ムクドリの採餌法 ~気合一発!「カ~ッ!」~
小鳥たちの採餌法は、
捕る対象が何かによって
いろいろと異なるが、
ムクドリの採餌法は
ちょっと興味深い。
畑や
芝生などで
土の中にくちばしを入れて
餌をとっている姿を
ご覧になった方は多いと思うが、
彼らは、
餌を見つけてから
それを捕るために
くちばしを突き刺しているのではない。
芝生の奥の方に
影を潜めている
クモやダンゴムシなどの
小さな虫は
ムクドリから見えるところには
ほとんどいない。
見える虫を捕まえるためなら、
くちばしを開いて
その虫を咥えに行けば
それでことは済むのだが、
虫がいるかどうか分からないところへ
口を開いて刺し込めば
毎回
土を噛まされるのがいいとこ。
だから
彼らは
そんなことはしない。
まず、
口を閉じたまま
土の中に刺し込む。
そして、
刺し込んだ場所で、
気合の開口。
見ていると
あたかも
「カァ~ッ!」と
虫に向かって
叫んでいるようである。
その気合いに
虫が固まってしまって、
開けたくちばしの間に
転がり込んで来たら
すかさず閉じて捕まえる。
それが
ムクドリの
虫の捕まえ方。
だから、
虫がいなくても
毎回
土を噛まされることはない。
農作業の
トラクターの後をついて回り、
掘り起こされる
ミミズや虫の幼虫などを狙っている
セキレイや
サギなどと違い
ムクドリは
自分なりに
必死の努力をして、
土の中や
芝生や
草の中に
影を潜める虫たちを
探している。
刺し込んでは、
気合一発、
「カァ~ッ!」。
ダンゴムシなどが
転がり込んできてくれれば、
いただきである。
転がり込んでくる確率は
非常に少ないだろうが、
芝生の中には、
思いのほか
クモや虫が潜んでいるので、
何回かやっているうちには、
きっとおいしい
御馳走にも巡り合えるのだろう。
我が家の庭の
芝生には
時々ムクドリがやってきて、
そして一回りして帰っていくから、
芝生の庭は
彼らにとって
いい餌場になっているのかもしれない。
小鳥たちの
小さな世界も
虫たちの
小さな世界もあって、
小さな自然の姿が
垣間見える
我が家の小さな庭の話でした。
スズメのお風呂拝見 ~混浴はできません~
小鳥たちの話題ついでに、
今日は
スズメのお風呂拝見。
我が家の庭に来る
スズメたちは
水浴び用の水盤では
ちょこっと水を飲むだけで、
ほとんど水浴びをしません。
だからと言って
風呂に入らないわけではありません。
どんな風呂かと言うと、
こんな風呂。
縁取りで、
ヨクサクスミレを植えてある
花壇の端に
複数の穴ぼこ。
これが
スズメのお風呂です。
どんなに平らにならしても、
すぐにこんな穴を
掘ってしまいます。
こちらの花壇の
端の方にも
たくさんの穴。
この穴が、
スズメのお風呂。
大家族で我が家の庭に来たスズメたちが
それぞれ自分の好きな穴で
風呂に入ります。
メジロと違って、
こんなところで風呂に入るのですから、
当然
水風呂ではありません。
そう、
「砂風呂」。
こんなにして
気持ちよさそうに入ります。
一応、
周りを見回して、
安全が確認できると、
穴の中に入り、
メジロやシジュウカラの水浴びと同じように、
羽をバシャバシャト動かして
フェザーや羽毛の中に
砂粒を巻き込みます。
メジロやシジュウカラの水浴びのように、
羽毛を洗うというより、
体についている
ダニなどの虫を落とすための砂浴びです。
スズメの巣と
シジュウカラの巣を
ヒナが巣立った後に比べてみると、
確かに
スズメの巣の方には
生きた小さな虫が見られます。
いつもいつも
水浴びをして
清潔にしているメジロやシジュウカラと違って、
スズメの体には、
虫がついている可能性が高いですが、
戦後の子供たちは
髪や衣服に
シラミやノミがついていても
平気だったのと一緒で、
スズメは
虫などがついていても
平気なようです。
だけど、
少しは気になるから、
こうやって砂浴びをして、
虫を落とします。
アフリカにすむ
ゾウやサイなどの動物も、
あんなに厚い皮膚であっても
泥浴びをして、
虫などを落としていることを思うと、
スズメは
やはり野生そのもので、
他の小鳥たちよりも
虫などには負けない
強い生命力を持っているのかもしれません。
だけど本当は、
我が家に来るのだったら
水浴びをして
体を清潔にしていてほしいな~。
ちなみに
スズメの風呂は
1人用なので、
どんなに仲の良い夫婦であっても
メジロのように
混浴はできません。
スズメの春 ~子育ての家さがし~
「早春賦」
春は名のみの 風の寒さや
谷の鶯 歌は思えど
時にあらずと 声も立てず
時にあらずと 声も立てず
長野県大町市、安曇野あたりの
早春の情景をうたった歌とされていますが、
今の武蔵野にも
ぴったりと当てはまります。
でも、
やはり春は来ています。
すでに
番い成立。
と言うより、
いつもの夫婦かもしれないが、
何しろ
我が家の庭に来る
スズメの一家は
大家族を形成しており、
十数匹にのぼるので、
どれとどれがペアなのか
全く見分けられない。
今日は
2匹だけで
梅ノ木にとどまっている。
そして
巣箱が気になります。
この巣箱は
シジュウカラ用の巣箱なので、
スズメが利用するには
入り口の直径が28mmしかなく、
出入りするときに
少し窮屈。
それに
地上1mほどの場所にあり、
すぐ近くを
人が行き来するので、
用心深い
スズメが営巣するには
向いていない。
でも、
今まさに
彼らには春が来ている。
そろそろ、
営巣する場所を確保しなければいけないので、
ちょっと覗いてみる。
中の様子は
申し分ないと思うのだが、
場所が場所だけに
軒下を主に住み家とするスズメが
過去にこの巣箱を
使ったことはない。
春は名のみで
風はまだ冷たいが、
こんな巣箱が
ちょっと気になる季節に
なってきました。
スズメの春 ~アツアツ相合傘~
春が来ているのは、
メジロだけではありません。
スズメにだって
春が来ています。
アツアツの
相合傘。
頭のてっぺんを
少し雨に濡らしながら、
仲良く
メジロの餌を
ちょっとだけ失敬します。
いつも
粟粒だけを食べているスズメが
こんな食べ物があることを
メジロから学習して、
気が向いた時に食べてみるのだが、
少しだけ甘くって
思いのほかおいしい。
メジロのように
主食ではないので
たくさんは食べませんが、
代わりばんこに
のどを潤します。
「おい!二人で何を食べてんだ?」と
もう1匹がチャチャを入れますが、
恋する二人は知らんふり。
「馬鹿らしくて見ていられない」。
一人ぼっちのスズメは、
強がってその場を離れていきますが、
本当はうらやましくって
ちょっと寂しい。
そんなことにはお構いなしに、
二人はアツアツの
相合傘。
雨が降ろうと
雪が降ろうと、
二人にはもう
恋の季節
春が来ています。
多分もうすぐ、
巣作りの準備を始めることでしょう。



























