胆石症(胆泥)と逆流性食道炎の整体治療  | 【大阪】 整体師養成校 ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院                      JHSC整体治療室 = 公式ブログ

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胆石症(胆泥)と逆流性食道炎の整体治療 
患者=Mさん-36才-女性/主婦

 

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① Mさんの病歴・・・
患者Mさんは3か月ほど前に、突然みぞおちから左右の胸部に向けて放射状にえぐられる様な激痛が走ったそうです。その時は横になって激痛に耐えていると10分前後で治まったそうです。もともと、右季肋部~心窩部の鈍痛や右肩こりはあったそうですが、この様な激痛は初めてだったそうです。翌日病院を受診すると「胆嚢にジャリ状の胆石がいっぱいにつまっていて、胆管を閉塞しています。もう機能していないから手術した方が良いですよ」と担当医から告知されました。ただMさんは手術する事がどうしても嫌だったそうで、その旨を告げると「そのままだと、また疝痛発作を起こしますよ」と言われて、そのまま帰宅したそうです。結局Mさんはその後に鍼灸治療を受けておられましたが、それ程改善しないので当院に来院されました。

 

 

 

② Mさんの診察
・病院での検査では腫脹と同時に胆嚢壁が肥厚しているそうで、相当以前から胆石が溜まっていったのでは、と言われたそうです。また、食道に軽度の炎症があり「逆流性食道炎」も合併していたそうです。
・もともとは過食気味だったそうですが、ここ2-3か月は、食欲はほとんどなく、さらに逆流性食道炎によるゲップと胸やけ、呑酸があるそうです。少し便秘気味だそうです。
・血液検査や血圧等に異常は無いそうです。
・疝痛発作はここ最近起こっていないそうですが、右季肋部に「チクチク」とした重感とみぞおちの違和感があるそうです。
・腹部の聴診上、血管雑音はありませんでした。グル音は全体的に減弱していて、亢進部位はありませんでした。
・腹部打診上、腹部全判的に濁音でした。毎日便通はあるそうですが腹部は膨満していました。
・腹部触診上、右季肋部腹壁に緊張と圧痛があり、腹壁から容易に腫脹し小さな凹凸状の胆嚢底を触診することができました。また、右側胸部のR8-10で緊張と圧痛があり、同部で鼓音を聴取しました。
・結膜の黄染はありませんでした。褐色尿、灰白便、掻痒感は今まで一度もなかったそうです。
・右肩と右背部に軽度の鈍痛が持続しているそうです。

 

 

 

③ 治療目標と整体治療
 
    (ア) 横隔膜下の腹膜緊張を緩和する
・横隔膜下の腹膜の解放テクニック
・右結腸曲の解放テクニック
・小腸・大腸の平滑筋テクニック
    
 (イ) 胆嚢平滑筋の疲労と緊張を緩和し、胆泥を自力排泄できるようにする。
・胆嚢の内臓整体、平滑筋テクニック
・総胆管のマニピュレーション
・オッディ括約筋テクナック
    
 (ウ) 下部食道括約筋の疲労を回復し、胃酸の逆流を阻止する
・下部食道括約筋テクニック
    
 (エ) 消化管全般の機能を回復する
・小腸・大腸の平滑筋テクニック

 

 

 

 

④ 経過と結果・・・
・胆嚢がかなり腫脹していたので初回の治療は比較的容易に施術できました。施術中に4回ほど右季肋部で微細な排泄音を確認し、その後、腫脹した胆嚢が少し小さくなったのが触診できました。


・3回目の来院時、右季肋部周囲の腹膜が緊張して胆嚢を施術しにくくなっていたので、同部の腹膜緊張を緩和する手技を施術しました。


・5回目来院時、右季肋部の鈍痛-右肩こりなどの症状はかなり改善していたのですが、時折右季肋部に「ピクピク・チクチク」といった所見があったそうです。


・7診目来院時には、並行して施術していた逆流性食道炎の治療の効果としてゲップ、胸やけ、呑酸は全く解消していたそうです。


・10回目来院時、上記全ての症状はほぼ解消し、胆嚢底の腫脹も大幅に小さくなっていました。同時に胆嚢壁の柔軟感も回復していたので、落ち着いた頃に機会を見てエコー検査等で確認して頂く事を付け加えて、とりあえずの治療終了としました。

 

 

 

 

⑤ 今回の症例の概説、、、
・今回のMさんの症例では、疝痛発作が過去に一回も無く初めての発作だったそうですが、胆嚢壁が肥厚していた事から、かなり以前から胆泥が蓄積していた慢性タイプだったかもしれません。従って溜まっている胆泥を排出させるだけでなく、その後も自力で胆泥(胆汁)を排出できるくらい、胆嚢壁(平滑筋と呼ばれている筋肉)の疲労回復が必要と考えました。


・胆嚢は腹膜に包まれているので、胆嚢が腫脹していたことで反応性の腹膜が緊張していたことも、Mさんの治療を難しくした面がありましたが、腹膜の解放テクニックで一応クリアできたこともMさんの回復に寄与できたのでは、と考えます。おそらくこの腹膜緊張が、疝痛発作時の胸部への放散痛の原因だったかもしれません。


・今回のMさんの症例では「逆流性食道炎」も合併している、とのことでした。従って今回は通常の胆石症の治療だけでなく「下部食道括約筋の治療」に加えて「消化管全般に渡る治療」も併せて施術する必要がありました。ですから最初は「治療期間が長引くかな、、、」と、おもいましたが、意外とその割には両者とも早期に改善したケースだったと思います。


・その理由として、石状の胆石ではなく粒状の胆石であった事、技術的には「胆嚢」や「下部食道括約筋」と言った局所だけへの治療でなく、「小腸・大腸という消化管全般に対する平滑筋テクニック」を取り入れて、全体的に活性したことが早期回復につながったのでは、と思います。しかし「36才」、、、というMさんの「若さ」に助けられた症例かもしれません。

 

 

 

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