「骨盤の中心のズレが回復しない!」…骨盤矯正の整体治療 | 【大阪】 整体師養成校 ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院                      JHSC整体治療室 = 公式ブログ

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「骨盤の中心のズレが回復しない!」…骨盤矯正の整体治療
患者Sさん=47才-女性/ピラティスインストラクターの症例

 

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① Sさんの病歴・・・
患者Sさんは、長年ピラティスのインストラクターをされていますが、その「骨盤矯正運動を何年もしても骨盤の中心がズレた感覚のままで、なかなか正中に戻りません」と、相談を受けました。

 

 

 

② Sさんの診察
・ピラティス以外にも、カイロプラクティックや接骨院で治療を受けたことがあるそうですが、中心に戻った事は一度も無いそうです。
・特段の既往歴は無いそうです。血液検査や画像検査で異常を指摘されたことも無いそうです。
・ASIS(上前腸骨棘=骨盤左右の前方に尖って出ている部位)に左右差があり、右ASISが2cm程上昇していました。仙腸関節に骨性制限は左右ともありませんでした。
・腹部聴診上、血管雑音は無く、グル音はやや減弱して聴取出来ました。グル音の亢進部分はありませんでした。
・腹部打診上、全般的に鼓音が目立っていました。
・腹部触診上、腫瘤感や抵抗感はありませんでした。しかし消化管平滑筋の緊張と圧痛が全般的にありました。特に右腸骨(骨盤)と盲腸部の間が顕著でした。また、子宮底がやや右方偏位していました。

 

 

 

③ 治療目標と整体治療
     ⑴ 消化管平滑筋の緊張を緩和する
     ⑵ 盲腸部と左腸骨(骨盤)の癒着を解放する
     ⑶ 子宮底を元の定位置(正中位)に戻す

・平滑筋テクニック
・腸骨はがしテクニック
・子宮底解放テクニック

 

 

 

 

④ 経過と結果・・・
・初診治療後、治療前に約2cmズレていた左右のASISを患者Sさんがご自身で確認したところ、2cmのズレは改善し、ASISの左右差は解消していました。その後、Sさんがピラティス的な骨盤運動を試されたところ、「骨盤の中心の感覚が正中に来ています!」と、仰っていました。

 

 

 

⑤  今回の症例の概説、、、
・当院では、常々「骨盤のズレ(☚正確には骨盤の撓み)の原因は骨盤内臓の緊張-炎症-癒着などによる骨盤の引っ張り合いが多い」と主張していますが、今回のSさんのケースもその典型的な症例だったと思います。


・もし、骨盤内に「ズレ(撓み)」の原因があれば、アジャストやエクササイズで骨盤を外から表面的に矯正しても、骨盤が正中位に回復するはずはありません。特に女性は、婦人科臓器を骨盤内臓として有しているので、また便秘症も女性に多い事なども含めて、男性に比べれてはるかに上記可能性は高いと思われます。


・今回のSさんのケースでも、子宮底が右方に変位していたのですから、それ一つを取っても骨盤内臓がバランスよく配置されているとは想像され難く(☚レントゲンなどで容易に確認できます)、Sさんが「骨盤矯正運動を何年もしても骨盤の中心がズレた感覚のままで、なかなか正中に戻りません」と感じるのは、当然の帰結だと思います。

 

 


・従って、骨盤-腹部内臓の緊張・癒着を直接的に解放し、正常位に戻す事の出来る上記整体テクニック「・平滑筋テクニック・腸骨はがしテクニック・子宮底解放テクニック」が著効を示す事は当然だと思います。実際、当院の治験例においても、骨盤矯正患者さんの95%以上が上記整体テクニック「・平滑筋テクニック・腸骨はがしテクニック・子宮底解放テクニック」によるものです。

 

 

 

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