水彩画のモチーフとしてよく描かれる風景にはある傾向があるように思う。
それは、“白” が美しく見える風景。
例えば、パラソルのある風景、白い壁の街並み、ヨットや漁船… 等々。
そういう意味で、“雪景色” は最も水彩画に合っているモチーフの一つと言えるだろう。
なぜ白が水彩画にとって重要で、白が効いていると水彩画が映えるのだろう。
透明水彩は、暗い色の上に明るい色が乗せられないということが基本、これを大前提とすると当然明るいところは塗り残すことになる。
塗り残した(触っていない)明るい色がきれいに見える(光る)ということは、とても不思議で 美しいことなんだと思う。
そういう意味で、雪景色は白(何も塗らない紙白)が多く、暗いところが少ないのでアラが出にくい、要は汚れる要素が少なく最少の手間で仕上げられるということ。
つまり、“簡単” と言える。
一方、夜景は暗い面積が広く汚れやすいのに加え、塗り残し箇所が小さく複雑なので、高いスキルがないと水彩画として成立させるのが“難しい” ということになる。
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私は、夜景を魅力的に描けることが、透明水彩画のスキルの一つのバロメータになると思っている。
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