の方が
はるかに精悍である。
これは何だろう。
「フクロウ?」
「ミミズク?」
多分夫婦と思われるが、
何しろ人慣れしているので、
動いてくれない。
まるで剥製。
生きているのかどうか
確認することはできなかった。
ここにも
我が家でおなじみの小鳥。
「メジロ」。
おいしそうに
梨?の実をつついている。
カメラとメジロの距離は
約50cm。
ガラス越しとはいえ、
囲いの中で飼われていると、
人を全く恐れなくなっている。
自然の動物に
餌付けをするとこうなるので、
それは動物にとって危険なことだから、
餌付けするのはやめよう、という
自然を愛する人々の言い分がよくわかるシーン。
同じく餌をやるにしても、
囲いがあるとないとでは、
全くの違いがあるのだが、
我が家も気をつけなくては。
上野公園のような
大きな動物園ではないが、
上野公園の動物園よりも、
見学者と動物が
身近に触れ合える動物園。
そんな動物園のある
井の頭公園。
次回は
その動物たちが
少しだけ登場します。
井の頭公園散策「八重椿」 ~落花の造形・花舞台~
井の頭公園の
桜の時期は、
マナーの悪い人が多くて、
上野公園、
小金井公園などの
桜の名所より、
悪評高いものがあったのだが、
近年は
規制を徹底したり、
ゴミ箱を撤去したりして、
少しはましな環境になってきたらしい。
花は静かに愛でるのが一番。
桜の木の下を通り過ぎて、
野鳥の森あたりに来ると
静けさが漂う。
そこで見た
ひともと(一幹)の八重椿には、
これを世話する人の
得も言われぬお洒落があった。
親子連れも
思わず足を止める椿の木。
花がきれいなためでもあるが、
もう一つの理由がある。
椿の
株もとをご覧ください。
椿の花は、
さざんかや桜と違って、
花弁がバラバラにならず、
花がそのまま
首元からぽとりと落ちる。
人が打ち首になった時の
首が落ちる、ということを連想させるから、
縁起でもないといって
椿を嫌う人もいるが、
菊の花などのように、
萎れてもなお茎にしがみついている花と違い、
まだ綺麗なうちにぽとりと散るのは、
散り際が見事であるといって、
武士道に通じるところを
好きな人もいる。
私は絶対に後者。
だから我が家にも
藪椿の木を植えてある。
その
散った後の椿の花。
桜やさざんかと違い、
その花の形をきれいに保っているために、
ゴミとして捨てるには
もったいない綺麗さがある。
散った花に
最後の舞台を整えてくれている
ここの造園師の
花木に対する
愛情あふれる態度を思うと、
どのような方が世話しておられるのか、
一度お会いしてみたい気がする。
花舞台はまだある。
フェンスの上に
一輪ずつ置いてある。
大きな椿の花が、
無機質なフェンスに命を吹き込む。
実に洒落た心の持ち主である。
帰ってから、
写真を調べたら、
一枚目の写真に
それらしい人が写っていた。
ご覧ください。
左側の切り抜き。
通行人の一番向こうに見える人。
井の頭公園に
桜見物に来た人でも、
小鳥を見に来た人でもなさそうな人。
見ようによっては
間違いなく植木職人に見えます。
ひょっとしたら
この人の洒落だったかもしれない。
もし、
この人の為せる業だったとしたら、
私がこの椿の
落花の造形を
一生懸命に写真に撮っているのを見て、
そして、
親子連れが足を止めているのを見て、
「喜んでくれる人がいてよかった」と
思ってくれたかもしれない。
愛情あふれる
造園師のいる
井の頭公園の
野鳥の森の風景でした。
まだまだ続きます。


































