不眠症、立ちくらみの整体治療 | 【大阪】 整体師養成校 ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院                      JHSC整体治療室 = 公式ブログ

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不眠症、立ちくらみの整体治療

腹部内臓の整体治療で改善した症例の解説です。
患者Mさん=49才-男性-会社員の症例


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①    Mさんの病歴・・・
患者Mさんは、別件(FD、慢性疲労、体重減少慢性腰痛)で来院されていましたが、4年前から重度の不眠症になり、立ちくらみも強いことから心療内科を受診して投薬治療をされていましたが、本件も併せて整体治療する事になりました。

 



②    Mさんの診察
【不眠症、立ちくらみの診察所見】
・途中覚醒で、就寝後1時間足らずで目が覚めるそうです。その後寝付かれず、輾転反側とするそうです。睡眠薬を服用しても少し改善する程度で、一晩に何回も目が覚めるそうです。
・立ちくらみの原因はよく分かっていないそうです。
・立ち上がる時だけでなく、事務仕事をしている時など、色々な場面でクラクラとするそうです。
・以前に立ちくらみが生じた時、ご自身で血圧計で測ったことがあるそうですが、その時は上が70mmHgだったそうです。
【慢性疲労、体重減少、お腹の張り、腰痛の診察所見】
・Mさんの身長は174cmで体重は52kgです。標準体重を67kgとすると、マイナス22%の体重減少。
・お腹の張る部位は左下腹部で、この6年間ほぼ一日中ずっと張っていて、(排便・排ガス後も)緩和する事が無いそうです。心窩部に軽度の違和感もあるそうです。また、心窩部でチャボチャボとする感じがあるそうです。
・腰痛の部位は、腰椎のL1~L5にかけてと、左右の腰方形筋の上端部だそうです。
・血液検査では軽度の貧血と尿酸値の低下が指摘されていて、貧血では担当医からヘモグロビンが少ない、と言われているそうです。ただ、特段の治療の必要はない、との事です。血糖値やクレアチニン・尿素窒素など、その他の異常値は指摘されていないそうです。
・下血、内出血、歯肉出血などは無いそうです。
・顔の血色はいい方ではありませんでしたが、指の爪の色は薄いピンク色でした。さじ状指などの指の変形はありませんでした。
・動悸や息切れも無いそうです。
・血圧は120/70mmHgだそうです。
・胸やけ、呑酸、ゲップなどは無いそうです。
・悪心、嘔吐、吐血などは無いそうです。
・便は1日~2日に一度あるそうですが、軟便傾向が多いそうです。少量の肉料理では大丈夫ですが、家族の方と同量の肉類を食べると下痢便になるそうです。脂肪食の際はそれ程下痢傾向にはならないそうです。
・6年前までは腹いっぱいになるまで食べていたそうですが、今は”腹八分目”にしているそうです。
・排尿回数は一日に数回程度で、血尿や排尿痛・遷延性排尿などは無いそうです。
・視診上、腹壁は全般的に陥没していました。
・腹部聴診上、グル音は微弱に聴取できました。血管雑音はありませんでした。身体を揺すると、心窩部で振水音が聴取できました(☚軽食の2.5時間後)。
・腹部触診上、左鼠径部深部にウインナー状に緊満したS状結腸と思われる緊張部位を触知しました。右季肋部から心窩部の表面が緊張し、その深部(幽門洞-十二指腸球部-下行部付近?)に著明な緊張を触知しました。また、左臍部から左恥骨結節の深部で縦に長い緊張部位を触知しました。

 



➂ 治療目標と整体治療
    ⑴    幽門~幽門洞および胃体の平滑筋の疲労と緊張を緩和する
    ⑵    同部の循環を促進し、細胞修復機能を促進する
    ⑶    S状結腸の疲労と緊張を緩和する
    ⑷    同部の循環を促進し、細胞修復機能を改善する
    ⑸    十二指腸、小腸、大腸の筋疲労を回復させ、循環を促進する
    ⑹    下部食道括約筋の疲労と緊張を緩和する

・胃、S状結腸平滑筋テクニック
・腸骨はがしテクニック
・左胃動脈、胃十二指腸動解放テクニック
・S状結腸間膜解放テクニック
・消化管平滑筋テクニック
・門脈解放テクニック
・下部食道括約筋解放テクニック

 

 



④    経過と結果・・・
・初診治療後、自宅に帰ると睡魔が生じ、数時間爆睡していたそうです。その日から2診目来院時迄の1週間は、いつもより途中覚醒が少なく、熟睡感があったそうです。


・4診目来院時、「一週間に内5日間は熟睡でき、不眠は2日だけでした」と仰っていました。また、立ちくらみも起こらず、気にならなかったそうです。


・その後、多少の揺り戻しはありましたが、9診目来院時には「この一週間に不眠は全くありませんでした」と仰っていました。そしてMさんの本来の主訴である

FD、慢性疲労、体重減少慢性腰痛」の治療が終了する13診目まで不眠および立ちくらみが生じなかったので、不眠についても治療を終了することにしました。

 

 


⑤     今回の症例の概説、、、
・今回のMさん不眠と立ちくらみについてですが、結局その原因およびなぜ改善したのか、その理由はよく分かりません。迷走神経反射や軽度の栄養失調など、色々と想定される事はありますが、どれも決定的な根拠は不明です。
 

・ただMさんは、標準体重よりマイナス22%も減少している「るいそう」状態ですから、これを治療していけば、不眠・立ちくらみも何とかなるのでは、といった一種の「直観」的なものがありましたので、今回はあまり深堀せず、体重増加に向けての治療目標で不眠・立ちくらみに臨もう、と思いました。

 

 

 

・いささか非科学的かもしれませんが、下手に小細工して不眠治療をするよりは、体重増加を図ってMさんの体力を回復させる事が急務であると考え、その後の事はその後に考えて打開策を見つける方が、治癒への最短距離と考えたわけです。
多少言い訳じみた概略になりましたが、いずれ今回のケースを再分析し、今後の糧にしたいと思います。



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