山崎豊子作『白い巨塔』がBSでやっていた。

 

主人公の財前五郎を唐沢寿明。里見脩二を江口洋介が演じている。

『白い巨塔』は何度も観ている。原作はなんと60年前!

 

今までは、財前憎し!の感情が優先であったが、今回は財前を認めて、もう少し丁寧に患者家族と話をすればよかったのに。と、財前の生き方や仕事に対する目標を理解し強く魅力を感じた。

 

財前は一流の医師である。患者の病を治そうと真剣に向き合って努力をしてきた。ただ、自分本位になってしまい患者の家族に丁寧に説明する事が出来なかった。

 

プロの1日も凡才の1日も同じ1日である。だから彼は部下の医師をもっと上手く利用しなければいけなかったのだ。そこが失敗で若かった。

 

私も探偵というプロフェッショナルの世界で生きている。

私の正義や信念は一般の方とは異なる。全ては依頼者の為に活動している。

 

探偵の日々の活動なんか、グレーゾーンか極めてブラックに近い活動も時にはあるのが現状だ。

 

『批判される事もあるだろう。しかし、私の行動に対して一点の曇りもない。ただ、無念なだけだ。』と財前の言葉に共感した。

 

本日の探偵は、週末の浮気調査の準備や会社社員の勤怠調査です。