作品中にちりばめられたオマージュや新造語(流行語)の元ネタをご紹介していきたいと思います✨
ネタバレありなのでご注意ください!
これまでの小ネタ集はこちらから↓
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【19話】
(1)ソボンを探す哲宗みんな死んでしまった…と絶望するソボンの前に松明を持った哲宗が現れるシーン。
19話のサブタイトルは「地獄から戻ってきた者」なのですが、これはレオナルド・ディカプリオ主演映画「レヴァナント」の韓国タイトルからのオマージュ。哲宗がソボンを見つけるシーンは、レヴァナントの主人公が森の中で発見されるシーンと構図や雰囲気が似ています。
レヴァナントと本編の絡みの詳細はサブタイトルの深い意味③のep19の項をご参照ください。そこが…!?というところで繋がっております!!
(2)「데스노트/デスノート」ビョンインが残した謀反の通文のこと。
みなさんご存知の少年漫画「DEATH NOTE」に由来するあれですね。「名前を書かれた人が死ぬノート」は日本人には普通に知られてるのであえての説明は不要ですよね(笑)
韓国でも2006年の国内ベストセラー1位を取ったり、映画も公開されておりかなりの知名度のようです。
「よっしゃ!」「ゴー!」的な気合いを入れる為の掛け声。2004年SBS放送「パリの恋人」の女主人公の口癖「아자아자 파이팅(アジャアジャパイティン/よし、頑張るぞ)」が一般的に使われるようになった新造語。
この彼、だいぶ前から活躍してるんですけど、ずっと特に名前呼ばれてなくて、スクリプトブックにも「護衛武士1」としかないのです。
推測ですが、tvNで「哲仁王后」放送枠の次番組がソン・ジュンギ主演「ヴィンチェンツォ」だったので、その繋がりでソン・ジュンギ主演「スペース・スウィーパーズ」の役名テホから引用した、次のドラマ匂わせかも…?
この「外部に晒されてない安全な場所(외부에 노출되지 않은 안전한 곳/ウェブエ ノチュルドゥェジ アヌン アンジョナン ゴッ)」の「晒す」を意味する「노출/ノチュル」は漢字で「露出」でして。セクシーな意味で使われることもある単語なのです…。
「晒す」を露出に置き替えると「外部に露出してない場所」「露出したくてもできない」のやり取りとなり、今、何の話してる?!となる、うっすら下ネタでした🤣
「얼인/オルイン」は2003年イ・ビョンホン主演SBSドラマ「オールイン運命の愛」から生まれた新造語。ギャンブルで自分の持っているお金を全部賭けるという意味から転じて、「自分の力や精力を何かに注ぎこむこと」「何かに自分の全てを賭ける」の意味に。
前々から使われてましたが、小ネタ集から漏れてたので、ここでご紹介しておきます!
韓国ドラマ好きの皆さんなら、ご存知の焼酎(소주/ソジュ)をビール(맥주/メクチュ)で割った飲み方。いつビールのCMが来てもおかしくないプハーッぷり!
ソメクを飲みたいのは間違いなくボンファンの意識なのに、もはや夢の中でも自分の姿はソヨンになってるんだ…という点でも興味深いシーンでした🍺
(8)死せる少女の身支度
即位式当日の身支度をする大王大妃の様子がスローモーションになるこのシーン。なんだか、絵画の構図のようだなと思って調べてみたことろ、フランスの画家ギュスターヴ・クールベが描いた作品「死せる少女の身支度」に似ているような気がしませんか?
この絵画、1920年に初公開された際は「花嫁の身支度」というタイトルだったそうなのですが、後の研究による放射線検査で少女の服や顔などが上塗りされていた事が判明。足を洗ったりしている様子から通夜の準備の絵であるとわかり、タイトルが修正されていました。
「結婚式と思われていた日が通夜の日だった」という流れが、「大王大妃にとって権力の完全復活日と思っていた日が安松キム家栄華の最後の日になった」と言う本編の内容を暗喩しているように思えます。
「따블/ッダブル」は文字通り2倍の意味。タクシーがなかなか捕まらない時などに「料金をダブル(2倍)払うから乗せて!」と交渉する時に使う。
哲宗が後ろから「ダブル」って重ねて言ってるけど、たぶん意味は分かってないですよね🤣
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次はついに最終話…😭
なんだか名残惜しくなってきました…
ラストもどうぞお楽しみに!
ネタバレOKの方は考察もどうぞ〜↓
※画像はお借りしました。